(巻二十)税重く財布の堅く春遠し(藤本泰三郎)

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12月31日月曜日

晦日定めなき世のさだめ哉(西鶴)

午前、駅前まで買い物に出掛けた。今晩の夕食の刺身、昼飯のサンドウィッチほかのパン、休み中のバナナ、牛乳、ヨーグルト、納豆、休み中の茶菓子であります。
魚屋と肉屋が大変な混雑になっていましたな。

十二月肉屋に立ちて男の背(正木浩一)

は義妹との年始訪問日程の調整をしていましたが、義妹と豚児は似たような性格で、この二人を引き逢わせようと細君は“間に入ってさあ大変”と云ったところです。
やはり嫁さんをもらうなら長女にしなさい。もっとも1.7人ですから女の子が生まれればみんな長女になっていまいます。なかなか次女がいる長女はいないでしょうが、私が言っているのは当然一人娘の長女ではありません!

一年を振り返れば、と云うかここ五年ほどのことは句集に遺したことです。今年の場合はやはり転職がには一大事でありましたなあ。

秋風や歩くと決めしときにバス(稲垣きくの)

どちらへもころがる運や檪の実(高橋将夫)
ムーミンさんありがとうございました。

が健康でございましたのが何よりでこざいます。

風邪うつしうつされわれら聖家族(伊藤白潮)

句帳を捲りまして心持の句を引けば、

春愁の昨日死にたく今生きたく(加藤三七子)

秋の暮生き足りしとも足らずとも(稲垣長)

マスクして命少々惜みけり(大西順子)

いなくなるいなくなるぞと残る虫(矢島渚男)

形象への未練に歪む雪だるま(野間口千賀)

紅白は聴きません。BBCを聴きながら寝ます。
晦日を元日にポストするのも何ですので、送り込みます。