徘徊ー愛宕山に登る(其の三)

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愛宕山は海抜28メートルだそうだ。今や百メートルを超えるビルに囲まれてしまって、高さとしての存在感はないが、戦前の東京・江戸ではそれを一望できる高所であったという。そのため、電波の発信場所として白羽の矢が当たり、ここに1925年日本最初のラジオ放送局が開局したとのことだ。
その愛宕神社に隣り合う場所に今はNHK放送博物館がある。覗いてみた。
受信料はしっかりいただくようだが入館は無料である。無料と云うことはまあその程度のことであるが、来館者はぼちぼちといた。
展示物のうち機材等は初期のラジオ受信機、愛宕山放送局の模型、初期のテレビカメラと古いテレビ受信機などであり、まあそんなものかと眺めて通り過ぎた。
番組などのソフトウェア展示の方は感無量のものが見られる。朝の連続テレビ小説の初回からの写真や同じく看板番組の大河の初回からの写真が並んでいる。館内の写真撮影は禁止とのことでしたが、「おはなはん」を一撮した。
他に「ジェスチャー」、「連想ゲーム」、「満点パパ」などの一世を風靡した番組のひとこまを見せてくれていた。他に、東京オリンピックの女子バレー金メダルの瞬間や、街頭テレビのコーナーでは民放ではあるが、力道山・吉村対シャープ兄弟とのプロレス中継の一部などを流していた。
そう言うわけで、来館者には高齢者が多いようだ。その方たちへの配慮も行き届いていたので一撮した。
30分ほど見せていただき、退館した。博物館を出たところに愛宕山を降りるエレベーター(一撮)があったのでお世話になった。出世の石段は昇るものであって下るものではなかろう?そしてエレベーターは愛宕山トンネルの入口のところに着いた。

愛宕山登山を終えて、帰りは新橋に出た。時々昼めしに立ち寄る烏森の「天下一」で半四川炒飯でビールを干して本日の幕といたした。