(巻二十)絵ぶみして生き残りたる女かな(高浜虚子)

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10月14日日曜日

一通りの家事活動のあと、図書館に英字紙の記事を拾いに出掛けた。
今の状況ではそうそう丸善までエコノミスト誌を調達には出掛けられないので図書館のNYTはありがたい。

In human DNA, a gift from the Neanderthals

Britain’s ‘new puritans’: Youth drinking falls sharply

Gandhi, private and public - Book Review

をコピーした。
隣では英米系のご同輩が日曜版を読んでいたが、葛飾の外れのショボい図書館までこういう状況であります。多民族化は凄まじい勢いで進んでいますなあ!

租界めく町の匂いや夏の果(村井康司)

図書館を済ませて、駅前で開催中の“亀有ロックフェスティバル”をのぞきに行った。足から来るという自覚があるので歩幅を大きくとってスタスタと歩いた。

兜町足から枯れていく男(秋尾敏)

会場の人出はそれほどでもない。
ステージではバンドがいつまでも音合わせをやっている。そもそもロックは元より音楽にわからないので退屈になり、さっさと“ときわ”に移りハムエッグで一杯やった。つまみのときは醤油である。

店のテレビではプロボウラー試験に落ちまくる人の密着取材番組を流していた。
取材対象のうち、お一方は46才独身職業不明で、18回失格だそうです。
もう一人はボーリング場の支配人さんでプロボウラーになりたくてボーリング場で働いているうちに支配人になってしまったと云う、同じく50歳前のおじさんで、16回不合格だそうです。
番組の説明ではプロテストは4日間で各日15ゲーム投げて合否はアベレージが200点以上だそうです。
私のハイスコアーは120ですから大きな口はきけませんが“200”でいいの?とは思いました。
ハッピーエンドで終わるのかと見ておりましたが、ノット・ハッピーエンドでした。
どちらの挑戦者も平常心を保てれば200は充分出せるのでしょうが、二日、三日と経つと崩れてしまいました。
4日間60ゲームの意味はそこにあるのですね!

まだ夫に試験のありて夜食かな(萩谷幸子)

フラフラしたあと帰宅し机で書など捲っておりますと細君が朝日歌壇・俳壇を持ってきて、“どうだ?”と訊くので、

まんじゅしゃげ生きるはつらしまんじゅしゃ安達ヶ原の鬼のかんざし(美原凍子)

は書き留めるね。

台風に負けし欠席届かな(宮本幸子)

も書き留めるな。

と答えた。

“ごきぶりに羽のあること忘れ居り(牛窪咲枝)もいいでしょ?”とおっしゃる。
午後遊びに出て帰りが遅くなったことへの皮肉と解釈いたしました。

今日のコチコチ読書、

和文

伊勢神宮の今日的な意味 - 曽野綾子新潮文庫 百年目 から

*相変わらず読みにくい文章が続く泥沼であります。

英文、

School bullying - The unhappiest days in their lives (The Economist October 6th 2018) いじめ、イジメ

*これも継続コチコチです。イジメが世界的問題だということは分かりました。ただし始め大きく風呂敷を拡げておいて、だんだんと尻窄みなっていく記事なのでつまらない。