(巻二十)あの本の毒まわりたる烏瓜(森田緑郎)

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12月4日火曜日

今日の写真は文科省正面入り口の横に飾られている大学の宣伝です。

香しき檜の枡の角に塩のせて味わう一合の酒(兼松正直)

何とも暖かく良い日和で睡魔に襲われっぱなしの一日でございます。

頬杖に睡魔をあつめ十二月(雨宮抱星)

お役所に打ち込みました回答については予想通りご検討に時間を要しているようで二十四時間経過するもお沙汰なしでございます。

昼はこれ以上の睡魔にはたえらませんので超軽めのサンドウィッチと珈琲にしておきました。

帰宅して夕食を共にしましたが、
細君は美容室に行って若いお兄ちゃんたちと話をしてきたそうです。
お兄ちゃん美容師Aは生活が乱れ気味のようでろくな物も食べすに暇があるとパチンコで体調も良くない危ないタイプだそうです。一方Bは自炊で健康管理も完璧。堅実にお金を貯めていていつか自分の店を持つというはっきりした目標を持っているそうです。
そういうわけですから好青年Bは自信に溢れていて言葉のはしはしにそれが表れるそうです。自堕落青年Aは反対にショボンとしていて切ない話し方をするそうです。
それでいて、細君は“Bは嫌ね。なんとなくAの方がいいわ!”と言っています。
(細君と知り合った頃私はショボンとしておりました。)
女性にはこういう面があるようですね。
もっとも、悪女や毒婦に夢中になる男も沢山いるのですからどっちもどっちということでしょうか。
(細君と知り合ったのは悪女で失敗した直後でございました。)

悪女かも知れず苺の紅つぶす(三好潤子)

今日の読書は、

Drone deliveries take off (The Economist Oct. 27, 2018)ドローンによる配達実用化

の終盤を読みました。ドローン配送の可能分野に沖がかり船への物資補給が検討されてあるようです。

Next month, in Singapore, a drone made by Airbus, a European aerospace group, will begin ferrying supplies and spare parts to ships moored offshore. Airbus is working on the project with Wilhelmsen, a marine-services company. Wilhelmsen reckons that using drones will reduce delivery costs to vessels by up to 90%, and will be safer than employing launches to carry those deliveries by sea.

確かに通船で運ぶのと、ブーンと飛んでいくのじゃ費用は大違いですね。ドローンの積載能力にもよりますが船用品の運搬もそういう時代に入ったのですね。
英文中に
marine-services company
という言葉が出てきます。沖商、シップ・チャンドラーのことでしょう。船用品納入業者を昔、港ではそう言っておりました。ネットで検索したところシップ・チャンドラーはまだ生きている言葉でしたが“沖商”はネット上では絶滅しておりました。

コンテナ船発てり春の陽満載し(大串章)