(巻十九)空港の夜長の足を組みなほす(坂本茉莉)

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8月28日火曜日

火曜日なのでお休みをいただいた。

息子がスウェーデンから帰ってきてどっさりと洗濯物を出した。二人係である。
土産は機内サービスのクッキー、ストックホルムの磁石つき名刺サイズの写真プレート、会場となった大学のロゴ入りシャープペン(メカニカル・ペンシル)である。

洗濯を三度する日や心太(鈴木ゆみ)

午後は二時間ほど外に出た。9月末には組合保険の組合員資格を失うことになるので、駅前の区役所出張所に行って国民健康保険の加入手続きを確かめた。資格喪失証明書と自分の身分証明書があれば細君の加入も含めて出張所で手続きできるとの説明でありました。

生きるとも死ぬとも保険五月来る(東智恵子)

写真は団地内の百日紅かな?百日紅にはいい句がある。いい句かどうかはご意見もあろうが好きな句がある。

人恋ふるかぎりは老いず百日紅(斎藤いさを)

一日にして老婆は成らず百日紅(名和未知男)

百日紅思へば妻の名を呼ばず(工藤杏果)

道化師に晩年長し百日紅(仁平勝)

今日のコチコチ読書は“蘊蓄”と“Tocqueville”でした。トックビルの方は今日でよみおえましたが、

A recent conference, organised by the Tocqueville Society and held in the family’s Normandy manor house, dwelt on the various ways in which democracy is under assault from within, by speech code, and without, by the rise of authoritarian populism, under the general heading of “demo-pessimism”.

が要約になるのでしょうか?

平等を均質化とすり替えることにより個の喪失させる。
安定した物質生活を希求して均質化を受容し、個を放棄する。
個を放棄させて均質化し飼い慣らした羊にしてしまう。

トックビルのころから現在までこんなことらしい。

*教養がねえからこの手の記事になると読めてもわかんねえ!

栗飯の皆平等に栗の数(泉水清)