(巻二十二)埴輪の目色無き風を通しけり(工藤弘子)

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5月2日木曜日

は無言で出て行った。暫くは平穏な日々が続いて呉れるだろう。
あたしゃ新柏の歯科へ検診に出掛けた。左下のインプラントが入って1年経った。引っ越ししてから2年経った。
早めに家を出たので柏のBOOK・OFFで古文庫本を漁ることにしてイトーヨーカ堂に入った。柏にはもう一軒古典的な古本屋があるそうだが、先ずは分かり易い店に行ってみた。
飲み屋もチェーン店に淘汰されてしまったが古本屋も同様である。
在庫量は豊富だしバラエティもあるので文句はないがチェーン店だから特色というものはないな。
文庫本コーナーの端に所望する平成の流行作家以外の“その他”の書架があり、

「今宵もウイスキー - 太田和彦編」新潮文庫 *アンソロジーです。著名作家の酒エッセー

「養老訓 ー 養老孟司新潮文庫

を購った。

歯科診療迄にさらに時間があったので新柏東武ストアに寄ってが所望の梅酒を調達した。この梅酒が旨いというわけではないが、この300mlという容量が重要だという。は梅酒を整腸剤としてスプーン一杯をお湯割りにして飲んでいるらしい。消費量が少ないので大瓶だと開封してから何ヵ月も経ったものを飲むことになる。それが嫌だそうだ。だからデカ瓶は嫌だしワンカップでは淋しいのでこの300mlにこだわりをもっている。二本買った。
新柏に住んでいた頃は日々立ち寄った東武ストアである。ドラッグエンドーが店仕舞いしたようでそこのところは板張りで囲われていたが、あとは高橋さん、宮本さんをはじめとするレジのおばちゃんを含めてお変わりない。
さて歯科である。予約時刻の5分前に入り5分前待って椅子に座った。椅子が新品になっている。先生はまだまだやってくれそうなので安心した。歯科と床屋を一緒にしてしまうが、歯医者さんと理容師さんはあまり変えたくない。はこちらに引っ越してから歯科が合わずブツブツ言っている。
新柏の加藤歯科の先生は直球型の先生でそこが魅力である。加えて衛生士さんたちが美形揃いだからあたしゃ動けるうちはこちらに通うつもりです。
お見立ては異常なしでしたが、少し左下を削っていただいて噛み合わせを楽にして頂いた。歯石がだまっているのでその処置を後日ということで診療を終えました。あらためて、美形!をちらっと見て退室した。
柏に戻り、久しぶりに西口の庄屋に入り海鮮丼で一合いたした。ここの庄屋はまだ三段重ねを出し呉れるので幸せになれます。意地汚い呑兵衛にとって升からグラス、受け皿からグラスへと酒を戻す所作には堪えられないのがあります。
一合でホロ酔いとなり、よい心持ちになって、クレストホテル裏の本格的古典的古本屋“太平書林”へ向かった。
ご覧の通りの正統派であります。店内雑然、足の踏み場を探しながらの書架移動です。チェーン店のように作家ごとにまとめてあるわけでござあませんので、良書をもとめてジャングルの探険でございます。エキサイティングです。
在庫量はチェーン店に劣りますが、平成の流行作家の文庫本はほとんどございませんのであたしにとっては遥かに膨大な蔵書と申せます。
ゆっくりと探して、

「人とつき合う法
- 河盛好蔵新潮文庫

「地図のない旅 - 五木寛之集英社文庫

「胡堂百話 - 野村胡堂」中公文庫

「清貧の思想 - 中野孝次」文春文庫

「江戸の坂東京の坂 - 横関英一」中公文庫

を頂いた。
ご主人は四十代かな?穏やかな方であります。
一点ケチをつければ店構えが南東向きである。


キタさんは死海でプカプカ、マリさんはスペイン階段で“はい、ポーズ”してます。やはり十連休で皆さん翔んでますね!