2024-01-01から1ヶ月間の記事一覧

(巻三十九)五番街のマリー聴きゐる夜長かな(金子文衛)

1月30日火曜日 (巻三十九)五番街のマリー聴きゐる夜長かな(金子文衛) 晴れ。暖かし。朝家事は洗濯と掃き掃除。掛布団を干す。 昼飯喰って、一息入れて、散歩。 図書館で1冊借りて、お稲荷さんへ。コンちゃんは腹は空いていないのに愛想がよかった。クロちゃ…

(巻三十九)身に入むや捨てる書の紐固く絞め(佐藤一)

1月29日月曜日 (巻三十九)身に入むや捨てる書の紐固く絞め(佐藤一) 晴れ、気温やや上がる。 Wi-Fiが不調で苛々。ルーターの電源抜き差しして復調したが、再起動の頻度があがってきたように思う。 朝家事は四部屋の窓拭き。 読むものが無くなり仕方なく捨てず…

(巻三十九)この駅の階段多し十二月(藤原まき)

1月28日日曜日 (巻三十九)この駅の階段多し十二月(藤原まき) 曇り。9時直前に地震。震度4で震源は東京湾だとか。イヤな感じ。朝家事は洗濯。その後買い物。 昼飯喰って、一息入れて、散歩。図書館の柱に新しく購入した本が紹介されていたが、実務的なHow to…

「刑法 無差別放火殺人における実行の着手 - 東京大学教授 和田俊憲」法学教室 2023年12月号

「刑法 無差別放火殺人における実行の着手 - 東京大学教授 和田俊憲」法学教室 2023年12月号 東京地裁立川支部令和5年7月31日判決 ■論点多数の客体を概括的に認識して遂行される放火殺人では、いかなる基準で実行の着手を判断すべきか。〔参照条文〕刑203条…

(巻三十九)妻にいふ夢道の俳句鉦叩(田窪正利)

1月27日土曜日 (巻三十九)妻にいふ夢道の俳句鉦叩(田窪正利) 晴れ。朝家事は台所の換気扇フィルターの張り替え。 昼飯喰って、一息入れて、予約本の届いている図書館へ参る。 予約本が8冊届いていた。それを持って閲覧室に入り点検し、3冊は即返却とさせて頂…

(巻三十九)手の甲にメモあるナース菊日和(工藤文子)

1月26日金曜日 (巻三十九)手の甲にメモあるナース菊日和(工藤文子) 晴れ。朝家事は洗濯と掃除機がけ。やや風は強いが洗濯物は外に干した。 昼飯喰って、一息入れて、 Prof. Steve Brusatte: Talking about dinosaurs. https://www.youtube.com/watch?v=3Es9n…

(巻三十九)一刷毛の雲の流れも秋めけり(岡本芳子)

1月25日木曜日 (巻三十九)一刷毛の雲の流れも秋めけり(岡本芳子) 晴れ。今朝は冷え込んだとのことだが昨年に比べると楽である。昨年は窓際の机にいるとガラス越しに冷気が伝わり、座っていられなかったが、今年は平気だ。 朝家事は無し。お米ほかを買いに行…

(巻三十九)夕立の明るき空のままやみぬ(岸田尚美)

1月24日水曜日 (巻三十九)夕立の明るき空のままやみぬ(岸田尚美) 晴れ。朝家事は洗濯。 昼飯喰って、一息入れて、散歩に出かけた。読む本がないのでネット上は回送中ばかりだったが図書館に寄ってみた。1冊だけ届いていたので借りて、クロちゃんに逢いに向か…

「能面漫話 - 野村万蔵」日本の名随筆40 顔 から

「能面漫話 - 野村万蔵」日本の名随筆40 顔 から 余白の表情 能面が、能の理念に従って創作されたものであることはいうまでもないが、当時の作者がよく能の演技精神を把握して仮面芸術に新境地をひらいた偉業に対し、われわれは大きくその功をたたえなけれ…

(巻三十九)なつかしき人を遠目の盆踊(邑松美智子)

1月23日火曜日 (巻三十九)なつかしき人を遠目の盆踊(邑松美智子) 晴れ。朝家事は掃き掃除。10時ころクリーニング屋さんに三点引き取りに行く。 細君の口内出来物は消えず。山が二つになったり三つになったり、膨らんだり萎んだり、と変化が激しい。痛みはな…

(巻三十九)くたくたとキャベツスープを煮て二人(松本広子)

1月22日月曜日 (巻三十九)くたくたとキャベツスープを煮て二人(松本広子) 晴れのち曇り。朝家事は洗濯。細君は口内に出来物ができたようだ。大口を開けたところを観察させられる。盛り上がったり、横に広がったり、萎んだり、定まらない出来物である。 昼飯…

「『国鉄は根本的整備が必要である - 産業計画会議編』の書評 - V林田」本の雑誌2023年12月号 から

「『国鉄は根本的整備が必要である - 産業計画会議編』の書評 - V林田」本の雑誌2023年12月号 から無視され続けた国鉄分割民営化の提言3年続いた本連載も今回で最終回。最後は、日本の鉄道史上最大の事件ともいえる国鉄分割民営化の根本につながる書を紹…

(巻三十九)湯豆腐や人の名前の出ぬ日なり(河野薫)

1月21日日曜日 (巻三十九)湯豆腐や人の名前の出ぬ日なり(河野薫) 雪とはならず、雨。朝家事は特になし。おでんを煮返す。薄暗く終日点灯。暖は取らず。 昼飯喰って、一息入れて、ビデオ鑑賞。散歩には出かけず。 How to control blood sugar spikes | Jessie…

(巻三十九)冬虹の妻呼ぶ前に消えにけり(二ノ宮一雄)

1月20日土曜日 (巻三十九)冬虹の妻呼ぶ前に消えにけり(二ノ宮一雄) 曇り、後に雪になる予報。大寒だそうな。朝家事は洗濯、掃除機がけ、夕食(おでん)の下拵え補助。今週のBBCは詰まらない。ダウンロードする番組はなし。 食わずに生けた菜の花が元気だ。 菜…

(巻三十九)夜寒や蟋蟀の字に虫めがね(八染藍子)

1月19日金曜日 (巻三十九)夜寒や蟋蟀の字に虫めがね(八染藍子) 穏やかに晴れる。朝家事は特になし。生協から戻った細君が5%引き券を出して、お茶と醤油とおとうさんの食品を買えば二千円超えになるから行ってらっしゃい!ということになった。 往復でトイち…

(巻三十九)潔き死ならば死ぬ冬旱(茨木和生)

1月18日木曜日 (巻三十九)潔き死ならば死ぬ冬旱(茨木和生) 穏やかに晴れる。朝家事は洗濯と夕食の下拵え手伝い。今日は夕方医者に行き、店が開いていれば一杯のつもりだ。だからいつものように夕食の手伝いができないので、前倒しになった。その夕食の食材に…

「第1章カビとは何か 1、細菌、酵母、キノコとの違い - 浜田信夫」人類とカビの歴史

「第1章カビとは何か 1、細菌、酵母、キノコとの違い - 浜田信夫」人類とカビの歴史 カビは、多くの日本人にとって、良きにつけ悪しきにつけイメージの浮かぶ微生物である。また、目でみることのできる大きな微生物である。一方で、たいていの人は見たこと…

(巻三十九)大勢で行くものならず茸狩(茨木和生)

1月17日水曜日 (巻三十九)大勢で行くものならず茸狩(茨木和生) 晴れ。昨日よりは寒さが緩む。朝家事は特になく、生協へ出かけて往復で猫、トイちゃんにたかられた。でも元気そうでなによりだ。 昼飯喰って、一息入れて、散歩。フー子が待っていて一袋。稲荷…

「生まれながらのショーマン - 野村克也」負けに不思議の負けなし 朝日文庫 から

「生まれながらのショーマン - 野村克也」負けに不思議の負けなし 朝日文庫 から 世は長嶋フィーバーの感さえある。本人が去就のメドを「秋」と言明したせいか、長嶋コールも熱を帯びている。先日も知人が某球団のオーナー室で、彼を見かけたそうだ。三年前、…

(巻三十九)口堅き人と誘はれ茸狩(茨木和生)

1月16日火曜日 (巻三十九)口堅き人と誘はれ茸狩(茨木和生) 風強く、晴れ。朝家事は洗濯。 昼飯喰って、一息入れて、寒風に負けて冬籠り。息子の部屋に入ってエアコンまで使ってしまう為体。クロちゃんゴメン。 風が鳴る。ブロッコリーを茹で、鶏肉を焼く。豚…

「綾瀬駅はどこの鉄道会社のものなのか - 梅原淳」朝日文庫 鉄道駅・路線不思議読本 から

「綾瀬駅はどこの鉄道会社のものなのか - 梅原淳」朝日文庫 鉄道駅・路線不思議読本 から JR東日本の常磐線は日暮里と岩沼との間343・1キロを結び、そのほかに貨物列車主体の三河島-隅田川-南千住間5・7キロ、同じく三河島-田端間1・6キロとで構成されて…

(巻三十九)流行風邪コンビニの灯をたのみかな(阿倍セツ子)

1月15日月曜日 (巻三十九)流行風邪コンビニの灯をたのみかな(阿倍セツ子) 晴れ。朝家事は掃き掃除と細君のジャンパーなどのクリーニング出し。「旦那さんがやってくれると、奥さんは助かるわね。」とおばちゃんに褒められる。往き復えりにトイちゃんに一袋ず…

(巻三十九)台風や又かと思ふ日曜日(森井敏行)

1月14日日曜日 (巻三十九)台風や又かと思ふ日曜日(森井敏行) 晴れ。朝家事は洗濯に布団干し。ビデオでポール・オウスターのインタビューなどを観る。 昼飯喰って、一息入れて、散歩。図書館で7冊借りた。健三郎は予想した通り合わない。あとはコチコチするに…

「死後の事 - 佐江衆一」日本の名随筆別巻83 男心 から

「死後の事 - 佐江衆一」日本の名随筆別巻83 男心 から 人間嫌いではないが、齢とともに好嫌が激しくなるせいか、顔も見たくない相手が幾人かいる。幸い物書きだから自分勝手を通して、会わずにいられるものの、死んだときはどうなるか。この春、友人が死ん…

(巻三十九)転勤のいづこと思ふ冬霞(伊藤紫都子)

1月13日土曜日 (巻三十九)転勤のいづこと思ふ冬霞(伊藤紫都子) 午前中は穏やかな晴れ。朝家事は掃き掃除だけ。午後からは雪になるから、散歩に行くなら早く行って来いとのことで散歩と買い物に出かけた。生協も買い物客がいつもより多い。雪支度か。 彼女を…

「タクシードライバーぐるぐる日記(抜書-身の上話:小規模卸の悲劇) - 内田正治」タクシードライバーぐるぐる日記 から

「タクシードライバーぐるぐる日記(抜書-身の上話:小規模卸の悲劇) - 内田正治」タクシードライバーぐるぐる日記 から 身の上話:小規模卸の悲劇(*は脚注-後記) 初乗務から休日を挟んだ翌々日。この日からいよいよ一人で営業に出ることになる。会社を出…

(巻三十九)幸せは今ぞと思ふ囲炉裏端(中村彰)

1月12日金曜日 (巻三十九)幸せは今ぞと思ふ囲炉裏端(中村彰) 晴れ。朝家事は洗濯。毛布も干した。 昼飯喰って、一息入れて、散歩。散歩日和で猫たちも機嫌がよい。帰りに豆大福を噛りながら帰宅。よく乾いた洗濯物を取り込んだ。鶏のクリーム煮の鍋番を致す…

「雀の話 - 志賀直哉」志賀直哉随筆集 岩波文庫 から

「雀の話 - 志賀直哉」志賀直哉随筆集 岩波文庫 から年をとっては、もう手のかかる生きものは飼えない。私は今、十歳の老犬一疋と、錦魚十四、五疋と、それに、これは飼っているとはいえないが、野生の雀に毎日餌をやっている。しかし雀はなかなか馴れない。…

(巻三十九)成るはずの事の成らざるショールかな(布施伊夜子)

1月11日木曜日 (巻三十九)成るはずの事の成らざるショールかな(布施伊夜子) 曇り。冬の空。朝家事は掃除機がけ。義妹から電話があり、長話しで家事がずれ込む。 昼飯喰って、一息入れて、ただただクロちゃんに逢いたくて寒い中を散歩に出た。途中図書館で返…

「猫 - 志賀直哉」志賀直哉随筆集 岩波文庫 から

「猫 - 志賀直哉」志賀直哉随筆集 岩波文庫 から 私は永年、自分を猫嫌いと決めていた。一体は動物好きなのだが、家[うち]の中で飼うのが嫌いで、それも猫嫌いの一つの理由になっていた。猫をもし、戸外[そと]で飼えるならと考え、野良猫に餌を与えて、…