2021-06-01から1ヶ月間の記事一覧

(巻二十九)鰭酒やすでにひとりの別世界(高橋寛)

(巻二十九)鰭酒やすでにひとりの別世界(高橋寛) 6月29日火曜日 眼鏡屋さんに同行した。視力は0・5を確保とのことで、外歩きができる程度らしい。細かい字は外した方がよく見えるので、眼鏡をかけたり外したりになるらしい。紐を買ってぶら下げることに…

巻二十九色変へぬ松一本の教へかな(山口耕太郎)

巻二十九色変へぬ松一本の教へかな(山口耕太郎) 6月28日月曜日 眼科へ同行し、弁当を買って帰る。焼鳥弁当わさび飯560円也に致した。 借りてきた角川俳句6月号から、 合図待つ握りこぶしや大試験(駒井ゆきこ) 風生忌風になりたき人ばかり(目黒琴音) …

(巻二十九)形よき排泄ありぬ冬近し(中井春男)

(巻二十九)形よき排泄ありぬ冬近し(中井春男) 6月27日日曜日 午前中に図書館へ行く。図書館は来週は館内整理で一週間閉まるので角川俳句の6月号を借りておいた。 今日の朝日俳壇につぎの句があり書き留めた。 人目にはつかぬところの涼しさよ(室達朗) 本…

(巻二十九)耳遠くなりし庭師や松手入(松本みゆき)

(巻二十九)耳遠くなりし庭師や松手入(松本みゆき) 6月26日土曜日 細君と生協へ買い出しに行く。戻って昼飯の用意をして、それを食って、片付けて、米を研いで、ゴミ捨てて、昼寝をして、また米を買いに生協へ出かけて、今度は夕食の仕度だ。オクラを茹で…

「浮気をするから人間になった - 竹内久美子」浮気人類進化論 から

「浮気をするから人間になった - 竹内久美子」浮気人類進化論 から 人間の起源や本質に関し、数多くの興味深い仮説を提出しているデズモンド・モリスは、代表作である『裸のサル』の中で、人間の高度の知能は狩猟生活に対し必要不可欠なものとして発達して…

(巻二十九)帰り来て別の寒さの灯をともす(岡本眸)

(巻二十九)帰り来て別の寒さの灯をともす(岡本眸) 6月25日金曜日 泌尿器科へ月一の検診に行く。帰りは歩いた。 図書館に行き3冊借りて帰る。 うち1冊は「思い通りの死に方」という二人の医師(中村仁一氏・久坂部羊氏)の対談物。読書の傾向が鉄道、俳句…

「山陰本線びいき - 有栖川有栖」交通新聞社刊旅の宝石箱から

「山陰本線びいき - 有栖川有栖」交通新聞社刊旅の宝石箱から 鈍行列車に乗り、車窓風景をぼんやり眺めながらどこまでも運ばれて行くような旅が好きだ。 駅に停まるたびに周辺をきょろきょろ見渡し、少しずつ入れ替わっていく乗客たちの会話の断片が耳に入…

(巻二十九)酔いたい酒で、酔へない私で、落椿(種田山頭火)

(巻二十九)酔いたい酒で、酔へない私で、落椿(種田山頭火) 6月24日木曜日 台所の蛍光管3本のうちの1本が切れる前触れの明滅を始めた。 細君と生協へ買い出しに行ったのでついでに蛍光管を3本買ってきて3本全部を取り換えておいた。 前回切れたのは2…

(巻二十九)ひきずられ出てゆくおでん屋台かな(清水はじめ)

(巻二十九)ひきずられ出てゆくおでん屋台かな(清水はじめ) 6月23日水曜日 ひきずられて眼鏡屋に同行致す。眼鏡の調整は時間がかかる。その間に弁当を買いに出かけて自分用には焼鳥屋の焼鳥弁当ワサビ飯というのを買ってみた。ワサビの茎や葉を刻んでご飯…

(巻二十九)やさしくて人に喰はるる鯨かな(長谷川櫂)

(巻二十九)やさしくて人に喰はるる鯨かな(長谷川櫂) 6月22日火曜日 家事。エアコンのフィルター掃除、4部屋の拭き掃除、洗濯、クリーニングのアップ、昼食(オープンサンド)の仕度。洗濯機の洗濯量目盛がいい加減なものだから、目盛2では足りないとタオ…

(巻二十九)少しだけ大切にされ春の風邪(樋口ひろみ)

(巻二十九)少しだけ大切にされ春の風邪(樋口ひろみ) 6月21日月曜日 細君の眼科診察に同行いたした。10時半が予約時間になっているが9時半前に到着し9時45分からの受付開始を外の通路に置いてある丸椅子にかけて待った。一応予約制になっているが、…

(巻二十九)いつか来る死といふ大事山眠る(三枝青雲)

(巻二十九)いつか来る死といふ大事山眠る(三枝青雲) 6月20日日曜日 細君と生協へ買い出しに出かけた。並べたばかりの野菜は綺麗だ。カボチャを買ったがすでに小口にカットしてパッケージに入れてあるのがあったのでそちらを買っていた。これでカボチャ切…

(巻二十九)本心は言えぬ男の鰯雲(村山陽出於)

(巻二十九)本心は言えぬ男の鰯雲(村山陽出於) 6月19日土曜日 むしろ快眠できて朝となる。起きてみて、痛みと云う程ではないが軽い腫れを感じた。その程度でその他異常なし。 雨である。雨で買い物には出かけないのだから今日洗濯をしてしまえばと云われ、…

「【大衆と古典文化】“歌笑”文化 - 坂口安吾」日本大衆文化論アンソロジー から

「【大衆と古典文化】“歌笑”文化 - 坂口安吾」日本大衆文化論アンソロジー から 歌笑のような男、落語の伝統の型を破った人物は、私の短い半生でも、さきに金語楼、また同じころ、小三治などというのがいた。金語楼は兵隊落語、小三治は源平盛衰記など新し…

(巻二十九)妻よ五十年吾と面白かつたと言いなさい(橋本夢道)

(巻二十九)妻よ五十年吾と面白かつたと言いなさい(橋本夢道) 6月18日金曜日 朝、義妹から電話が入り30分ほど情報交換をしていた。義妹はもう2回目が終ったそうだ。 今日は好天で毛布などを干した。細君は洗濯をしている。洗濯物を干せるようになったし…

Waterfront Weekly

Waterfront Weekly 関税局―通関業法基本通達改正、通関士の在宅業務対応6月16日 Customs and Tariff Bureau reviews its Customs Broker Act’s Standing Circular to enable the Specialists working at home. Actually, CTB has approved remote working of…

「玉三郎のこと - 篠田正浩」日本の名随筆69男 から

「玉三郎のこと - 篠田正浩」日本の名随筆69男 から 女形から見てどんな女優が素敵か、と私が玉三郎に聞いたら次のような返事が返ってきた。 「それはもう、月のものがあがってしまった方よ。その方たちはもう老女といっていいほどの年頃におなりだが、そ…

(巻二十九)熱燗や出逢へる人を大切に(高澤良一)

(巻二十九)熱燗や出逢へる人を大切に(高澤良一) 6月17日木曜日 今朝の家事は洗濯で始まり、続いてエアコン2台の冷房試運転をした。クリーニングに出したジャケットの引き取りを予定していたが、ポツリポツリと落ちてきたので取り止めと致した。 「玉三郎…

(巻二十九)身の錆を洗いなが して菊の酒(清水うめを)

(巻二十九)身の錆を洗いなが して菊の酒(清水うめを) 6月16日水曜日 朝、雷鳴を聞いて目覚めた。この二三日よい眠りを賜っている。昼寝をしても夜も眠れている。こんなありがたいことはない。そしてこのままず~と目覚めなければ、それはそれでありがたい…

(巻二十九)雪掻いて七十歳の五十肩(五代儀幹雄)

(巻二十九)雪掻いて七十歳の五十肩(五代儀幹雄) 6月15日火曜日 午前中は古下着から掃除用の端切れ を作り、拭き掃除をして、ゴミ集積場に生ゴミ・プラゴミを運び、オープンサンドの卵を茹でて、10時半に少し落ち着く。 BBC、先週の番組からは CrowdScie…

(巻二十九)作法なき一人手前やほととぎす(野々上久去)

(巻二十九)作法なき一人手前やほととぎす(野々上久去) 6月14日月曜日 梅雨入りで小雨の中を細君と眼科に行く。 長袖を離さずにいる走り梅雨(馬場美智子) 手術から1ヶ月経ったがまだ新聞は見出しまでのようだし、外の一人歩きはできそうにない。腫れは引…

(巻二十九)命かけて芋虫憎む女かな(高浜虚子)

(巻二十九)命かけて芋虫憎む女かな(高浜虚子) 6月13日日曜日 今朝は9時から風呂と洗面台の排水口の掃除を致した。ついでに4部屋の拭き掃除を致した。それから昼飯の仕度で10時半となる。昼飯の仕度と云っても昨晩の残り物を電子レンジで温め返すだけ…

(巻二十九)受持は馬屋と決まり煤払ふ(伊藤句磨)

(巻二十九)受持は馬屋と決まり煤払ふ(伊藤句磨) 6月12日土曜日 細君と生協に行く。2日分の肉、魚、野菜に果物、パン、牛乳、ヨーグルト、ほかにバター、塩、片栗粉、などで5200円ほどの買い物になった。野菜ではゴーヤを買ったが我が家では初物であ…

「思想としての死の準備-終りに(巻末一部抜書) - 山折哲雄」

「思想としての死の準備-終りに(巻末一部抜書) - 山折哲雄」 一昨年のことですが、東海大学病院で「安楽死」事件がおこりました。その報道をきいたとき、私は当然のことがおこったと思いました。 だがその後、担当医がきびしく処分されたと知らされて驚き…

(巻二十九)些事大事あまさず告げぬ新社員(岩瀬善夫)

(巻二十九)些事大事あまさず告げぬ新社員(岩瀬善夫) 6月11日金曜日 月に一度の血圧検診に出かけた。このところ朝晩の自己測定で120ー80を超えることはない。今日は先生が測ってくれたが 120ー80であった。 ついでに来週受ける予防接種について…

「失敗を楽しむ(宮脇俊三) - 原武史」新潮文庫「鉄学」概論 から

「失敗を楽しむ(宮脇俊三) - 原武史」新潮文庫「鉄学」概論 から 宮脇俊三(一九二六~二〇〇三)は、もともとは小説家である内田百閒 阿川弘之とはちがって、始めから終わりまで「鉄道紀行作家」であった。 中央公論社の優秀な編集者から五十歳を過ぎての転…

(巻二十九)豆まきの豆もてあます齢かな(泉陽子)

(巻二十九)豆まきの豆もてあます齢かな(泉陽子) 6月10日木曜日 時の日や一分おくれを正しけり(稲葉雄峰) 細君がラジオで聞きかじった時の日の来歴を教えてくれました。 梅雨入り前の衣裳の黴点検を致した。黴はないがジャケット3着をクリーニングに出し…

(巻二十九)秋袷夫買ひくれしを大切に(稲垣光子)

(巻二十九)秋袷夫買ひくれしを大切に(稲垣光子) 6月9日水曜日 午前、細君に連れられて生協で買い物を致す。5%の割引券を使い175円引となる。割引券は当日有効なので午後も散歩のついでに米やお茶などを買い155円割引いてもらった。 路傍の立葵を一…

(巻二十九)台風の中へ覚悟のハイヒール(有坂裕子)

(巻二十九)台風の中へ覚悟のハイヒール(有坂裕子) 6月8日火曜日 芋虫に丸坊主にされてしまったミカンの鉢植えに毎朝水を遣っている。枯れてはいないようだと期待していたが今朝若葉を見つけた。(一撮) 細君は山梨に居る中学時代の級友らしきに電話をかけて…

(巻二十九)一言に気分害しぬなめくじり(高澤良一)

(巻二十九)一言に気分害しぬなめくじり(高澤良一) 6月7日月曜日 細君の眼科診察にお伴いたした。月初めなので診察券と健康保険証を受付けに出した。先月は高額医療費超えで都度の診察料支払いはなかったが、月替わりとなり今日は640円を支払う。容態は…