2024-05-01から1ヶ月間の記事一覧

自画自虐

(巻四十)大凡[おおよそ]の段取り付きて昼寝かな(酒井大岳)

5月20日月曜日 (巻四十)大凡[おおよそ]の段取り付きて昼寝かな(酒井大岳) 雨。昨晩、寝酒のときに歌舞伎揚を噛った。ちょっと張り付けた前歯に違和感があったが、今朝バナナを噛ったらやはり違和感。歯間ブラシなどで点検したが弛んだりはしていないようだ…

「神の視点と人の視点 - 中村良夫」風景学入門 中公新書 から

「神の視点と人の視点 - 中村良夫」風景学入門 中公新書 から 風景とは、いうまでもなく、地に足をつけて立つ人間の視点から眺めた土地の姿である。飛行機や人工衛星から見た姿ではない。風景という現象の特色や不思議も、このあたりまえの事実に深くかかわ…

自画自虐

(巻四十)タクシーに乗ってしまって夕立晴(酒井湧水)

5月19日日曜日 (巻四十)タクシーに乗ってしまって夕立晴(酒井湧水) 曇り。朝家事は夜濯ぎの外干し。細君はお買い物に出かけたのでお絵描きに勤しむ。今朝は大仏殿に挑んだ。やはり4Bがあると楽である。基本2Bだが、強調とごまかしに4Bを使う。 昼前に…

「会社で働く - 小川軽舟」俳句と暮らす 中公新書 から

「会社で働く - 小川軽舟」俳句と暮らす 中公新書 から サラリーマンあと十年か更衣 軽舟サラリーマンあと十年か-この句を作ったのは平成二十四年、私が五十一歳のときだった。大学を卒業してサラリーマンになり、もう三十年近く経っていた。定年の六十歳ま…

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(巻四十)無表情同じ時刻に水を打つ(竹内宗一郎)

5月18日土曜日 (巻四十)無表情同じ時刻に水を打つ(竹内宗一郎) 晴れ。朝家事は台所の換気扇のフィルター取換え、掃き掃除、そのあとクリーニング屋さんに出しと受け取りに参る。昼前からお絵描き、嵐山らしきところ、保津川の川下り舟と渡月橋。お散歩写真ク…

自画自虐

(巻四十)諦めし夢も加へむ星まつり(白澤よし子)

5月17日金曜日 (巻四十)諦めし夢も加へむ星まつり(白澤よし子) 晴れ。朝家事は夜濯ぎの外干し、布団干し。文具店さんから4Bが入荷したとの連絡があったので昼飯の補助をしたあと受け取りに行った。2個で税込440円。1個に芯が40本入り。思ったより安かった…

自画自虐

(巻四十)矢印のとほりに生きて星祭(篠田純子)

5月16日木曜日 (巻四十)矢印のとほりに生きて星祭(篠田純子) 曇り。朝家事は特に無し。電話機セットの続きを致す。つまりは、セットしたものの解除したり、調整したり。 昼飯のオープンサンドの下拵え、つまりは、卵を茹でたりなど、をしたあとバナナなどを…

「飯を作る - 小川軽舟」俳句と暮らす 中公新書 から

「飯を作る - 小川軽舟」俳句と暮らす 中公新書 から 私が単身赴任を始めて四年余りになる。私は俳人ではあるが、普通のサラリーマンでもある。東京に本店のある金融機関に三十年間勤め、そこから鉄道会社に転出 した。日本の銀行は職員が五十歳を過ぎたあた…

自画自虐

(巻四十)返納の決意の揺らぎ梅雨に入る(森岡喜恵子)

5月15日水曜日 (巻四十)返納の決意の揺らぎ梅雨に入る(森岡喜恵子) 晴れ。朝家事は夜濯ぎの外干し。細君に同行して電話機を買いに駅前量販店へ行く。同種の電話機が同メーカーから出ていて、価格も予想をかなり下回った。あとは取り付けだ。そこまでは順調だ…

自画自虐

お世話になっております。 出品作品をお手本にして、三重塔を描きました。三重塔など神社仏閣の屋根の峰と言いますか、尾根のところは何という名称なのでしょうか。さらに画の方では強調し過ぎていますが、“尾根”の先端の突起は何という名称・呼称なのでしょ…

(巻四十)「冷やし中華始めました」を注文す(前田一幸)

5月14日火曜日 (巻四十)「冷やし中華始めました」を注文す(前田一幸) 曇り。そんな季節になってきた。今度、日高屋で食べてみようか。 朝家事は特に無し。洗濯物を外に出す。 朝っぱらから一枚描いた。三重の塔で意識して濃いめに描いた。 昼飯喰って、一息…

自画自虐

余録:俳壇に「我が生は死ぬまで左翼みどりの日(村田敏行)」という句が採られていた。一組、二組、ご当局が暗闘を繰り返していた職場に若者であった私は就職した。しばらくすると比較的優秀な同期生たちが一組に入っていった。主義主張とは距離を置いた人生を…

(巻四十)噴水に人生を見る齢かな(河本坦)

5月13日月曜日 (巻四十)噴水に人生を見る齢かな(河本坦) 雨。夜濯ぎを部屋干しし、扇風機の風をあてる。読み物が尽きた。『野良猫ケンさん-村松友視』と『哲学個人授業-鷲田清一・永江朗』はまだ返却しないで手元にあるが、コチコチしたくなるような作品は…

自画自虐

余録:未熟者故に図らずもだまし絵になってしまうことがある。視覚と言っても脳でデータが処理されるわけだからそう言うことが起きるのだろう。この知覚について、「人のいない森の中で樹が倒れたときに、ドスンという音はしているか?」という哲学的な問いが…

(巻四十)立ち食ひの串横に引く寒さかな(中根武郎)

5月12日日曜日 (巻四十)立ち食ひの串横に引く寒さかな(中根武郎) 晴れ。風強し。朝家事はなし。お米と味噌を買いに生協へ出かけた。 お絵描きはヨークシャーの何処かの小さな港町に挑んだが、洋風建築に苦戦した。どうしても歪み、整合性が取れない。 俳壇が…

自画自虐

BBCの番組をダウンロードして聴いているが、今週は不作だ。期待していたThe Bottom Line の新シリーズが始まったが、二十代で巨万の富を得て早々に隠居し、悠々自適の日々を送っている奴へのインタビューだそうで、くそ面白くもない。Comedyで探してみたら、…

(巻四十)夏帽子明治の人のみな立派(宇多喜代子)

5月11日土曜日 (巻四十)夏帽子明治の人のみな立派(宇多喜代子) 晴れ。風強し。朝家事は特に無し。夜濯ぎの洗濯物のうち洗濯ばさみでしっかりと留めてある物だけ外干しに致した。 10時前に床屋に行く。一番乗りを狙ったが先客一人。その爺さん髪の毛の量は小…

自画自虐

(巻四十)花を見る人のうしろのわが花見(宇多喜代子)

5月10日金曜日 (巻四十)花を見る人のうしろのわが花見(宇多喜代子) 晴れ。清々しい。朝家事は掃除機がけ。その後生協へ買い物に行く。 戻ってお絵描き。今日は本奥戸橋に挑んだ。こういう絵になる橋がなくなってきた。いつか清洲橋を撮りに行きたい。そして…

自画自虐

二ヶ月毎の血圧検診に参る。3時少し前にクリニック到着。暇潰しように用意した一葉論文をコチコチと携帯に書き写しして順番を待った。患者は後期の方々で耳が遠くなっている方も多い。こころ優しい、いや、ここの先生は本当にこころ優しい。その先生が患者さ…

(巻四十)洋式の水を流して明易し(福本弘明)

5月9日木曜日 (巻四十)洋式の水を流して明易し(福本弘明) 小雨。やがて上がる。朝家事は特になし。随筆筆写ブログの統計機能がよろしくなく昨日のアクセス数などが分からない。まっ、いいか。 昼前に、夜濯ぎの洗濯物を外に干す。 牛コマの残り物ほかで昼飯…

「樋口一葉の多声的エクリチュール・その方法と起源(その「2」) - 倉数茂」ハヤカワ文庫 異常論文 から

「樋口一葉の多声的エクリチュール・その方法と起源(その「2」) - 倉数茂」ハヤカワ文庫 異常論文 から2本節では、亀井秀雄のことばを手掛かりに一葉作品の文体的な異様さについて考えてみたい。引用した部分の直後で、亀井は一葉の文体をバフチンの述べる…

自画自虐

Borrowed scenery 余録:ドギーさん、おはようございます。お住まいの村、町、市を描いてみたいので教えてください。 Side note: Good morning, Dougie san. Please let me know your village, town, or city. I would like to draw it.

(巻四十)留守番の真昼を語る金魚かな(福本弘明)

5月8日水曜日 (巻四十)留守番の真昼を語る金魚かな(福本弘明) 曇り。細君は喉の痛みが治らず、クリニックに出かけて行った。画の腕を上げようとtubeで樹木の描き方をお勉強した。陰影の付け方で奥行きが出るとの教えだ。 昼飯はパック五目おこわとカップかき…