(巻二十二)女菩薩とまがふ妻居て懐手(吉田未灰)

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6月17日月曜日

そう思おうと思えば菩薩かもしれない。“昼は菩薩で夜は女夜叉”が理想像だそうだがそうはうまく行かない。

妻よおまえはなぜこんなに可愛いんだろうね(橋本夢道)

今度、ノロケ句というのを探してみようか。

我が妻を絵に描き取らむ暇もが
旅行く我れは見つつ偲はむ(物部古麻呂)

午後お暇をいただいたが、特にやりたいことも行きたいところもない。
古本屋でも覗きに行こうかと思ったがこの町にはない。綾瀬まで一駅電車に乗った。定期券を持っているからできることかな。
綾瀬には二軒古本屋はあるが、両方ともチェーン店だ。文庫本は沢山あるが趣がない。
どうしてもと云う本はなく、何も買わずに亀有に戻り“ときわ”に落ち着いた。

ご常連に声を掛けられながら席に落ち着くと、ヒュー・グラントをちょっと膨らませたようなアンちゃんとその日本人彼女が一つ離れたテーブルで丼をツツいていた。
英語勉強中の親爺は喋りたくてしょうがないのだが、切り出せずにいた。ご常連さんが場を取り持ってくれてすっかり国際的な雰囲気の店になってしまった。
ヒューさんは本当はクリスさんでロンドンの北の方の方だという。
因みにフィリピン女性ご同伴のご常連さんは元商社マンだそうだ。

あたしゃあまり長居もしたくないのでビール一本で切り上げて生協で買い物をして帰宅した。
梅やらっきょうの仕込みの季節のようで生協の入口にはご覧の通り青梅とらっきょうが並んでいた。

志ん生のびんぼう自慢梅漬くる(望月秀子)



「水と江戸時代が残る町-千住 - 川本三郎ちくま文庫 私の東京町歩き から

の前半、お化け煙突の話を読み終わりました。

お化け煙突が取り壊されたのは昭和三十九年だと書いてあります。1964年ですか?オリンピックの頃か!

関屋あたりから町屋までの京成電車の車窓から見た記憶があります。昔、昔のことですね。