(巻二十二)金の事思ふているや冬日向(籾山庭後)

イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3

5月6日月曜日

“金のこと”とはいくらくらいのことを思っているのだろう。生活感のある句に読めるから日常の生活費程度の額なのだろうか?わたしは金のことはに押し付けたので、あたしが思う金は最大で三万円までであります。酒にしろ、本にしろ一回の支出が千五百円を超えることはない。ちょって前までは千二百円が目安だったがインフレを感じるなあ。

不満げな妻の相槌走り梅雨(本杉康寿)

その立夏だと教えてくれた。

のらのらと生きて立夏のうすき汗(大木あまり)

の11連休も終わります。最後の一日は駅構内の床屋さんへ参りましたが皆さん考えることは同じようで店頭の混み具合表示ランプは赤でございました。こういう店にもインド大陸系のお兄さんが刈ってもらいに来ている。

冬晴れのとある駅より印度人(飯田龍太)

普段でも早く終わる床屋が一層手早く木の葉髪を始末してくれました。

安ければ速き床屋や都鳥(小川軽舟)

すっかり旅行気分になったから旅行用の鞄を買えと言われている。あたしだってポーランドで買った短期旅行用のいいリックを持っているのだ。改めて鞄を買う必要はないと思うのだがはリックは嫌じゃと言うのである。
一緒に連れていってやるのだからのと同じようなバックにしろと云うので写真のバックにしようかと思うが、買ってからああだこうだ言われたくないので一撮して了解を得ておいた。

駅前の賑わいもやや疲れが出たようで湿りがちである。そんな疲れ気味の通行人にアマチュア大道芸人が一生懸命に演技して、細やかな称賛を求めていたが、僅かな拍手もない。

譬ふれば回り疲れし春の独楽(鈴木幸江)

寝酒用のウイスキーが切れたが、切に飲みたいわけでもなく、買わずに帰宅した。

永らへてみても良し悪し寝酒かな(?)

何もせず、何処へも行かなかった大連休は長く感じるが、もう少しすれば毎日がこうなるわけだ。それも疲れそうだなあ。

休日は老後に似たり砂糖水(草間時彦)



「春侘びし - 鏑木清方岩波文庫 鏑木清方随筆集 から

を読み終わりました。感想を持つという種類の文章ではないようです。

明日の仕度をいたした。

定期財布ハンカチ小銭入立夏(川崎展宏)