(巻二十)次の世は蝿かもしれぬ蝿を打つ(木田千女)

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11月22日木曜日

オフィスと云うか、キザな言い方をすればfirmがそう云うので神田鍛冶町にある写真スタジオに営業用と思われる写真を撮りに参りました。
鍛冶町の薬剤師会館の隣りと云うことでしたので、大手町で降りて神田橋を渡りました。
橋の上を高速道路が走るのは日本橋と変わらないのですが、神田橋の上の高速道路の方が低いような気がします。ご覧の通りの圧迫感です。
スタジオと云うので期待しましたが雑居ビルの一室でした。
機材はニコンでカメラに四十五度に座り顔をレンズに対面してのポーズです。真面目な顔から始まり笑顔で終わる写真を左右からと上下に視点を動かせて各10枚づつくらい撮影したようでした。
写真師は五十絡みのおばちゃまで“その笑顔、いいですねえ!”などと言葉を挟みながらパシパシとシャッタ-を切っていらしゃいました。
私のガラホで撮影風景を撮って呉れませんかとお願い
しましたが、断られました。
出来上がりをみせてくれましたが、解像度が高いのも考えものです。フィリピンでの灼熱の36ラウンドのツケが顔のシミとなり何ともな容貌です。
鍛冶町まで来たので正則とか錦城の前を通り神保町まで古本探しに歩きました。
駿河台下の三茶書房で

安吾新日本地理-坂口安吾(河出文庫)

を五百円で購入。新版の価格が580円になっていますから、なかなかのものです。

続いて隣の三省堂4階の古本コーナーに上がりました。
ここでは、

汽車旅の酒-吉田健一(中公文庫)新版八百円古本460円

男の遠吠えー藤本義一(中公文庫)新版三百円古本150円

わかっちゃいるけどギャンブル-アンソロジー(ちくま文庫)新版八百二十円古本400円

日本人の知恵-アンソロジー(中公文庫)新版三百二十円古本150円

仕入れました。

十分仕入れましたので三崎町方面への進出は取り止めて、小川町に戻り懐かしい“やきとりコーラク”をのぞいてみました。

コーラクの店先に着いたのは五時ちょっと過ぎた頃で、まだ提灯に灯りが入っていませんでした。(写真は6時ころの帰りどき)
ダメ元でスライドドアを引いたら開いたので中に入ると、髭のオヤジと女将さんが新聞なんぞを拡げながら相撲のテレビを見ておりました。
こちらが元の馴染み客だったことなど忘れてしまったようで、はじめは他人行儀なあしらいでしたが、少しづつ勘がもどったようでじいさんの話などしながら三杯も呑んでしまった。(煮込みとコップ三杯で千二百五十円)

相撲は贔屓の貴景勝が一敗で先頭を走り、これまた贔屓の高安に二敗で貴景勝を追っている。三十六歳の嘉風も勝ち越ししそうで楽しみだ!

なんとも宜しい連休前の夕暮れでございました。

そういうわけで、誤字脱字が多々あるとおもいますが、

蒙御免

でございます。