(巻二十二)雑用の中に梅酒を作りけり(阿部みどり女)

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6月16日日曜日

朝のとの会話の話題はハッシュタグのことでございました。が新聞のコラムでこのことを知り、に“おとうさんは知ってたの?”と来た。
あたしゃ知りませんでしたよ。シャープだとばかりおもっていましたよ!

朝寝して時代遅れの予感かな(中西恒弘)

と近くのショッピングモールに布団カバーとあたしのシャツ、パジャマ、ティシャツを買いに出掛けた。
10時開店ともに入店し、さっさと買い物をして、食品と昼飯用のサンドウイッチも買って一時間で外に出た。
とにかく買い物も雑踏も嫌いであります。

もっとも、水元公園に行ったって、堀切菖蒲園に行ったって雑踏でしょう。年寄りは平日に行動すべし、です。



鴨長明と方丈の庵 - 中野幸次」文春文庫 清貧の思想 から

を拝読いたしました。

『 長明氏ではないが、人が幸福かどうかは外見ではわからぬ、物の見方のコペルニクス的転回さえ行えば、人に拘束されぬ山中の貧しい暮しにこそ真の平安があるかもしれないのだ。
そしてこのように、
- 夫[ソレ]、三界ハ只心ヒトツナリ。
衆生が活動する全世界は「心ヒトツ」の持ちよう如何で価値が逆転する。自分はもし安らかな心が得られないのであれば宮殿・楼閣も望まぬ、いま自分は乞食同様の身となったのであるが、山に帰ってここにいるときは世間の人が名利の世界にあくせくしているのを憐む気になると、こういう価値の逆転を行わせた原動力が仏教であったわけだ。鴨長明は決して他の出家者のように仏道修行一途の者ではなかったけれども、それでもこういう心境をたのしむことが出来た。』

足るを知るそう言われても青蛙(川辺幸一)

以前、車谷長吉氏の世捨人についてのエッセイを読みましたが、

『 以上、永井荷風尾崎一雄吉行理恵の小説について、世捨人の精神の姿を見て来たが、世捨人の文学とは、贅沢さえしなければ、最小限喰うて行くには困らない金や家があること、つまり世俗のただ中へ出て働く必要のないこと、知的センスがあること、無常観というようなものがその底にあることなどが特徴として挙げられる。 』

の方が、わたしには分かりやすいです。



朝日俳壇

コラムで殿岡駿星氏が橋本夢道氏のことを紹介されていた。殿岡氏は夢道の娘婿らしい。ほんの少しだけ夢道のことがわかった。

妻にいふ夢道の俳句鉦叩(田窪正利)