自画自虐

(巻四十)たんぽぽのぽぽのあたりが火事ですよ(坪内稔典)

3月18日月曜日 (巻四十)たんぽぽのぽぽのあたりが火事ですよ(坪内稔典) 晴れ、強風。細君は柏まで出掛ける予定にしていたが、強風で取り止めた。私は前歯の義歯が取れたので歯科に電話をして修理をお願いしたが、今日は一杯で入れられないとのお返事。やるこ…

自画自虐

「高校合格体験記 - enaの広告から」

「高校合格体験記 - enaの広告から」 都立日比谷高等学校・開成高等学校ほか合格のZ.Tさんとても嬉しいです。僕は小学生の頃からenaに在籍していて、小石川中を受検しましたが不合格という結果に終わりました。思えばそこが僕の人生の分岐点だったと思います…

(巻四十)誰も来ず何処へも行かずちやんちやんこ(福田啓二)

3月17日日曜日 (巻四十)誰も来ず何処へも行かずちやんちやんこ(福田啓二) 曇り晴れ。朝家事はなし。生協へお米ほかを買いに行く。彼岸で花屋には仏花、菓子売場にはおはぎと団子。 俳壇が届き、 桜には見せぬ顔して梅見かな(渡邉隆) を書き留めた。 昼飯喰っ…

自画自虐

(巻四十)いまさらの風鈴を吊り老夫婦(宇多喜代子)

3月16日土曜日 (巻四十)いまさらの風鈴を吊り老夫婦(宇多喜代子) 晴れ。朝家事は洗濯、掃除機がけ、細君の綿毛布洗濯の補助。ふと、書棚の整理をしてみた。 細君がウグイスの鳴き声を聞いたと言いにきた。春だな~。 昼飯喰って、一息入れて、散歩。サクラは…

自画自虐

(巻三十九)立読抜盗句歌集

(巻三十九)立読抜盗句歌集 痩馬を飾り立てたる初荷かな(正岡子規) 教卓に誰ぞ置きたる檸檬あり(井上睦子) 色恋の一歩手前の秋の風(浅川正) 名を名乗りあふこともなく草毟る(神戸千寛) さんま焼く古き団地の換気扇(西本郁子) 秋深し焔の芯に置く土鍋(大塚迷路…

(巻三十九)成るようになるを諾なひあたたかし(千原叡子)

3月15日金曜日 (巻三十九)成るようになるを諾なひあたたかし(千原叡子) この句をもちまして巻三十九の読み切りでございます。追って巻三十九を一挙掲載いたします。 穏やかな晴れ。ヨーカ堂の下着特売3割引きに出向いた。10時開店なのでその前に香取神社を散…

自画自虐

(巻三十九)野を焼くと漢静かに集いけり(寺井谷子)

3月14日木曜日 (巻三十九)野を焼くと漢静かに集いけり(寺井谷子) 穏やかに晴れる。細君は買い物に出かけ、細君の戻りを待って洗濯をいたし、外に干す。 昼飯喰って、一息入れて、クリニックに血圧検診に参る。途中、クロちゃんを訪ねた。今日も随分離れたと…

自画自虐

「寄席の今昔 - 三遊亭圓生」日本の名随筆別巻63芸談 から

「寄席の今昔 - 三遊亭圓生」日本の名随筆別巻63芸談 から あたくしどもが教わりました時代には、稽古というものがずいぶん厳しゅうございまして、初心のうちにこういう噺をしてはいけないとか、いろいろ喧[やかま]しいことをいわれました。どうしてそんな…

(巻三十九)春寒や地図を手にしてゐて迷ふ(片山由美子)

3月13日水曜日 (巻三十九)春寒や地図を手にしてゐて迷ふ(片山由美子) 晴れ、強風。朝家事は特になし。風の中を生協へ。今晩の鶏肉ほかを買う。強風で客足が止まっているようで、レジのおばちゃん二人がかたまって談笑。 飴3袋と寝酒のチョコも買ったが、そ…

自画自虐

(巻三十九)不言不語気の利く弟子と垣手入(波出石品女)

3月12日火曜日 (巻三十九)不言不語気の利く弟子と垣手入(波出石品女) 今朝は太ももがツラずに済んだ。 小雨、本降りになるとか。朝家事は洗濯と掃除。洗濯物は部屋干し。午前中からお絵描き。構図が歪む。 昼飯喰って、一息入れて、強雨につき瞑想。外に出な…

自画自虐

「代理本能論 - 日高敏隆」日本の名随筆別巻90人間 から

「代理本能論 - 日高敏隆」日本の名随筆別巻90人間 から 手もとの雑誌や新聞をみると、人間は闘争本能、破壊本能、種族維持の本能、育児本能など、いろいろな「本能」をもっているとされている。戦争の本能なるものも口にされ、さらに「生の本能」はまだよい…

(巻三十九)花曇り女波ばかりや湾の内(藤村たいら)

3月11日月曜日 (巻三十九)花曇り女波ばかりや湾の内(藤村たいら) 今朝も寝床で靴下を履こうとしたら太ももがツッて往生した。昼間のうちに柔軟運動をしてみよう。 晴れ、弱風。細君は医者に検査結果を 訊きに出掛け、昼前にクリームパンを土産に帰宅。あんパ…

自画自虐

Writing is a form of therapy;Sometimes I wonder how all those who don't write, compose or paint can manage to escape the madness, the melancholia, the panic fear which is inherent in the human condition. Graham Greene Go into the arts. I'm…

(巻三十九)春の夜を上つてゆきぬ春の月(黛執)

3月10日日曜日 (巻三十九)春の夜を上つてゆきぬ春の月(黛執) 寝床に座って靴下を履いていたら大腿筋辺りがツッて往生した。フクラハギがツルことはあったが太ももまで上がってきたようた。夜間、携帯をいじらなかったので眼の具合はよろしい。 晴れ、風はあ…

自画自虐

(巻三十九)暖かきことを喜び合ふばかり(高橋とも子)

3月9日土曜日 (巻三十九)暖かきことを喜び合ふばかり(高橋とも子) 晴れ。強風。朝家事はなし。買い物もなし。時間が空いたので床屋へ行く。開店5分前から列び一番でやってもらう。 昼飯喰って、一息入れて、風は強いし、頭はスウスウするし、散歩はやめにし…

(巻三十九)はつ蝶のちいさくも物にまぎれざる(白雄)

3月8日金曜日 (巻三十九)はつ蝶のちいさくも物にまぎれざる(白雄) 朝のうちは雪、その後小雨。朝家事は洗濯と掃除機がけ。 下町は雨になりけり春の雪(正岡子規) 昼飯喰って、一息入れて、散歩はせずに籠る。午前より午後の方が気温が下がったように感じる。 …

自画自虐

「ヒトはなぜサルから進化したのか - 河合雅雄」日本の名随筆別巻90人間 から

「ヒトはなぜサルから進化したのか - 河合雅雄」日本の名随筆別巻90人間 から 「人間とは何か」というテーマで、立花隆さんと養老孟司さんの三人で鼎談をしたことがある。こういう漠然とした大きなテーマだと、どんな話になっていくか見当がつかない。同じ…

(巻三十九)性格の違ふ姉妹やひな祭(伊藤とし昭)

3月7日木曜日 (巻三十九)性格の違ふ姉妹やひな祭(伊藤とし昭) 曇り。明日から荒れ模様とのことで買い物に出かけた。細君は、ほかに花屋さんでスイート・ピーを買って帰る。 花屋さんの車の前に花束などが用意してあったそうで、明日の修徳の卒業式用だとか。…

「時間の不思議 - 中村雄二郎」日本の名随筆別巻90人間 から

「時間の不思議 - 中村雄二郎」日本の名随筆別巻90人間 から 時間の不思議というのは、時間を意識するとそこにいろいろ不思議なことがあるということだ。昔のある賢者も、《時間とはなにかは、他人からきかれなければ知っていると自分は答えるが、他人から…

自画自虐