2022-07-01から1ヶ月間の記事一覧

Advice sought after

Advice sought after Cast-off cicada shell空蟬のそばなる蟬のむくろかな(高梨圭一) Haiku created by Takanashi Keiichi I wonder if it's a cicada's mukuro near the sky cicada (by AI) Cast-off cicada shell side by side with a corpse (my attempt)…

(巻三十四) 棒読みの祝辞蛙(かわず)の目借時(南峯三)

(巻三十四) 棒読みの祝辞蛙(かわず)の目借時(南峯三) 7月30日土曜日 世の中の機嫌がかなり悪くなってきたが、細君の寝起きの悪さも相当なものになってきた。あれが一日続くのなら逃げ出すことも考えねばならぬが、大体30分くらいで収まる。原因は寝なが…

「熱 - 古井由吉」ベスト・エッセイ2012 から

「熱 - 古井由吉」ベスト・エッセイ2012 から熱中症という言葉はいつ頃から一般に使われるようになったのだろう。そう古いことではないように思われる。初めてこの言葉を目にだか耳にだかした時、私は胸を衝かれた思いがしたものだ。そう血の気の多い人…

(巻三十四) 良き時代を生きて蒲団で大往生(高橋将夫)

(巻三十四) 良き時代を生きて蒲団で大往生(高橋将夫) 7月29日金曜日 毛布3枚を洗濯屋さんに出すことになり、毛布カバーを外して洗濯する。毛布カバーを外すといろいろと塵が落ちるので掃除機をかける。洗濯した毛布カバーを干す物干し竿を濡れ雑巾で拭く…

「ストレス耐性は腸内細菌次第? -  ロハス・メディカル2022夏号」

「ストレス耐性は腸内細菌次第? - ロハス・メディカル2022夏号」心の健康と胃腸の健康は相関関係にあり、腸内細菌叢も大きく影響しているようです。緊張するとお腹が痛くなるなど、精神的ストレスによって胃腸の調子が悪くなることは古くから経験的に知られ…

(巻三十四) よく伸びた脚が追ひ越す聖五月(川上呉郎)

(巻三十四) よく伸びた脚が追ひ越す聖五月(川上呉郎) 7月28日木曜日 誕生日を迎える細君が自分へのご褒美とかでトルコ桔梗とスペルカムを買って帰ってきた。賑かで花で誕生日によろしい花だ。 昼寝して汗をかいて、4時から散歩。図書館から時計回りで都…

(巻三十四) 一枚の落葉となりて昏睡す(野見山朱鳥)

(巻三十四) 一枚の落葉となりて昏睡す(野見山朱鳥) 7月27日水曜日 作務修行は拭き掃除と洗濯。 散歩は図書館へ借り受けに行く。『角川俳句7月号』『一億人のための辞世の句(坪内稔典-選)』他を借りた。 猫との交流は都住2で花子。花子は友達婆さんに抱…

(巻三十四) 絵を売つて生計(たつき)なさねど麦は穂に(野見山朱鳥)

(巻三十四) 絵を売つて生計(たつき)なさねど麦は穂に(野見山朱鳥) 7月26日火曜日 細君は朝方の強雨で気を揉んでいたが、天気予報は大外れで9時ころになっても止む気配のない中を七千円の美容室にお出掛けになった。 昼過ぎに弁当と抗原検査キットを土産…

(巻三十四)のどけしや君は蛸壺僕は蛸(早川たから)

(巻三十四)のどけしや君は蛸壺僕は蛸(早川たから) 7月25日月曜日 午後4時ころ千円床屋にいく。すぐにやってくれて、丁寧にやってくれた。あとに四十がらみのキリッとした女性客が入ってきた。カットだけならここで十分だというしっかり者の姐さんのよう…

(巻三十四) 朴散華即ちしれぬ行方かな(川端茅舎)

(巻三十四) 朴散華即ちしれぬ行方かな(川端茅舎) 7月24日日曜日 死にたがる句ばかり詠みて桜桃忌(拙句) 箪笥の服を虫干しする。礼服に薄く黴を認む。 昼前にテレビが映らなくなる。細君は苛々だが、団地の管理事務所もサービスセンターも日曜日はお休みで…

Advice sought after

The system is at work at least at present at the back of Heisei Tateishi Hospital in Tateishi. Advice sought after: I listen to and dictate BBC programs (podcasts) to deter and delay dementia. And oftentimes I come to words and phrases whi…

(巻三十四)売れ残る目なし達磨の日向ぼこ(半田かほる)

(巻三十四)売れ残る目なし達磨の日向ぼこ(半田かほる) 7月23日土曜日 洗濯機を買い換え、洗剤も粒状のニュー・ビーズから液状のニュー・ビーズに代えた。その液状の方は矢鱈とバラ臭が強くTシャツを着替える度にバラのトンネルをくぐるというよりも場末の…

「夜這い - 田辺聖子」日本の名随筆72夜 から

「夜這い - 田辺聖子」日本の名随筆72夜 から釣師にして名エッセイスト(釣師には筆のたつ人が多い)たる山本素石氏の説によれば、そもそも日本の農村が疲弊し、一村ほとんど逃散、という過疎地がふえ、山野荒廃した原因は何かというと、「夜這いの美風がな…

(巻三十四) 花の昼そつなく紙を折れば鶴(小鳥遊栄樹)

(巻三十四) 花の昼そつなく紙を折れば鶴(小鳥遊栄樹) 7月22日金曜日 細君は生協に出かけ、私は洗濯をして短パンも洗った。 昼寝して、汗かいて、4時前から散歩。 本当はざる蕎麦で冷酒が飲みたいのだが、流行り病の拡大で飲食店に入るのを自粛している。…

「なごやかなる修羅場(抜書) -  高島俊男」本が好き、悪口を言うのはもっと好き から

「なごやかなる修羅場(抜書) - 高島俊男」本が好き、悪口を言うのはもっと好き から石川淳・丸谷才一・大岡信・安藤次男『歌仙』(一九八一年青土社)を読む。おもしろかった。俳諧は座の文芸であり衆人相会して作ってゆく過程にこそ興趣があるのだ、とは誰し…

(巻三十四) 長き刃をいよいよ受くる鮪かな(鈴木総史)

(巻三十四) 長き刃をいよいよ受くる鮪かな(鈴木総史) 7月21日木曜日 今日はMRIと採血、診察があるので朝食抜き。水分もダメ。朝起きればしたいからしてしまう。心配なのは検尿の検体が搾り出せるかだ。 と云うわけで、バスに乗って平成立石病院へ向かった…

(巻三十四) 割箸を祭の端に捨てにけり(小野あらた)

(巻三十四) 割箸を祭の端に捨てにけり(小野あらた) 7月20日水曜日 洗濯をした後、日射しの強くなる前の午前中にブリーフと靴下を買いに駅前のヨーカ堂に行った。途中、少し遠回りをして都住2、都住3を通り抜けてみたが猫たちは不在。 ヨーカ堂でBVDの白…

(巻三十四) 割かんの男許さじ心太(岡田史乃)

(巻三十四) 割かんの男許さじ心太(岡田史乃) 7月19日火曜日 細君が寝直している間にBBCの聞き取り訓練をしている。今朝は彼奴がよく寝ていたので捗った。英語の書物や雑誌を読まなくなって、専ら耳学問にしているのでスペル力が著しく劣化している。eutha…

(巻三十四) 雪降るや人行き交ひて相触れず(山田露結)

(巻三十四) 雪降るや人行き交ひて相触れず(山田露結) 7月18日月曜日 蝉の大鳴きに起こされたと云いながら細君が起こしにきた。 昨日の俳壇を今朝もってきた。 蹴られても足元に居て夏蒲団(加古厚志) は上手いと書き留めた。 手術後や死より目覚めて見る夕…

(巻三十四) 白日傘首ゆるやかに肩になる(山口優夢)

(巻三十四) 白日傘首ゆるやかに肩になる(山口優夢) 7月17日日曜日 たまたまだが、季節に合った句で巻三十四が始まった。 掃除機がけ、洗濯が家事。三日前の洗濯物をベランダに干しておいて洗濯を始めた。涼しいのはありがたかったが、洗濯物が乾かない。…

Advice sought after

Advice sought after We went to a home electronics retail store in Tateishi to buy a washing machine. She was negotiating the price. Advice sought after: I listen to and dictate BBC programs (podcasts) to deter and delay dementia. And often…

巻三十三立読抜盗句歌集

巻三十三立読抜盗句歌集 酒五合煙草二箱老の春(益子さとし) 税関を出て来し夫の日焼かな(千原叡子) 気儘な日続く職なき懐手(芹沢一醒) 餅に海苔餅に黄な粉や命惜し(越高飛騨男) ビルになる大きな穴や初しぐれ(小野たけし) 厄介な妹が来る七日かな(川村智香子…

(巻三十三)囀りに耳を済ませば愚痴少し(鈴木淑生)

(巻三十三)囀りに耳を済ませば愚痴少し(鈴木淑生) 7月16日土曜日 本日で巻三十三の読み切りです。追って一挙掲載いたします。 携帯の予定表が母校の試合だと告げている。東東京大会をグーグルと昨日の雨で順延となっていた。 9時半頃から雨の合間に買い…

「冬眠日記[抄] - 大岡昇平」日本の名随筆別巻82演歌 から

「冬眠日記[抄] - 大岡昇平」日本の名随筆別巻82演歌 から一月九日 水曜日 曇漸く寒気到り、外出できず、暮の三十一日の午後、駅まで散歩して以来、蟄居。正月三日より寒い日はじまる。午後一時~三時、暖かい間に客に会い、娘、息子夫婦、孫たちと遊ぶ…

(巻三十三)時の日や宙に停まる観覧車(松井眞資)

(巻三十三)時の日や宙に停まる観覧車(松井眞資) 7月15日金曜日 細君は雨の中を歯の定期検診に出かけていった。予約制だそうでなかなか空きがないとのことだ。その歯医者さんは営業方針を老人ホームへの出張治療中心に変えたので外来診療の日が少ないのだ…

「フツーに死ぬ - 佐野洋子」にゃんこ天国 から

「フツーに死ぬ - 佐野洋子」にゃんこ天国 から医者はレントゲンをとって、血液検査をした。猫のくせにレントゲン?血液検査?医者は大きなレントゲン写真二枚をビューアーにはさんで、真面目な少し沈痛な面持ちをしていた。「ガンですね」。は?は?は?「こ…

(巻三十三)夏帽子替へて遊ぶ日働く日(安原春峰)

(巻三十三)夏帽子替へて遊ぶ日働く日(安原春峰) 7月14日木曜日 明け方毛布を手繰りよせた。雨が降ったり止んだりの天気たが今日も涼しくて助かる。 細君は生協へ出かけ、私は洗濯物を干す。カラッと洗濯物が乾く天気ではないが出さないよりはましだろう。…

(巻三十三)悪茄子の頓着せずに花盛り(太田土男)

(巻三十三)悪茄子の頓着せずに花盛り(太田土男) 7月13日水曜日 掃き掃除、窓拭きをした。細君はテレ友と歓談していたが見たところ(聞いたところ)七分三分で細君が喋っていた。お友達の我慢に感謝します。 囀りの耳を澄ませば愚痴少し(鈴木淑生) 午後も雨…

(巻三十三)木の葉髪帽子の中にしまひけり(上野章)

(巻三十三)木の葉髪帽子の中にしまひけり(上野章) 7月12日火曜日 細君が検診の結果を聴きに行き数値が良くて嬉しかったのか帰りに私のTシャツを買ってきてくれた。チャコールグレーの胸ポケット付の綿製である。洒落たデザインが入っているから三千円以上…

(巻三十三)ケータイに詫びる男や蜷の道(小川軽舟)

(巻三十三)ケータイに詫びる男や蜷の道(小川軽舟) 7月11日月曜日 洗濯と拭き掃除をいたす。南風だそうでむし暑い。 南風吹くカレーライスに海と陸(櫂未知子) 昼寝して汗をかく。 4時前に散歩に出かけた。 葛飾野高校野球部の練習を眺め、明日の健闘を祈…