2023-06-01から1ヶ月間の記事一覧

(巻三十七)八重桜ぽつてり午後のメランコリー(白根順子)

6月29日木曜日 (巻三十七)八重桜ぽつてり午後のメランコリー(白根順子) 晴れ。細君は道順を忘れないようにたまには行かなくてはと白鳥生協へ出かけて行ったが、帰り道で迷い遠回りをして戻ってきた。まっ、この特技のお蔭で出歩かず、無駄遣いもないが、…

(巻三十七)金くさき人の往来や八重桜(正岡子規)

6月28日水曜日 (巻三十七)金くさき人の往来や八重桜(正岡子規) 曇り、それでも洗濯物は外に干した。 拭き掃除も致した。お米も買いに行った。 昼飯は焼売で納豆ごはん、肉マン一個。やや過食。一息入れて、瞑想。3時頃までしっかりと瞑想してしまった。 …

「ああ、小岩駅(抜書) - 吉野孝治」ああ、鈍行鉄道人生 から

「ああ、小岩駅(抜書) - 吉野孝治」ああ、鈍行鉄道人生 から雑務係(駅務係)の話昭和三十九(一九六四)年十二月七日に日本国有鉄道(国鉄)千葉鉄道管理局の「臨時雇用員」として総武線小岩駅に配属された私は、昭和四十年四月一日に「準職員」として正式に採用さ…

(巻三十七)時間外勤務のやうに八重桜(矢島渚男)

6月27日火曜日 (巻三十七)時間外勤務のやうに八重桜(矢島渚男) 曇り。朝家事なし。細君は記帳に出かけた。AVを観てはみたが飽きた。幾らでも見られるとなるとつまらないものだ。西村賢太氏が一人三回説を唱えていたが、賛同いたす。 早目の昼飯をパック…

(巻三十七)独りなら遊んでゆけと寒雀(車谷直司)

6月26日月曜日 (巻三十七)独りなら遊んでゆけと寒雀(車谷直司) 晴れ。蒲団を干したから晴れにしておこう。朝家事は蒲団だけ。 昼飯喰って、一息入れて、二割引のチラシが入っていたのでアリオのヨーカ堂に短パンを買いに出かけた。色とサイズで絞ると一着…

「檸檬 - 梶井基次郎」角川文庫文豪短篇傑作選 から

「檸檬 - 梶井基次郎」角川文庫文豪短篇傑作選 から えたいの知れない不吉な塊が私の心を始終おさえつけていた。焦燥といおうか-酒を飲んだあとに宿酔があるように、酒を毎日飲んでいると宿酔に相当した時期がやって来る。それが来たのだ。これはちょっとい…

(巻三十七)晩秋や男の顔は古本屋(石川夏山)

6月25日日曜日 (巻三十七)晩秋や男の顔は古本屋(石川夏山) 晴れ。朝家事は洗濯、外干し。エアコン掃除。掃除機がけ。玄関・玄関先の掃除。生協へ買い物。で、ほぼ午前中を終わる。 昼飯喰って、一息入れて、瞑想して、散歩。都住の公園を通ると少年たちが…

(巻三十七)小春日の図書館にいて世に余る(井上みね子)

6月24日土曜日 (巻三十七)小春日の図書館にいて世に余る(井上みね子) 曇り。6時半の10分測定で36度5分。朝家事は布団干し程度で特になし。昼飯喰って、コチコチして、瞑想して、散歩に出かけた。 来週休館になる図書館から予約本が揃ったとの連絡が…

(巻三十七)横槍を入れにマスクをはずしけり(東洸陽)

6月23日金曜日 (巻三十七)横槍を入れにマスクをはずしけり(東洸陽) 朝方涼し。毛布をたぐり寄せた。足がつる(腓返り)。5時半の体温は37度でまあまあか。7時半には10分測定で37度4分となる。カロナールを服用。何となく怠くて少しボーッとしてい…

(巻三十七)冬晴やスマホで潰す待ち時間(外城より子)

6月22日木曜日 (巻三十七)冬晴やスマホで潰す待ち時間(外城より子) 雨。9時頃の雨は静かな五月雨。朝家事は掃き掃除。昼飯喰って、一息入れて、少しコチコチしてから6回目の接種に出かけた。細君が接種したと同じクリニックだが雨模様の午後なので空い…

Nice Work (5) - David Lodge

Nice Work (5) - David Lodge P663-665 Vic Wilcox was dictating letters Shirley when Brian Everthorpe knocked and put his head round the door, grinning, for some reason, from sideburn to sideburn.‘Victor for you, Vic.’‘Oh?’‘Your shadow.’‘He'…

「永日小品(抄) - 夏目漱石」文豪たちが書いた 笑う 名作短編集 から

「永日小品(抄) - 夏目漱石」文豪たちが書いた 笑う 名作短編集 から元日雑煮を食って、書斎に引き取ると、しばらくして三、四人来た。いずれも若い男である。その内の一人がフロックを着ている。着なれないせいか、メルトンに対して妙に遠慮する傾きがある…

(巻三十七)約束も用事もなくて蒲団干す(井戸幸子)

6月21日水曜日 (巻三十七)約束も用事もなくて蒲団干す(井戸幸子) 曇り。朝家事はなし。薄日が出たので蒲団を干す。ほとんど今日の句と同じ状態。 昼飯喰って、一息入れて、コチコチしてから散歩に出かけた。先ず返却期限が明後日の『死に方がわからない-…

「やることがごちゃごちゃ多すぎてわからない - 門賀美央子」死に方がわからない から

「やることがごちゃごちゃ多すぎてわからない - 門賀美央子」死に方がわからない から さて、残りは次の通りだ。1、ペットや観葉植物の譲渡2、必要な相手への訃報連絡3、SNSなどのアカウント停止三つ目の「アカウント停止」は知らぬ顔の半兵衛でお茶を…

(巻三十七)寒き顔映り宅急便と言ふ(加藤かな文)

6月20日火曜日 (巻三十七)寒き顔映り宅急便と言ふ(加藤かな文) 曇り。朝家事は洗濯・外干し。10時過ぎに結構な金額をショルダー・バックに入れて郵便局に健康保険料と区民税の納付に行く。どちらも実感のあるサービスの対価だから不満はないが、負担は…

(巻三十七)顕らかに癌を身のうち年流る(中澤康人)

6月19日月曜日 (巻三十七)顕らかに癌を身のうち年流る(中澤康人) 曇り。細君はコロナ接種に出かけた。経過報告が入ったが一時間半待ちだそうだ。まっ、予約なしでやってくれるのだからその程度の待ち時間は仕方あるまい。 で、細君は「何でもかんでも11…

(巻三十七)声に出し言葉寒しと思ひけり(片山由美子)

6月18日日曜日 (巻三十七)声に出し言葉寒しと思ひけり(片山由美子) 曇り。朝家事は特になし。寝床のシートを干す。昼前に生協へ買い物。 昼飯喰って、一息入れて、コチコチして、一寸瞑想した。意識が消えたのは2、3分なのだが、これが効く。スッキリし…

「МSWがわかった! - 門賀美央子」死に方がわからない から

「МSWがわかった! - 門賀美央子」死に方がわからない から 取材に応じてくださったのは、大分県のとある地域の中核病院でMSWとして働いておられる井元哲也さんと今尾顕太郎さん。長年、現場で医療に携わってきたベテランである。 職業柄だろうか。お二…

(巻三十七)いつも呑む薬に足して風邪薬(仁平勝)

6月17日土曜日 (巻三十七)いつも呑む薬に足して風邪薬(仁平勝) 晴れ、夏日になるとか。エアコンの試運転を行う。 朝家事は洗濯-外干し、細君のジャンパーなどをクリーニング屋さんに持ち込み、ついでに生協でりんご、調味料ほかを買う。10時半にしてか…

Nice Work (4) - David Lodge

Nice Work (4) - David Lodge P653-655 Nine days later, at eight-thirty in the morning of Wednesday, 22nd January, Robyn Penrose set off in a snowstorm and an ill humour to begin her stint as the University of Rummidge Faculty of Arts Indust…

(巻三十七)春眠をむさぼる若さ我にあり(鈴木清三)

6月16日金曜日 (巻三十七)春眠をむさぼる若さ我にあり(鈴木清三) 少なくとも朝は晴れ。朝家事は掃除機がけ。台所のマットを通路で叩く。埃が出て、下の駐輪場へ落ちていく。 For dust you are: and unto dust you shall return. 義妹から電話が入り、旦那…

(巻三十七)短日や足より暮るるバスのりば(岡尚)

6月15日木曜日 (巻三十七)短日や足より暮るるバスのりば(岡尚) 曇り。朝家事はなし。空模様を心配しながら細君は美容室に出かけていった。白髪を気にしているが髪の毛は豊かにある。男の禿は笑いを誘うが女の薄毛は哀れを誘う。コテコテ染めてくるが無い…

「自己決定がわからない - 門賀美央子」死に方がわからない から

「自己決定がわからない - 門賀美央子」死に方がわからない からアビダルマってなんだ?ですか?はい、ご説明いたします。本書は実用書のつもりで書いているので、あまり死生観とか宗教/哲学の問題には触れるつもりはない。でも、やっぱり私自身が「死」そし…

(巻三十七)手順などあつてなきこと鍋奉行(大政睦子)

6月14日水曜日 (巻三十七)手順などあつてなきこと鍋奉行(大政睦子) 曇り、9時ころにわか雨。細君は自分の洗濯物をアイロンをかけて乾かし始めた。わたしゃ、やらない。 三十年前に読んだ『Nice Work』を読み返しているが、何か若いころ訪ねたイギリスの…

(巻三十七)口裏を合せそこねし師走かな(村田あを衣)

6月13日火曜日 (巻三十七)口裏を合せそこねし師走かな(村田あを衣) 曇り。桜桃忌。朝家事は洗濯。陽が射してきたので外干しと致す。晴れ間に細君は生協に。 昼飯喰って、一息入れて、すぐに散歩に出かけて、ついでに生協に寄って缶酎ハイ3本、チーカマ、…

「井月[せいげつ] - 石川淳」ちくま文庫怠けものの話から

「井月[せいげつ] - 石川淳」ちくま文庫怠けものの話から一井月[せいげつ]のことは、つとに昭和五年刊、下島勲、高津才次郎両氏の編に係る井月全集一冊においてほとんどその大体をつくしているようであるちかごろ、「科野」昭和三十一年3号より8号まで…

(巻三十七)怪しきは公家の早足枯野道(奥田筆子)

6月12日月曜日 (巻三十七)怪しきは公家の早足枯野道(奥田筆子) 小雨。朝家事は特になし。昼飯喰って、一息入れて、コチコチして散歩には出かけず。雨は降ったり止んだり。 夜の11時、缶酎ハイを舐めつつ雨音を聞く。 「煎餅の尽きて気の付く夏の雨」 願…

(巻三十七)漱石忌英語はついに馴染めざる(松本三千夫)

6月11日日曜日 (巻三十七)漱石忌英語はついに馴染めざる(松本三千夫) 雨。雨音が聞こえるほどの雨。 月初めに蓮光寺門前の今月の御言葉を拝読したのだが、どうもしっくり来ずそのままほっておいた。今でもしっくり来ないので世に問うてみよう。これは諌め…

Nice Work (3)

Nice Work (3) - David Lodge P633-635 The University clock strikes eleven its chimes overlapping with the chimes of other clock, near and far. All over Rummidge and its environs, people are at work - or not, as the case may be.Robyn Penrose…

(巻三十七)葉桜となりてをさまる並木かな(大坪景章)

6月10日土曜日 (巻三十七)葉桜となりてをさまる並木かな(大坪景章) 曇り。朝家事は特になし。昨晩洗った夏帽子を外に干す。細君は台風に備えて買い物に出かけ、生協前の花屋さんで切り花の紫陽花も買って帰った。濃い紫の花はお好みでないとのことだが、…