2023-05-01から1ヶ月間の記事一覧

「精神科病院設置者の説明義務 - 早稲田大学教授山城一真」法学教室2023年5月号から

「精神科病院設置者の説明義務 - 早稲田大学教授山城一真」法学教室2023年5月号から最高裁令和5年1月27日第二小法廷判決■論点精神科病院の設置者につき、無断離院の防止策についての説明義務違反があったといえるか。〔参照条文〕民415条・709条【事件…

(巻三十七)鉢ものの孤影仕立に春深く(桂樟蹊子)

(巻三十七)鉢ものの孤影仕立に春深く(桂樟蹊子) 5月30日火曜日 曇り。朝家事は洗濯をして外に干し。細君は晴れの間に生協へ。吾もまたバナナを買いに生協へ。老人男子が目についた。みんなさん卵を買ってたが復活したのか特売が? 昼飯喰って、一息入れて…

「俳句をつくろう(抜書) - 仁平勝」俳句をつくろう から

「俳句をつくろう(抜書) - 仁平勝」俳句をつくろう から切字は説明したい気持ちを断ち切る(P31)では、なぜ「や」「かな」「けり」は切字なのでしょうか。これらの語を用いると、なぜ「十に七、八は自ら句切るる」のでしょうか。先の例のように、切字を使っても切…

(巻三十七)熱き茶に身を立てなほす夜の秋(植木道子)

(巻三十七)熱き茶に身を立てなほす夜の秋(植木道子) 5月29日月曜日 小雨。朝家事は掃除機がけ。エアコンの掃除。一枚を残して、トレーナーを天袋にしまった。 昼飯喰って、一息入れて、コチコチして、外出はせず。 外に出たのはゴミ捨てと郵便受けまでだ…

「プロローグ-俳句への招待 - 仁平勝」俳句をつくろう から

「プロローグ-俳句への招待 - 仁平勝」俳句をつくろう から定型詩であり古典詩であるということみなさんは俳句という詩型について、どんなイメージをもっているでしょうか。四季の季節感を表す詩だという人もいるでしょうし、またある人は、世界でもっとも…

(巻三十七)秋ちかき心の寄るや四畳半(芭蕉)

(巻三十七)秋ちかき心の寄るや四畳半(芭蕉) 5月28日日曜日 曇り。朝家事は洗濯、部屋干し。昼前に生協へ出掛けてお米ほかを調達いたす。割れ煎餅が20円値上げだ。 細君が新聞広告から『裁判官の爆笑お言葉集』という本はどうか言ってきた。十年以上前に…

(巻三十七)豆の花妻は野良着のほか知らず(立花彦吉)

5月27日土曜日 (巻三十七)豆の花妻は野良着のほか知らず(立花彦吉) 曇り。朝家事は掃き掃除と衣類の風通し。黴、虫食いなし。その後、細君のセーター、マフラーをクリーニング屋さんへ持っていく。7点で3800円也。万札を出したが、釣銭がないようで…

「女体の最も隠微な部分のもっている真の意味 - 北原武夫」」ちくま文庫告白的女性論 から

「女体の最も隠微な部分のもっている真の意味 - 北原武夫」」ちくま文庫告白的女性論 からここで、この小論も、いよいよ一つの峠に達したようだ。というのは、男女の双方にとって、いつの世にも絶えぬ深い関心の的であり、男女を結ぶ最も隠微な核心でもあるあ…

(巻三十七)夏帽や反吐のひるほどへりくだり(安住敦)

(巻三十七)夏帽や反吐のひるほどへりくだり(安住敦) 5月26日金曜日 曇り。朝家事はなし。細君は通帳の記帳に出かけた。月詣りだ。ついでに肉マンと焼売を買って帰る方が北海道へ遊びに行かれてしまうよりはよほど宜しい。 独りなのでゆっくりとAVを観て…

(巻三十七)北風に負けないように眉を引く(藤原紅)

(巻三十七)北風に負けないように眉を引く(藤原紅) 5月25日木曜日 曇り。朝家事は拭き掃除。他にベランダの壁についた鳩の糞の除去と清掃。雀ちゃんはお行儀よく手すりの上にチョコンとしていくのに、鳩の奴め。 昼ころ義妹が北海道の土産を届けに来て、細…

(巻三十七)山笑ふ転び上手の怪我もせず(鈴木真砂女)

(巻三十七)山笑ふ転び上手の怪我もせず(鈴木真砂女) 5月24日水曜日 晴れ。北風やや強し。朝家事は洗濯。強風につき部屋干し。昼前に生協へ。カップ麺も買ったが、値上がりしてる!その点大福はまだ上がり幅が少ないように思う。しかし、饅頭も大福も年寄…

(巻三十七)生きること一筋がよし寒椿(五所平之助)

(巻三十七)生きること一筋がよし寒椿(五所平之助) 5月23日火曜日 雨。今日は気温が昨日の半分、15度止まりということだが、半ズボンとTシャツでいる。 朝家事はなし。洗濯は昨日の夕方に致した。 彼奴は電話で、先ず最寄のクリニックにコロナ注射のこと…

「『告白的女性論-北原武夫』の解説 - 香山リカ」ちくま文庫

「『告白的女性論-北原武夫』の解説 - 香山リカ」ちくま文庫副題:「気恥ずかしさ」という感じ北原武夫といえば、私にとっては何といっても“宇野千代の夫”という印象が強い。しかもたいへん失礼ながら、“夫のひとり”だ。周知のように宇野千代は同棲や結婚、…

(巻三十七)身にあまる波をいなして浮寝鳥(中嶋秀子)

(巻三十七)身にあまる波をいなして浮寝鳥(中嶋秀子) 5月22日月曜日 曇り。ベランダの手すりに雀の糞、壁には鳩の糞。雀のはまだ可愛いが鳩のは不快だ。 細君が眼科へ出かけるところへ義妹から電話。北海道への一人旅の土産があるそうで昆布巻きか鮭の薫製…

(巻三十七)五月雨や湯に通ひ行く旅役者(川端康成)

(巻三十七)五月雨や湯に通ひ行く旅役者(川端康成) 5月21日日曜日 曇り。朝家事はなし。毛布を干した。 日頃、読むものがないと口にしていたものだから、細君がラジオと新聞で紹介されていた、 『東大8年生「自分の時間の歩き方」-タカ サカモト』 『街の…

Nice Work (1) - David Lodge

Nice Work (1) - David Lodge P587-588Monday, January 13th, 1986. Victor Wilcox lies awake, in the dark bedroom, waiting for his quartz alarm clock to bleep. It is set to do this at 6.45. How long he has to wait he doesn't know. He could eas…

「運転士や車掌は何を食べていたか - 岩成政和」国鉄食堂車の繁盛記・食堂車バンザイ! から

「運転士や車掌は何を食べていたか - 岩成政和」国鉄食堂車の繁盛記・食堂車バンザイ! から食堂車があった時代の在来線長距離列車の運転士や車掌など、つまり乗務員は乗務中の食事をどうしていたのか気になる人はいないだろうか。まず、運転士(機関士)、こ…

(巻三十七)花筏水に遅れて曲がりけり(ながさく清江)

(巻三十七)花筏水に遅れて曲がりけり(ながさく清江) 5月20日土曜日 曇り。朝家事は洗濯と掃除機がけ。洗濯物は外へ干した。 細君はNTTに電話して高齢者のナンバー・ディスプレー料金の無料化の手続きをしたようだ。400円安くなるという。5月の初めか…

「番茶話 - 泉鏡花」岩波文庫 鏡花随筆集 から

「番茶話 - 泉鏡花」岩波文庫 鏡花随筆集 から蛙小石川伝通院には、(鳴かぬ蛙)の伝説がある。おなじ蛙の不思議は、確か諸国に言伝えらるると記憶する。大抵これには昔の名僧の話が伴って居て、いずれも読経の折、誦念[しようねん]の砌[みぎり]に、その喧…

(巻三十七)妄想の世界を記す日記買ふ(江島照美)

(巻三十七)妄想の世界を記す日記買ふ(江島照美) 5月19日金曜日 曇り。朝家事はなし。細君は生協へ。私も生協と、午後は雨との予報なので図書館へ参る。 ちょうど正午あたりから雨が降り始めた。昼飯喰って、一息入れて、瞑想。散歩は致さず。 机に座って…

(巻三十七)野ざらしを心に風のしむ身哉(芭蕉)

(巻三十七)野ざらしを心に風のしむ身哉(芭蕉) 本日より巻三十七となりました。 5月18日木曜日 晴れ。朝家事は洗濯、外干し、拭き掃除、布団干し。その後クリーニング屋さんに引き取りに行く。 エレベーターの中で挨拶を交わした大姐さん、クリーニング屋…

(巻三十六)二もとの梅の遅速を愛す哉(蕪村)

(巻三十六)二もとの梅の遅速を愛す哉(蕪村) 5月17日水曜日 晴れ。朝から短パンとTシャツにした。朝家事はなし。今日は細君がアリオのヨーカ堂へ家用のズボンを買いに出かけて、同じようなゴム入りの伸縮ウエストの物を買って帰ってきた。ヨーカ堂も衣料…

(巻三十六)立読抜盗句歌集

(巻三十六)立読抜盗句歌集 がみがみとぶつぶつ共に着ぶくれて(彦根伊波穂) 熱燗や酒が貴君を駄目にする(藤嶋務) 充分に娑婆見し蛇の穴に入る(羽鳥つねを) ものの影秋の長さを地に置ける(大瀬益太郎) 杞憂あり明けて朝来て毛布干す(鈴木明) 決めかねてまたひ…

(巻三十六)ポストまで春の一句と歩きけり(鬼形のふゆき)

(巻三十六)ポストまで春の一句と歩きけり(鬼形のふゆき) 5月16日火曜日 晴れ。細君がラジオから仕入れた話では今日は「旅の日」だそうで旅の曲がよくかかるという。さてその心だが、芭蕉が奥の細道へ旅だったひだからだそうだ。 で、はて?と 「五月雨、梅…

(巻三十六)散会すひとりひとりに月ひとつ(近藤牧男)

(巻三十六)散会すひとりひとりに月ひとつ(近藤牧男) 5月15日月曜日 雨。一日中雨との予報だそうだ。ギルバートから安否確認のメッセージが入った。今年に入ってから顔本に投稿していないので気になったのだろうか。気にかけてくれているのは有り難いこと…

(巻三十六)冬浅し心に詩(うた)あるものの幸(鷹崎由未子)

(巻三十六)冬浅し心に詩(うた)あるものの幸(鷹崎由未子) 5月14日日曜日 曇り。図書館から予約本4冊が揃ったとメールが入る。 朝家事は洗濯、外干し。エアコンのフィルター掃除。その後図書館で4冊借り、ついでに生協に回り菓子など1200円ほどを買う…

「アゲイン - 木田元」木田元・軽妙酒脱な反哲学 から

「アゲイン - 木田元」木田元・軽妙酒脱な反哲学 から村松友視の小説を原作にした『時代屋の女房』という映画を覚えておいでだろうか。一九八三年の制作。監督は森崎東。渡瀬恒彦と夏目雅子が主演。大井三つ叉の交叉点にかかっている歩道橋の螺旋状の階段を…

(巻三十六)原罪の股ぐら熱し実梅採り(熊谷愛子)

(巻三十六)原罪の股ぐら熱し実梅採り(熊谷愛子) 5月13日土曜日 Vicじゃないが朝方目が覚めて、寝床でNice Workを読んでみたら冠詞と名詞が合体してしまっているのがやたらに多い。ミスタイプもあっただろうが、ワードから転写してこれだけ合体が頻発する…

「哲学は死の練習になるのか - 木田元」木田元・軽妙酒脱な反哲学 から

「哲学は死の練習になるのか - 木田元」木田元・軽妙酒脱な反哲学 からつい最近八十二歳になった。五年ほど前には胃ガンの少しややこしい手術もして、いちおう生死の境をくぐりぬけてきたことにもなる。おまけにやってきたのが哲学だ。大学入学から数えれば…

(巻三十六)お父さんのソフトクリーム垂れやすし(遠山陽子)

(巻三十六)お父さんのソフトクリーム垂れやすし(遠山陽子) 5月12日金曜日 曇り空だ。朝家事は洗濯、外干し。細君は「ときどき行かないと(道を)忘れてしまうから」と白鳥生協へ出かけて行った。少し心配になってきた1時間20分後に無事帰宅。店が広いので…