(巻二十九)不器用も器用も一生去年今年(榎本木作)

(巻二十九)不器用も器用も一生去年今年(榎本木作) 5月8日土曜日 4部屋の掃除機掛け、台所換気扇のフィルター交換、洗濯とこなして昼食の準備など致して午前を終わる。 午後の散歩は図書館と生協での買い物にした。図書館では予約してあった4冊をお借り致…

「からだで味わう動物と情報を味わう人間 - 伏木享」03年版ベスト・エッセイ集 から

「からだで味わう動物と情報を味わう人間 - 伏木享」03年版ベスト・エッセイ集 から おいしさといえば、もちろん舌の感覚だが、のどごしなんて言葉もあるから咽頭あたりの感覚まで含まれる。温度も重要である。大阪名物のたこ焼きはやけどするほど熱くな…

(巻二十九)わが旅も家路をさしぬ都鳥(下村梅子)

(巻二十九)わが旅も家路をさしぬ都鳥(下村梅子) 5月7日金曜日 昼頃戻ってきた細君に拠れば連休明けのクリニックは客を追い返すほど混んでいたらしい。明日も混むらしいので明日に予定していた血圧検診は月曜日に延期しよう。 午後の散歩は駅前まで脚を延ば…

「葱肥えたり - 神吉拓郎」ちくま文庫 たべもの芳名録 から

「葱肥えたり - 神吉拓郎」ちくま文庫 たべもの芳名録 から 霜のたよりがあった。 葱が肥え、甘くなってきた。 ネギ。 一名を、ひともじ。 その、ひともじの謂[い]われについて、私は長いこと騙されていた。 騙されたというより、担[かつ]がれたといっ…

(巻二十九)黙々と襷の走者息白し(伊藤典子)

(巻二十九)黙々と襷の走者息白し(伊藤典子) 5月6日木曜日 ベランダから手を出して雨があがっているかを確めて、細君は生協に出かけて行った。 二階より手を出してみる春の雨(溝渕弘志) 午後の散歩は連光寺さまへの月詣りと致した。本日は三千百歩で階段は…

(巻二十九)爪汚す仕事を知らず菊膾(小川軽舟)

(巻二十九)爪汚す仕事を知らず菊膾(小川軽舟) 5月5日水曜日 天気の悪い日に洗濯日が巡ってくる。部屋干しにした。 雨が降りだす前にと昼食後すぐに生協まで買い物に出かけた。雨粒の落ち始めたところを逃げ帰り千四百歩でした。 昼寝時々家事で豚と玉葱の…

(巻二十九)夕立や樹下石上の小役人(小林一茶)

(巻二十九)夕立や樹下石上の小役人(小林一茶) 5月4日火曜日 家事の少ない午前中でした。細君は生協へ出かけ、菖蒲も買ってきた。 サトイモ科あやめ科菖蒲混乱す(矢島三栄代) 午後、近所の生協とドラッグストアにはニュー・ビーズ(洗濯洗剤)がないのでスギ…

(巻二十九)小当たりに恋の告白四月馬鹿(中村ふじ子)

(巻二十九)小当たりに恋の告白四月馬鹿(中村ふじ子) 5月3日月曜日 昨夜アキノさん(中央)と近況交換。 冬蜂に蜜の記憶のありやなし(谷口智行) 午前は家事多し。4部屋の拭き掃除、4部屋の窓の敷居掃除、マット干し、布団干し、毛布干し、洗濯物干し、クリ…

(巻二十九)しぐるるや近所の人ではやる店(小川軽舟)

(巻二十九)しぐるるや近所の人ではやる店(小川軽舟) 5月2日日曜日 フィリピンのアキノ元警部さんから顔友の振り込みがあった。あれから25年以上経った。 フィリピンでも色々なことを夢中でやったが、「終ってみれば」の感はある。 三匹の芋虫は元気に若…

「荷風散人を悼む - 大佛次郎」講談社文芸文庫 大佛次郎随筆集 旅の誘い から

「荷風散人を悼む - 大佛次郎」講談社文芸文庫 大佛次郎随筆集 旅の誘い から 永井荷風氏がなくなった。存生中から世間に隠れて暮らしていたが死までが人の目から隠されていた。陶工の尾形乾山が江戸で死んだ時、孤独な老人の貧しい独門だったので、しばら…

(巻二十九)何たる幸せグラタンに牡蠣八つとは(守屋明俊)

(巻二十九)何たる幸せグラタンに牡蠣八つとは(守屋明俊) 5月1日土曜日 快眠とは云えなかったが、暗闇で煩悶することはなく朝を迎えた。 4部屋の掃除機がけとシーツ2枚の洗濯をした。洗濯屋に出来上がりを受け取りに行ったが、午後に届くとのことで空振り…

「荷風追想 -正宗白鳥」講談社文芸文庫 白鳥評論 から

「荷風追想 -正宗白鳥」講談社文芸文庫 白鳥評論 から 永井荷風逝去の報に接す。晴天の霹靂の如きか。あるいは来るものがついに来たかという常套の感じか。 私は氏と年齢を同じうしていたため、氏の生活ぶりや健康状態に関心を持っていたが、親しく交ったこ…

(巻二十九)噺家の扇づかいも薄暑かな(宇野信夫)

(巻二十九)噺家の扇づかいも薄暑かな(宇野信夫) 4月30日金曜日 荷風の命日だ。 荷風の忌お一人さまとして帰心(駄楽) 昨日の昼寝がよくなかった。浅い眠りで濃い夢の疲れる一夜であった。 午前中は家事もなくダラダラと過ごす。浅い眠りもダラダラも嘆くほ…

「飾り立てた霊柩車で...... - 半藤一利」ちくま文庫 荷風さんの戦後 から

「飾り立てた霊柩車で...... - 半藤一利」ちくま文庫 荷風さんの戦後 から いちばん最後に、拙書『永井荷風の昭和』ですでに書いたことながら、ここにそのままそっくり載せることにしたい。読んではいない人もおられるであろうから。最晩年の『日乗』の、あ…

(巻二十九)左右より話一度に日短(五十嵐播水)

(巻二十九)左右より話一度に日短(五十嵐播水) 4月29日木曜日 雨の日に向日葵と云うのも何ですが、外出しなかったのでまだ玄関にある向日葵を一撮。 雨の日でしたが中二日の洗濯日で洗濯をした。 午後はほぼ平らにした座椅子で、ほぼ理解できないBBCの番組…

(巻二十九)ほろ酔の足もと軽し春の風(良寛)

(巻二十九)ほろ酔の足もと軽し春の風(良寛) 4月28日水曜日 ゴキブリ捕獲ハウスの建替えた。台所の隅と洗濯機の横に置いているが、この建物に住んで4年、捕獲されるようなドジはいない。以前、戸建てに住んでいたころ一匹だけこのハウスで捕獲されたゴキ…

(巻二十九)つかぬ事問われていたる残暑かな(中山妙子)

(巻二十九)つかぬ事問われていたる残暑かな(中山妙子) 4月27日火曜日 ミカンの葉に産み付けられた卵から虫が孵った。これで三匹になった。 午後は図書サービス・カウンターまで出かけた。往復バスと軟弱である。本日は二千八百歩で階段は1回でありました…

(巻二十九)裏窓に補正下着と風鈴と(松永典子)

(巻二十九)裏窓に補正下着と風鈴と(松永典子) 4月26日月曜日 洗濯をした。一日置きから中二日に間隔を空けた。 午後、業者さんの出入りがあり、後片付けをしてから少々散歩した。 本日は二千五百歩で階段は2回でした。 願い事-叶えてください。 四月の…

(巻二十九)星一つ失ふ宇宙流れ星(小山内豊彦)

(巻二十九)星一つ失ふ宇宙流れ星(小山内豊彦) 4月25日日曜日 午後からは雨との予報で、散歩は午前中にいたした。 本日は三千八百歩で階段は2回でした。 朝日俳壇: 今日は今の気分を詠ってくれた句があった。 一人良し一人は淋し花に酌む(三宅久美子) 健…

(巻二十九)人愚なり雷を恐れて蚊帳に伏す(正岡子規)

(巻二十九)人愚なり雷を恐れて蚊帳に伏す(正岡子規) 4月24日土曜日 働いていた頃の名残りで家事を土曜日に集中させてくる。掃除、布団干し、タンスの中身を出しての風通しを致した。 午前中は立ち働いたので午後の散歩は控え目にして生協までの買い物にし…

「西瓜 - 永井荷風」新潮文庫文人御馳走帖(嵐山光三郎編)から

「西瓜 - 永井荷風」新潮文庫文人御馳走帖(嵐山光三郎編)から 持てあます西瓜ひとつやひとり者 これはわたくしの駄句である。郊外に隠棲[いんせい]している友人が或年の夏小包郵便に托して大きな西瓜を一個[ひとつ]饋[おく]ってくれたことがあった。…

(巻二十九)伏す鹿の耳怠らず紅葉山(小島健)

(巻二十九)伏す鹿の耳怠らず紅葉山(小島健) 4月23日金曜日 朝、雀が賑やかである。ミカンの葉に小さなまだ黒い芋虫を2匹認めた。世の中に出て来てしまったのか。と云うか、そう云うことにされてしまった訳だ。 非常なる世に芋虫も生れあふ(百合山羽公) …

「眠れぬ夜 - 大佛次郎」日本の名随筆34老 から

「眠れぬ夜 - 大佛次郎」日本の名随筆34老 から 若い人達の一度横になったら醒めない深い睡眠は如何にも健康で頼もしいものである。私達の年齢になると、夜なかにふとした工合[ぐあい]で目が醒めて了い、睡たくても暫く睡れないことがある。 起きて、あ…

(巻二十九)初生りの蜜柑初生りらしきかな(梅村文子)

(巻二十九)初生りの蜜柑初生りらしきかな(梅村文子) 4月22日木曜日 床屋に行く。安い床屋にした。さっさと刈って10分くらいで終わってしまう。帰りにサンドウィッチと食パンを買うためにコンビニと食品店に立ち寄った。サンドウィッチはコンビニの方が…

(巻二十九)もったいないが今も信条終戦忌(深井怜)

(巻二十九)もったいないが今も信条終戦忌(深井怜) 4月21日水曜日 細君は眼科へお出掛け致した。お出掛けに当たっては御召し物の取り合わせに時間がかかる。一度支度が調ったあと、“上から下まで水色系統でおかしいわね”と云って御召し換えしていた。しか…

(巻二十九)行き行きてたふれ伏すとも萩の原(河合曾良)

(巻二十九)行き行きてたふれ伏すとも萩の原(河合曾良) 4月20日火曜日 朝一で、細君が“今日は穀雨”だと教えてくれた。 穀雨かな世の一隅に安らぎて(松本文子) 羨ましい心境ですね。なかなか安らげない。 BBCで、 CrowdScience20200113 How can I beat pain…

(巻二十九)芋虫の逃げも隠れもせぬ太さ(本間羊山)

(巻二十九)芋虫の逃げも隠れもせぬ太さ(本間羊山) 4月19日月曜日 鉢植えのミカンが満開です。ほのかに香っております。 家事は洗濯で、毛布も干した。礼服の風通しを予定していたが、やや風が強く、見送った。 散歩は小一時間ほど二丁目を歩き、生協で胡…

(巻二十九)黴なんぞ一吹きで済む世代なり(原田達夫)

(巻二十九)黴なんぞ一吹きで済む世代なり(原田達夫) 4月18日日曜日 4部屋の掃除機がけを済ませてから散歩に出かけた。午前中に散歩をすると午後は昼寝になってしまう。夜のことを考えるとあまりよろしくないのであるが、今日も午後は天気よくないらしい…

「最後の浅草行き(抜き書き) - 松本哉」朝日文庫 永井荷風ひとり暮し から

「最後の浅草行き(抜き書き) - 松本哉」朝日文庫 永井荷風ひとり暮し から (前略) 何だか機械じかけの臘人形(老人形?)のような荷風像が浮かび上がってくる。黙って食べて、黙って去ってゆく。出ていった戸は開けっぱなし。口にする物も、勘定の仕方も判で…

(巻二十九)くずほれて砂に平伏す土用波(鎌田光恵)

(巻二十九)くずほれて砂に平伏す土用波(鎌田光恵) 4月17日土曜日 午後からは天気が崩れるとの予報だったので、洗濯は後回しにして散歩に出かけた。高校コースを歩く。修徳グラウンドでは女子が練習マッチをしていた。二丁目を歩き花盛りの門前を一撮いた…