(巻二十一)夏の月ムンクの叫びうしろより(阿部宗一郎)

イメージ 1

イメージ 2

1月29日火曜日

回転扉が壊れる程の強風であったのかな?

開け閉めの門扉のきしむ余寒かな(大橋あきら)

熱湯の栓のありかが分かったので念願のカップヌードルとチャーハンの昼飯と致した。我が家ではカップヌードルは塩分の観点から有害食品扱いになっていて食することが叶わない。このように外に出られているうちは口に入るが引きこもるようになればまずお目に掛かれまい。
まして、チャーハン・ラーメンセットは絶望的であります。

らあめんのひとひらの肉冬しんしん(石塚友二)

炒飯を妻に分け置く一茶の忌(しかい良通)

そう言えば、先週の金曜日に日高屋で野菜たっぷりタンメンをいただいたが、ラー油を垂らしていただくタンメンもまた格別のご馳走である。
何事も自分にとって価値あるものが価値あるものでござる。ソクラテスもそう言っておられる。

タンメンの白と緑や夜半の秋(今井聖)


EUEPAでは靴のTQが実質上なくなるようですが、それでよろしいのではないでしょうか。

靴裏に都会は固し啄木忌(秋元不死男)

がおしたしにした残りを生けたらしっかりと花を咲かせてくれた。
毎年のことだが、その毎年のことがうれしい。

この句も毎年の句でございます。

菜の花を挿すか茹でるか見捨てるか(櫂未知子)