2023-10-01から1ヶ月間の記事一覧

「英語教師夏目漱石(『漱石の英語力』から抜書4節) - 川島幸希」新潮選書

「英語教師夏目漱石(『漱石の英語力』から抜書4節) - 川島幸希」新潮選書「縁日」ここでまず「縁日」(An Ennichi)の全文を挙げてみようと思う。『漱石全集』の英文資料についての編集方針は次の通りである。一、教師の添削がある場合はそれを翻刻して、漱石の…

(巻三十八)冬めくや道行く人の黒づくめ(苗代碧)

10月30日月曜日 (巻三十八)冬めくや道行く人の黒づくめ(苗代碧) 晴れ。朝家事は洗濯・外干し。 昼飯喰って、一息入れて、英聴・読書。 「英語教師夏目漱石-川島幸希」新潮選書を捲っていたら、漱石訳の方丈記冒頭が出てきた。 Incessant is the change o…

(巻三十八)終活といふものに似て落葉掃く(仁平勝)

10月29日日曜日 (巻三十八)終活といふものに似て落葉掃く(仁平勝) 雨。朝家事は掃き掃除。10時ころ雨が上がったので生協へ買い物。 昼飯喰って、一息入れて、散歩。都営団地の公園で自治会の有志が木々に電飾を吊るす作業をしていた。そんな季節か。 …

「英語教師夏目漱石(抜書『子供の語学教育』) - 川島幸希」新潮選書

「英語教師夏目漱石(抜書『子供の語学教育』) - 川島幸希」新潮選書 ところで、漱石はわが子の語学教育はどうしていたのだろうか、親が子供を教えるのは、えてして感情が入り過ぎてうまくいかないものだが、漱石の場合も例外ではなかったようだ。長女の筆子…

(巻三十八)次々と難癖つけてちゃんちゃんこ(宮嵜亀)

10月28日土曜日 (巻三十八)次々と難癖つけてちゃんちゃんこ(宮嵜亀) 曇り。朝家事は洗濯。 午後は2時から散歩。図書館で7冊借りた。数十人待ちだった図書が届いたりしたのでこの冊数となった。 猫を巡礼。三猫とも健在で遊んでくれた。 帰宅して夕食の…

「宇野千代先生、お心拝借 - 山田詠美」私のことだま漂流記 から

「宇野千代先生、お心拝借 - 山田詠美」私のことだま漂流記 からおよそ四十年前、私は明治大学の文学部に籍を置いていた。そして、女子大生という響きから来るイメージとはまるで無縁の生活を送っていた。まったく売れない漫画を描き、日々の糧[かて]を得…

(巻三十八)一枚の紫蘇で変りし昼の膳(児島綸子)

10月27日金曜日 (巻三十八)一枚の紫蘇で変りし昼の膳(児島綸子) 晴れ。生協に買い出し。その後10時半に家を出てAUショップに向かう。途中、コンちゃんを訪ねたが、腹が減っていないときは実に無愛想である。まっ、猫だから仕方がない。 早めに家を出…

(巻三十八)二次会に行かずに帰る良夜かな(加門美昭)

10月26日木曜日 (巻三十八)二次会に行かずに帰る良夜かな(加門美昭) 晴れ。細君はコロナの接種に出かけて行った。クリニックは予約制ではなく、先着順制なので様子を見ていたようだ。ワクチンが逼迫していた時期は先着5名とのことだったが、供給が始まっ…

(巻三十八)相続人全部のはんこ秋の風(藤岡初尾)

10月25日水曜日 (巻三十八)相続人全部のはんこ秋の風(藤岡初尾) 曇り。気温のせいか、血圧が上がりはじめた。細君は便秘気味のようですこぶる機嫌が悪く閉口する。 昼飯喰って、一息入れて、AUのサポートに携帯の不具合を相談したら、色々と試してはくれ…

「明治の食卓(森鴎外) - 森於莵」文士の食卓 中公文庫 から

「明治の食卓(森鴎外) - 森於莵」文士の食卓 中公文庫 から父が壮年の頃、少年の私をつれて行った料理店は西洋料理で上野の「精養軒」、九段上の「冨士見軒」、支那料理で赤坂の「偕楽園」、そのほかうなぎの「神田川」、銀座の「天金」、本郷通りを散歩する時、…

(巻三十八)秋風や人なき道の草の丈(芥川龍之介)

10月24日火曜日 (巻三十八)秋風や人なき道の草の丈(芥川龍之介) 晴れ。未明に目覚め以下の文を顔本などに載せたらバンコクの心強い方から反応があった。 お知恵拝借。 以下(4)の規定に従い輸入者が修正申告した場合の付帯税(延滞税・過少申告加算税…

(巻三十八)家はみな杖に白髪の墓参り(芭蕉)

10月23日月曜日 (巻三十八)家はみな杖に白髪の墓参り(芭蕉) 晴れ。まだ室内ならTシャツ、短パンで過ごせる。朝家事は掃き掃除だけ。そのあと、郵便局に会社へ送る署名押印済みの契約書を出しに出かけた。160円自腹を切って特定記録で出しておいた。 携帯…

(巻三十八)台風に負けて欠席届かな(宮本幸子)

10月22日日曜日 (巻三十八)台風に負けて欠席届かな(宮本幸子) 晴れ。朝家事は洗濯・外干し。生協へお米を買いに出かけて、ついでに豆大福と草餅を買う。甘辛両刀使いだが量は少ない。 10月21日現在の携帯のデータ消費量は0.53GBとなっていた。前日か…

「ネコはどうしてわがままか(日高敏隆)の解説 - 山下洋輔」新潮文庫 から

「ネコはどうしてわがままか(日高敏隆)の解説 - 山下洋輔」新潮文庫 から日高敏隆さんと出会ってから40年経[た]つ。40年前1967年の新宿では色々なことが起きていた。その一つにジャズクラブ「ピットイン」で行われた「新宿曼荼羅[まんだら]」というイ…

(巻三十八)点滴のモルヒネとなり夕桜(結城節子)

10月21日土曜日 (巻三十八)点滴のモルヒネとなり夕桜(結城節子) 晴れ。朝家事は掃除機がけ。 携帯のデータ消費量が月の後半から鰻登りだ。各日までの消費量累計は16日0.28GB, 17日0.29, 18日0.33, 19日0.40, 20日0.50と増えている。少なくとも昨日0.10使…

(巻三十八)御自愛の言葉が解る古希の我(毛利美子)

10月20日金曜日 (巻三十八)御自愛の言葉が解る古希の我(毛利美子) 曇り晴れ。朝家事は洗濯・外干し。 昨晩は御召しがあった事案についてのお復習を致して以下のようなメール他を作成した。 『相談者 様 本日はお時間を頂きありがとうございました。 核心…

(巻三十八)解決の一つに別れ花の道(曽根新五郎)

10月19日木曜日 (巻三十八)解決の一つに別れ花の道(曽根新五郎) 晴れ。朝家事は掃き掃除、洗濯物・毛布干し。11時ころ会社からメールがあり、至急の御召し。急ぎ昼飯喰って、一息入れて、新しい靴を履いてバス停へ急ぐ。青砥から押上線都営浅草線で日…

「村上ラヂオから三作抜書 - 村上春樹」

「村上ラヂオから三作抜書 - 村上春樹」 太巻きと野球場 僕は18歳のときに大学新入生として東京に出てきて以来、一貫してヤクルト・スワローズのファンをやっている。当時は産経アトムズという名前で、とてつもなく弱かった。いつも最下位か、せいぜい4位…

(巻三十八)LINEにも文才の有無獺祭忌(あらゐひとし)

10月18日水曜日 (巻三十八)LINEにも文才の有無獺祭忌(あらゐひとし) 晴れ曇り。朝家事は洗濯。 昼飯喰って、一息入れて、ウトウトしならがら英聴致す。 4時前から散歩に出かけてコンちゃんとクロちゃんと交遊し、「八起」で爺婆と奴と鯵刺しで交友いたす…

(巻三十八)面接試験終へ屋上の秋高し(松田隆)

10月17日火曜日 (巻三十八)面接試験終へ屋上の秋高し(松田隆) 晴れ。細君は腹が痛いとトイレへ通っている。初デートのときも腹を壊して「またね!」と逃げるように駅のトイレに駆け込んで行ったっけ。 朝家事は粗大ごみ出し準備。 いつもより早めに昼飯を…

「小雨日記(うち三作抜書) - 小泉今日子」小雨日記 から

「小雨日記(うち三作抜書) - 小泉今日子」小雨日記 から はじめまして 春の優しい小雨降る日に、私は彼女に出会いました。千駄ヶ谷のペットショップで気持ちよく昼寝をしていますと、「ちっちゃい、ネズミみたい」と、屈辱的な言葉が聞こえてきたのです。ふと…

(巻三十八)美食より快便うれし老の秋(佐藤其土)

10月16日月曜日 (巻三十八)美食より快便うれし老の秋(佐藤其土) 晴れ。暖かし。朝家事は洗濯、外干し。半月時点で携帯のデータ使用量は0.24GBと出た。外での無駄遣いを抑えているがちょこちょことメーターが上がる。 昼飯を喰って、一息入れて、AVなん…

(巻三十八)ンで終る薬多かり敬老日(秋濱信夫)

10月15日日曜日 (巻三十八)ンで終る薬多かり敬老日(秋濱信夫) 雨。「こんな雨の中でマラソンやってる‼」と寝床の中の細君が喚いた。ずいぶんと早い時間に走るのだなあ。細君の話だとパリ五輪の選考マラソンだとか。 朝家事は無し。家事のない、日曜日の雨…

「数学的センス - 藤原正彦」日本の名随筆89“数”から

「数学的センス - 藤原正彦」日本の名随筆89“数”から 数学的センスという言葉が最近しばしば人の口にのぼるが、一体どんなものだろうか。漠然としていて何のことだか分りにくいけれど、存在することは確かなようである。一口に数学的センスと言っても、そ…

(巻三十八)さびしい方さびしい方へ秋の雲(長谷川瞳)

10月14日土曜日 (巻三十八)さびしい方さびしい方へ秋の雲(長谷川瞳) 曇り晴れ。雲が覆っているが布団干し、洗濯物干しが出来る程度の雲。 朝家事は洗濯、掃除機かけ。お米ほかの買い出し。布団・毛布干し。 いつでもそうだが、外出から戻ると畳み掛ける…

(巻三十八)秋茄子やあとは上手に果つるのみ(阿知波裕子)

10月13日金曜日 (巻三十八)秋茄子やあとは上手に果つるのみ(阿知波裕子) 朝家事はなし。昨晩の残りと納豆で昼飯を喰って、一息入れて、3時頃からアリオへ買い物へ買い物に出かけた。 途中、図書館前でトモちゃん、稲荷のコンちゃんと交遊する。 アリオ…

(巻三十八)ばらばらに逃げて分かれず稲雀(鷹羽狩行)

10月12日木曜日 (巻三十八)ばらばらに逃げて分かれず稲雀(鷹羽狩行) 晴れ。それほど気温が下がった訳ではなく自室ではまだ短パンTシャツで過ごしているが、血圧は130台-80台に戻してきた。 朝家事は洗濯、外干し、掃き掃除。 昼飯は昨日細君が買ってき…

「天文学とSFアニメ - 福江純」SFアニメの科学、知恵の森文庫 から

「天文学とSFアニメ - 福江純」SFアニメの科学、知恵の森文庫 からこの宇宙に、われわれの友人(敵でも構わない)がいるかどうかを突き止めることは、天文学の基本的な課題の一つである。この問題すなわちET探しは、「地球外知的生命の探索」の頭文字を取…

(巻三十八)世に遅れたるがごとくに穴惑(鷹羽狩行)

10月11日水曜日 (巻三十八)世に遅れたるがごとくに穴惑(鷹羽狩行) 晴れ。細君は記帳に出かけて、午前中は独り暮らしを楽しむ。昼はパック赤飯とみどりのキツネといたした。ウドン旨し。 細君は記帳のあとレコード屋でCDを買い、本屋でナショナル・ジオ…

(巻三十八)鉦叩たたき損じをさとらせず(鷹羽狩行)

10月10日火曜日 (巻三十八)鉦叩たたき損じをさとらせず(鷹羽狩行) 曇り。朝家事は洗濯、外干し。 またWiFiがよろしくない。銀行・郵貯のシステムもよろしくないそうだ。 昼飯喰って、一息入れて、英聴に励む。 で、雲行きが怪しくなってきた4時前に散歩…