2014-09-01から1ヶ月間の記事一覧

本日の句歌

句歌控帳「立読抜盗句歌集」 更衣 駅白波と なりにけり (綾部 仁喜) 今日はNHK俳句を買って帰りました。 「好きな子に好きな子の居り星今宵」に金賞です。 そんなものなんです、人生は。

本日の句歌

句歌控帳「立読抜盗句歌集」 セーターの 色ほど若く なかりけり (上村敏夫) 10月号角川俳句で 夫の恋見て見ぬふりの破れ傘(佐藤文子) に出会い、書き留めました。 御同様に、先ずは「破れ傘」の季語をあたりました。夏の季語で「やぶれからかさ」という植…

本日の句歌

句歌控帳「立読抜盗句歌集」 去年今年 断ちたきものも 連なりぬ (山本碩一)

本日の句歌

句歌控帳「立読抜盗句歌集」 一言の 賛辞は重し 寒卵 (岩崎正子) 金木犀の香りが公園通りから梅小路までの数軒から漂った。

(巻三)立読抜盗句歌集

昨日で巻の三が終わりましたので、一挙紹介致します。明日からは巻の四に入ります。 釣堀の 四隅の水の つかれたる (波多野爽波) 感謝せず 感謝されざる 性格の 君とも長き まじわりのまま (清水房雄) 若者が 墓に肩組む 桜桃忌 (石河義介) 天皇(おおきみ)の…

本日の句歌

句歌控帳「立読抜盗句歌集」 五月雨や 大河を前に 家二軒 (蕪村)

本日の句歌

句歌控帳「立読抜盗句歌集」 羅(うすもの)や 人悲します 戀をして (鈴木真砂女) 北に筋雲、南に綿雲、桜の葉が少し色変わり、明日健康診断ドッグ。 恩師から、クボタ画廊での風景画スケッチ展へのお誘いをいただく。

本日の句歌

句歌控帳「立読抜盗句歌集」 外(と)にも出よ 触るるばかりに 春の月(中村テイジョ) 昨日の帰り道、仔猫の交通事故に出合った。かわいそうに。血は流していなかったけれど、グッタリとしていた。 通りすがりのお姉さんが抱き上げて介抱していたが、助かるかな…

本日の句歌

句歌控帳「立読抜盗句歌集」 雪だるま つくれぬほどに 降りにけり (松本 英夫) 知人見舞いで、細君と外出した。 そこで気付いた秋! 花屋の店先のハロウィンの飾り付けにフォックスフェースが沢山使われていました。 駅までの道、梅小路にきれいに咲いた彼岸…

本日の句歌

句歌控帳「立読抜盗句歌集」 騒がねば 蜂は優しと 庭師言ふ (上田秋霜)

本日の句歌

句歌控帳「立読抜盗句歌集」 春を背に 廊下は果てしなく暗い (松崎 佐) 昨晩は遊覧船で船遊び。一句ひねろうとしたが、出来ず。 夜の江戸湾は静かで、秋の夜の雲は美しく、船の明かりを頼ってか海鳥が一羽二羽追って来たのです。 船は乗ってみると以外と大き…

本日の句歌

句歌控帳「立読抜盗句歌集」 この夜を どこで過ごそうとゆく背後 次々とシャッター 降ろさるる音 (宇堂健吉)

本日の句歌

句歌控帳「立読抜盗句歌集」 かしこしと 常にあふぎし 其人の あやまち聞けば ふとよろこばる (片山廣子) 浜松町駅構内放送が本日東京モノレール開業五十周年と案内していました。 先頭車両に乗るとレールの疲れが見えますが、大丈夫ですよね?

本日の句歌

句歌控帳「立読抜盗句歌集」 かわせみに 杭置去りに されにけり (八木林之助) 情景が浮かぶ句ですね? 縦揺れがドスンと来たので、緊張いたしました。15階にいましたが、そのあとはそれほどでもなかった。 今、上野駅ですが、高崎線、宇都宮線に乱れがある…

本日の句歌

句歌控帳「立読抜盗句歌集」 五月雨を 集めて早し 最上川 (芭蕉) 月曜日、朝日俳壇の句から、一等賞に二句撰ばさせていただきました。 「別人の如き乙女の祭笛(黛衛和)」 「冬瓜を割って途方にくれにけり(大年廚)」 私にとっては分かりやすく、きれいな句で…

本日の句歌

句歌控帳「立読抜盗句歌集」 葉桜の 中の無数の 空さわぐ (篠原 梵) 今朝は掛け布団を使いました。体が疲れていて、そのためか、こころが怯えているようです。 樹にみかん道に転がる青みかん 買い物の途中、柿の木の坂を曲がったところで、道端に転がる青み…

加筆訂正

朝日歌壇に 「四捨五入すれば還暦されど吾に子無し妻無し癌ふたつあり」という歌が入選していました。 (誤)ふたつ (正)ふたつあり

本日の句歌

句歌控帳「立読抜盗句歌集」 トラックの荷台に積みしケージより チキンではなく 鶏が見る空 (森岡圭子) 昨晩の第二放送では、シェークスピア学者の先生からリア王についてお話をうかがいました。 作品が伝える「知恵を身につけないまま老いる」ということに…

本日の句歌

句歌控帳「立読抜盗句歌集」 さすたけの 君がすすむるうま酒に さらにや飲まん その立ち酒を (良寛) この歌で、立ち酒と立ち飲みの違いが分かりました。 退職するときに立ち酒をしてくださった皆様、ありがとうございました。 立ち酒が 立ち飲みとなり 西日…

本日の句歌

句歌控帳「立読抜盗句歌集」 もうダメだ おれはこれから海へ行く そしてカモメを見る人になる(瀧音幸司) そんな気分になることもありますよねぇ?

本日の句歌

句歌控帳「立読抜盗句歌集」 歪みつつ 押し出さるるや しゃぼん玉 (林 哲) 名月を あの辺りとし 団子食い 昨晩は曇りで月は拝めず。然れど、「雨降れば雨降るように虫の声(吉原俊一)」という句もありますので、一句作りました。 今晩は見事な満月です。 句の…

本日の句歌

句歌控帳「立読抜盗句歌集」 露草の 瑠璃をとばしぬ 鎌試し (吉岡禅寺洞) 友人の水尾氏から一句届きましたので、ご紹介いたします。 朝散歩 新芽をすかし 朝日かな 昨晩のNHK第二放送の講演は映画字幕翻訳家戸田奈津子さんでした。 インターネットでお名…

本日の句歌

句歌控帳「立読抜盗句歌集」 いづくにも 虹のかけらを 拾い得ず (山口誓子) 角川俳句「俳句とわたし」に、黛執氏が俳句の基本について一文を寄せられた。 「昭和三十八年の秋、ふとした機縁で映画作家にして俳人でもあった五所平之助を知り、平之助を指導者…

本日の句歌

句歌控帳「立読抜盗句歌集」 うぐいすの ケキョに力をつかふなり (辻桃子) 駅前から拙宅までの道々に、戯れに名をつけてみました。 駅近くのお宅では、見事な鉢植えの薔薇を四季を通じて咲かせ、通行人を癒してくれていますので、このお宅の前の通りを「ロー…

本日の句歌

句歌控帳「立読抜盗句歌集」 落葉いろ の蝶々や 舞い上がり 推敲:落葉色 した蝶や 舞い上がり

本日の句歌

句歌控帳「立読抜盗句歌集」 負け独楽や 倒れてもなほ 一廻り (山口勝) 老人会のゴルフコンペに新参者として参加させていただきました。先が短いと云うわけではありませんが、ショートコースで開催されました。 最近の年寄りは元気ですよ。諸先輩に体力技術…

本日の句歌

句歌控帳「立読抜盗句歌集」 さまざまの事思ひ出す桜かな (芭蕉) 桜の句で、大変好きな句です。句との出会いで書き留め、その順で思い出し、読み返していますので、初秋に花の句になりました。 今日も、感動したく一日をすごしましたが、句はできません。 い…

本日の句歌

句歌控帳「立読抜盗句歌集」 回転を やめれば割るる しゃぼん玉 (石井いさお) 年齢によって句の受け止め方はちがうのでしょうが、足腰が立たなくなれば人生終わりと読むのも寂しいものです。 しかし、体は鍛えれば少しは長持ちするようで、階段の一段飛ばし…

本日の句歌

句歌控帳「立読抜盗句歌集」 失せてゆく 目刺のにがみ 酒ふくむ (高浜虚子) 鰯は美味しいし、句のとおり、苦味が旨さかとも言えます。 ところが、いざ注文となるとシシャモにしてしまう。 文字変換で柳葉魚と、優美な漢字が現れて、驚きですが、北海道に柳は…

本日の句歌

句歌控帳「立読抜盗句歌集」 水の地球(ほし) すこしはなれて 春の月(正木ゆう子) 地球を「ほし」と読むのが正しいのかわかりませんが、そのように読んで納得しております。 仲秋の名月にお月様は大接近と聞いております。 晴れればありがたいことです。 大き…