2017-04-01から1ヶ月間の記事一覧

(巻十四)少年老いたり妖怪をなほ友として(坂戸淳夫)

4月29日土曜日 考える人は考え昭和の日(谷山花猿) 市の小型家電の回収ボックスにラジオやウォークマンなどを収めた。ついでに前の組織から退職記念に贈られた電子パネルの写真たても放り込んだ。パネルの裏には退職記念と組織名を彫った金属の小板が貼り…

2/2 The circus is leaving town. Forever - by Jason Zinoman (サーカスが無くなる)

“Out of This World,” the current show by Ringling (led by its creative director, Amy Tinkham), is a reminder that nothing on a screen can replicate the wonder and urgency of the live circus. Keeping up with the times, this uneven productio…

(巻十四)気象士の棒細くして寒波かな(涼)

4月28日金曜日 昼飯を食べながら、籠池さんの暴露会見のテレビニュースを拝見いたしました。手強いですよねえ。まだまだ弾は持っていそうだし、逆に問題を風化させない作戦でしょうから、徐々に役者が登場ということで“財務省のなんとか室長”なんて前座も…

1/2 The circus is leaving town. Forever - by Jason Zinoman (サーカスが無くなる)

As a small kid growing up in the 1980s, I truly believed that Ringling Brothers and Barnum & Bailey circus was the greatest show on earth. Nothing compared in scale or spectacle. I was hypnotized by the flamboyance of the lion tamer Gunthe…

(巻十四)定規あてひく直線の涼しさよ(吉岡泰山木)

4月27日木曜日 5月1日からクールビズとの社内通知が出た。今日はこんな陽気であるが、夏は突然にやってくるかも知れない。 更衣駅白波となりにけり(綾部仁喜) 上野駅構内の広告用パネルに1987年の上野駅中央改札口の写真が“昔”として掲げられていた…

(巻十四)愚かなるテレビの光梅雨の家(高柳克弘)

4月26日水曜日 亀井戸の藤も終りと雨の日をからかささしてひとり見に来し(伊藤左千夫) 午後から亀戸天神の藤を見に出掛けた。秋葉原駅で総武線に乗り換えて浅草橋を過ぎて隅田川を渡り両国、錦糸町の次の亀戸に着いた。この駅に降りるのも随分久しぶりの…

「小園の記ー正岡子規」岩波文庫“日本近代随筆選”から

「小園の記ー正岡子規」岩波文庫“日本近代随筆選”から 我に二十坪の小園あり。園は家の南にありて上野の杉を垣の外に控へたり。場末の家まばらに建てられたれば青空は庭の外に拡がりて雲行き鳥翔る様もいとゆたかに眺めらる。始めてここに移りし頃は僅に竹藪…

(巻十四)をりとりてはらりとおもきすすきかな(飯田蛇笏)

4月25日火曜日 百円ガスライターを最後まで使いきると気分がよい。大抵どこかの飲み屋に忘れてしまい、使い切ることはまずなかった。 マッチ擦るつかのま海に霧ふかし身捨つるほどの祖国はありや(寺山修司) ガスと云えば、過日、災害時のため備蓄していた…

(巻十四)願ふことあるかもしらず火取虫(土方歳三)

4月24日月曜日 回覧板の取り次ぎと町会費の取り纏め程度の班長の仕事ではあったが、無事次期班長さんへの引き継ぎが終わりホッとした。 ふと肩の荷を下したる朝寝かな(稲畑汀子) 社内報に主に貿易関連官庁からのお達しを咀嚼してお粗末ながら原案を提供し…

(巻十四)東京湾一景にして秋の風(あきのり)

4月23日日曜日 朝日歌壇4月17日 「忖度(そんたく)」が通訳できず記者たちが戸惑っているニッポンの闇(島村久夫) 勝ち負けを顔に出さずにきた人の「君が代」歌うとき崩れたり(荻原葉月) 朝日俳壇4月17日 酒五合煙草二箱老の春(益子さとし) どうでも…

(巻十四)上野出て午後は枯野を走る汽車(今瀬剛一)

4月22日土曜日 柏の名医のところにクスリをいただきに行く。血圧は128ー94であった。 いただいているクスリはザイロックで尿酸を抑えるクスリである。 昨年末のドックの結果を名医に見ていただいた。尿酸値は7.3まで下がってきた。怖れているクレア…

2/2 Orbiting a near star, potential havens for alien life - by Kenneth Chang (太陽系外惑星)

While the Trappist planets are about the size of Earth - give or take 25 percent in diameter - the star is very different from our sun. Trappist-1, named after a robotic telescope in the Atacama Desert of Chile that the astronomers initial…

(巻十四)ひつぱつてひつぱつて脱ぐ汗のシャツ(北村和久)

4月21日金曜日 すっかり遊びぐせついてしまった。今日も午後から散策に出掛ける事にした。先ずは大型書店で何か飛び込んでくる本はないかと文庫書架を巡ってみた。吉田健一の酒エッセイ、徳川夢声の終戦日記、檀一雄の料理・美食エッセイを拾い読みしたが…

1/2 Orbiting a near star, potential havens for alien life - by Kenneth Chang (太陽系外惑星)

Not just one, but seven Earth-size planets that could potentially harbor life have been identified orbiting a tiny star not too far away, offering the first realistic opportunity to search for signs of alien life outside the solar system. …

(巻十四)新井家とともに昭和を生きし蚊帳(あらいひとし)

4月20日木曜日 昨晩はライオンズがイーグルスを延長戦でサヨナラ逆転で下したそうだ。東尾氏と大久保氏の解説で途中まで聴いていたが、野球よりも解説者の技量に注目してラジオを聴いている。東尾氏は、いつものとおりの“的を得た言いたい放題”解説で、そ…

(巻十四)半袖の若きナースや十二月(えんや)

4月19日水曜日 フランスからのインターン君が前の机に座った。日本の会社や官庁でもインターン制度を唱っているが、やや長めの職場見学会程度のようだ。こちらのインターン君は結構長い期間滞在して実務もやるようだ。 容貌はドロンでもベルモンドてもな…

2/2「男の作法巻末解説ー常磐新平」新潮文庫“男の作法ー池波正太郎”から

食べもののことばかり、私は執着してきたが、服装についても、池波先生は具体的で、身だしなみやおしゃれは、男が「自分の気分を引き締めるため」だと定義されている。服装をととのえるには「よくよく裸になって鏡に映して見なきゃだめなんだよ」ということ…

(巻十四)耳うちの耳のあたりの秋の風(城孝子)

4月18日火曜日 3月末に英国が正式にEU離脱の通告を行ったが、NYT紙に地質学の観点からグレート・ブリテン島のユーラシア大陸からの分離を解説した記事があった。 ブリテン島は氷河紀までは現在のデンマークと同様に半島としてユーラシア大陸に繋が…

(巻十四)織部から唐津にそそぐとろろ汁(永六輔)

4月17日月曜日 シャープペン(メカニカル・ペンシル)の芯が切れて補充した。シャープは無くなってしまったがやはりシャープペンと言いたいのである。Bを使っていたが、柔らかくて書きやすい2Bに変えてみた。 言霊を吐いてエンピツ削られる(南澤霧子) シ…

(巻十四)被害妄想者そこらを散歩冬の蝶(山口青頓)

4月16日日曜日 散らば散れ花こそ春の物狂(正岡子規) 殺人事件の容疑者が逮捕されたとメディアが報じている。 木と生まれ俎板となる地獄かな(山田耕司) 少女殺人に関しては今後の事件解明を待つわけだし、床下収納庫から遺体の発見された62歳の女性の殺…

(巻十四)芋虫の一夜の育ち恐ろしき(高野素十)

4月15日土曜日 朝日俳壇4月9日 春愁や聞けば聞くほど藪の中(篠原三郎) 引っ越し屋さんと不動産屋さんの下見を午前中にセットした。10時に引っ越し屋さんの若い営業担当者が来て家具など引っ越し物品と残置物品のチェックをした。ハンガー箱とか食器箱…

Engineer who ushered in era of satellites - Harold Rosen by Zach Wicher

Whether you are reading these words online or in print, there is a strong chance that Harold A. Rosen played a part in getting them to you. Mr. Rosen, who died Jan. 30 at 90 at his home in Pacific Palisades, Calif., was a driving force in …

(巻十四)「ねばならぬ」が何も無い日のこの自由定年恐れた自分をわらう(小野田多満)

4月14日金曜日 昼食に新橋の天下一で赤担々麺をいただきいた。冷やし中華を食べている客がいたが、そんな季節になってきたのだなあ! 時間があったので銀座口のビィクトリアで珈琲にしょうと回ってみた。しかし駅改装のためか、ビィクトリアは無くなって…

LSD to cure depression? by Richard A. Friedman (LSDの抗鬱効果?)

Psychedelics, the fabled enlightenment drugs of the '60s, are making a comeback - this time as medical treatment. A recent study claimed that psilocybin, a mushroom-derived hallucinogenic, relieves anxiety and depression in people with lif…

(巻十四)町落葉何か買はねば淋しくて(岡本眸)

4月13日木曜日 お休みを頂いて移住先の排水管の高圧洗浄作業に立ち会った。作業は午後からなので、ゆっくりと家を出て途中花見などいたしながら向かった。散る桜もあり、まだまだ咲き誇る桜木もある。 満開も散るも又よし桜花(藤生理可) 道すがら不動産屋…

(巻十四)のらのらと生きて立夏のうすき汗(大木あまり)

4月12日水曜日 とりあえず、午後2時までは長閑な一日が過ぎている。今朝駅頭で買ったジャパンタイムズの一面は真央さんの写真だったし、NHKテレビのお昼のニュースも頭の方でも真央さんの引退会見を流していた。この国も長閑なのだろう? この先を考…

1/2「男の作法巻末解説ー常磐新平」新潮文庫“男の作法ー池波正太郎”から

『男の作法』を、私はもっと若いころに読みたかったと思う。学生のころに、あるいは就職してまもないころに、読んでおきたかった。池波先生のエッセーは、読むと得をするのである。もっとも、先生は私たちに得をさせるつもりでエッセーを書かれるのではない…

(巻十四)やけに効くバレンタインの日の辛子(三村純也)

4月11日火曜日 どうでもよいことですが、税関の新施策“遠隔申告、申告先官署選択制、通関業者の営業区域制限撤廃”がこの秋、10月8日から実施されることが決まったようだ。 http://www.customs.go.jp/kaisei/seirei.htm#H29s133 関税法の改正、伴っての…

(巻十四)羅に透けるおもひを怖れをり(櫛原希伊子)

4月10日月曜日 挨拶文を書かねばならず帰宅後四苦八苦した。細君にも関わることなので意見を求めたら、ケチョンケチョンに酷評された。 不得手なる書類作りや半夏雨(中森百合子) 日頃書く文章は仲間内で判ればよいメールである。その意識で書いてしまった…

号外、ワシントン条約羊関係

http://www.kanzei.or.jp/tokyo/tokyo_files/pdfs/cus_info/2017/290410.pdf 去る2月1日付けワシントン条約付属書羊関係の周知について、取り扱いの変更通知が発せられましたので、ご案内いたします。