(巻二十)仏蘭西へ行きたし鳥の巣を仰ぎ(菊田一平)

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12月29日土曜日


「今日だけですよ!明日からは手伝って貰いますからね!」とビッシッと云われて細君からお暇を指し許されました。ただし細君ご所望の「私の生い立ち-与謝野晶子(岩波文庫)」を神保町の岩波アネックス・神保町ブックセンターで買ってらっしゃい。併せて岩波少年文庫の目録も貰っていらっしゃいとの任務を負わされた。
そんなわけで、フランスには行けませんが、かつてカルチェ・ラタンと云われた辺りを歩いてみることにした。

すす逃げやなんだ神田の神保町(有馬朗人)

そのブックセンターですが珈琲ショップと抱き合わせのどっち付かずの中途半端な本屋なものですから、店員さんも本屋の店員という意識よりは珈琲ショップの店員との“ノリ”でございまして岩波が新聞で広告を打っている新刊文庫の棚が分からないのでございますのです。何とか見つけて頂き、私も一緒に広告されていた、

「幕末の江戸風俗-塚原渋柿園

を頂きました。
文体が維新・明治調と云うのでしょうか、憧れの文体でしたので新刊でしたが頂きました。

体型に合はぬ外套文語文(前田半月)

靖国通りに北向の古本屋街を駿河台下に歩きながら

「私の選んだ文庫ベスト3-丸谷才一編」ハヤカワ文庫
「考えるヒント - 小林秀雄」文春文庫
文化人類学のすすめ ー 祖父江孝男」講談社学術文庫
「ゴリラ探検記(上・下) - 河合雅雄講談社学術文庫

を買いました。

駿河台下から、カルチェ・ラタンを上りお茶の水橋から神田川を上手・下手と一撮いたした。
御茶ノ水駅も改修工事をしているようでございます。確かにあの駅のホームの狭さでは危のうございますな。

昼飯を御茶ノ水駅辺りで食べようかとも思ったのですが、どこで食べても大したことはなさそうなので、どうせ銭を落とすなら知っている“ときわ”にしましょうと亀有に戻りました。
今日も爺とおカミさんが勘定のことで言い合いをしていましたが、どうも爺さんがつけ忘れの取り忘れをするらしい。
いざの勘定となりましたら、カキフライ定食の分がスッポリと抜けておりまして、ちょっと心配ですねぇ。

そう言う私も細君から云われていた買い物を二点忘れ帰宅し、心配され叱られております。

はしばしの言葉とんがる十二月(若林好)


「一将功成 華僑の冷飯ぎらい - 邱永漢」中公文庫 食は広州に在り から


BBC podcast - Foodchain

Science とMoneybox
という番組を聴いているのですが、今週の内容がつまらないので他の番組を探していましたところ、“フードチェーン”にあたりました。
タイトルのように食品化学と環境保護にベースを置いている番組構成のようです。