(巻十九)萩ひと夜乱れしあとと知られけり(小倉湧史)

イメージ 1

8月9日木曜日

台風は読み通りに沿岸コースを通過し、東京直撃も関東上陸もなく北上してくれました。私は当たりサイコロ占いは外れでした。

台風を無事通したる夕日かな(根岸善行)

昼飯はT.Y.Harbor Restaurantでの昼食会となり、サイコロの御告げに従い鮭のバーベキューを頂いた。食べているあいだは量を感じなかったが、結構腹持ちがよい。在庫に鮭の句がなかったのでネットで探してみたが、皿にのせてある鮭の句は見つからずでござる。

昼飯に散財(1650円)したので帰路の一杯を節約し、久しぶりに上野駅十二番線のキオスクで酎ハイとピーナッツで立ち飲みした。キオスクのおばちゃんが顔を覚えていてくれて“まだ働いていらっしゃるの?”と一声かけてくれた。

帰宅すると細君がこの歌どう?
と一首読み上げた。

野分去り網戸にとまる蝉が啼く
地中のくらし懐かしむかな

いいね!どの新聞?
と訊くと“私が作ったのよ!”とのこと。
“蝉の一生は七日間ではなく何年間もの地中生活があったんだよね。”とのことです。
子育て期間を自分の地中時代に例えているようですが、まだ息子は全然育ち上がっていませんので、君はまだ土中です。ず~と土中に居てくださいね!

鳴くまでの手順を踏みて法師蝉(高澤良一)