2022-05-01から1ヶ月間の記事一覧

(巻三十三)麦の出来悪しと鳴くや行々子(高浜虚子)

(巻三十三)麦の出来悪しと鳴くや行々子(高浜虚子) 5月30日月曜日 亀有銀座にある郵便局に電話をして暑中見舞はがきが発売されていることを確めたうえで細君は生協での買い物の前に亀二郵便局に寄ったのだが、暑中見舞はがき、今でもカモメールというのだ…

(巻三十三)四谷にて鯛焼を買ふ出来ごころ(能村登四郎)

(巻三十三)四谷にて鯛焼を買ふ出来ごころ(能村登四郎) 5月29日日曜日 朝の気温は20度以下で涼しいが、今日は30度を超えるとの予報なのでTシャツと短パンに着替えた。9時には区役所のメルマガが熱中症注意のお知らせをしてきた。 家事は掃除、洗濯、…

Advice sought after

Holiday at hand. Kamichiba-Sunahara Park, Nishi-Kameari 1 Chome Advice sought after: I listen to and dictate BBC programs (podcasts) to deter and delay dementia. And oftentimes I come to words and phrases which I cannot catch. It would be …

(巻三十三)水すまし平らに飽きて跳びにけり(岡本眸)

(巻三十三)水すまし平らに飽きて跳びにけり(岡本眸) 5月28日土曜日 細君が生協に出かけている間に天袋からTシャツや短パンを降ろして衣更えの準備を致そうかと考えたが、万一ひっくり返って意識不明になるといけないので、細君が戻ってから致した。 少し…

「人生の意味深いとき - 池内紀」ベスト・エッセイ2020から

「人生の意味深いとき - 池内紀」ベスト・エッセイ2020から平成が終わるのに際して、「あなたにとっての平成」とか、「もっとも印象深かったこと」を問われる。さらには、まとまった平成論を求められる。にが笑いしながら、たいていはパスさせてもらう…

(巻三十三)老いの眼に僅かにたのし青蜜柑(百合山羽公)

(巻三十三)老いの眼に僅かにたのし青蜜柑(百合山羽公) 5月27日金曜日 鉢植えミカンの小さな果実はまだ5、6個は残っているが、今日の強風、強雨で何個生き残れるだろうか。 午後の3時頃には陽も射し始めた。角川俳句の5月号ほかも揃ったとの連絡を頂い…

「付説・幕の内弁当小史 - 榮久庵憲司」幕の内弁当の美学 から

「付説・幕の内弁当小史 - 榮久庵憲司」幕の内弁当の美学 から起源 幕の内弁当の起源は、江戸時代、芝居見物の際に食したものからはじまったとするのが定説になっている。もとは楽屋の裏方や役者のためにつくられ、しだいに観客の間でも流行するようになった…

(巻三十三)首尾問へばまづまづの出来松手入(高澤良一)

(巻三十三)首尾問へばまづまづの出来松手入(高澤良一) 5月26日木曜日 卵を茹でているところに義妹から電話が入って4回目の接種の話をしている。義妹など電話を掛けまくり真っ先に接種していたが、大分“熱”が冷めたようで接種の通知がきたらしいが、「ど…

(巻三十三)葱刻む妻に字を聞き著者校正(河野頼人)

(巻三十三)葱刻む妻に字を聞き著者校正(河野頼人) 5月25日水曜日 昨晩はFM葛飾で『きしゃぽっぽ』を聴きながら寝た。3月からダイヤ改正の話が続いているがどこも減便終車繰上サービス低下の事ばかりだ。所謂快速中距離電車の普通列車への格下げで市原~…

(巻三十三)野良猫との程良い間合い節分草(西田美智子)

(巻三十三)野良猫との程良い間合い節分草(西田美智子) 5月24日火曜日 午前の家事は昼飯の温めだけで、ほかになし。 午後の散歩は図書館へ。都住1は全猫不在で、都住2では花太郎がいつものところでゴロ寝していた。同年輩のじいさんもいて猫たちに癒やし…

(巻三十三)修羅をなす餌場に寄らず離れ鴨(西沢美恵)

(巻三十三)修羅をなす餌場に寄らず離れ鴨(西沢美恵) 5月23日月曜日 今はその種のパーティーに出ることはないが、列を作って料理にたかるのは嫌だった。それにそれほど旨いものが出ていたわけでもなかったな。 常識にこだはらないで残る鴨(高橋将夫) 洗濯…

(巻三十三)足るを知る余生の新居風薫る(菊田島椿)

(巻三十三)足るを知る余生の新居風薫る(菊田島椿) 5月22日日曜日 新居を建てておいて“知足”と云われてもって感じだなあ。 足るを知るそう言われても青蛙(川辺幸一) 今朝は掃除機がげ、シートと毛布干し、昼食の温め、針の糸通しも致す。その合間を縫って…

Advice sought after

Peeping schoolgirls’ exercise, on the field of Katsushikano High School, Kameari 1 Chome. Advice sought after: I listen to and dictate BBC programs (podcasts) to deter and delay dementia. And oftentimes I come to words and phrases which I …

(巻三十三)灰皿は外にあります十日夜(斉藤宜子)

(巻三十三)灰皿は外にあります十日夜(斉藤宜子) 5月21日(巻三十三) 細君は生協に出かけて雨に降られて帰ってきた。往きにラッキー・ドクダミ(5枚花弁)を見つけたそうだが、復りにツキはなかったようだ。 昼飯どきに、新聞ネタのクイズを出された。 唇の…

「小泉今日子書評集・“はじめに”―小泉今日子」小泉今日子書評集から

「小泉今日子書評集・“はじめに”―小泉今日子」小泉今日子書評集から“はじめに”本を読むのが好きになったのは、本を読んでいる人には声を掛けにくいのではないかと思ったからだった。忙しかった十代の頃、人と話をするのも億劫だった。だからと言って不貞腐れ…

(巻三十三)線路工夫の唄か嘆きか雪もよひ(石塚友二)

(巻三十三)線路工夫の唄か嘆きか雪もよひ(石塚友二) 5月20日金曜日 今朝は窓拭きを致す。四部屋裏表だと30分くらいで終わるが屈伸運動は何十回になる。 https://www.bbc.co.uk/programmes/w3cszv6s 上記は BBC Crowd Science: Was I born clumsyという…

「極楽往生 - 野坂昭如」野坂昭如リターンズ2エロトピア から

「極楽往生 - 野坂昭如」野坂昭如リターンズ2エロトピア から何故、人間は長生きをしたいかという質問に、万人の納得できる答えは、ないのだそうで、いろいろ考えても行きつく先は、生きていたいからだというような、しごく当たり前の結論になってしまう。…

(巻三十三)大黒の小槌の塵も師走なか(加藤耕子)

(巻三十三)大黒の小槌の塵も師走なか(加藤耕子) 5月19日木曜日 予報士さんの強いお勧めもあったらしく、衣服の風通しをすることになり、ついでにクリーニングに出していたジャケットとズボンも引き取ってきて干した。 クリーニング屋さん行く途中でパトロ…

(巻三十三)待春や私鉄の線路錯綜す(植松紫魚)

(巻三十三)待春や私鉄の線路錯綜す(植松紫魚) 5月18日水曜日 今朝は虫騒動で始まった。細君の部屋の畳に胡麻粒黒虫がいて騒ぎとなる。ミカンちゃんにも一齢幼虫の小さいのがいて排除した。今日は久しぶりの好天で毛布を干そうとしていたが、虫がつくこと…

(巻三十三)過去形の男出てゆく雪の駅(鈴木光彦)

(巻三十三)過去形の男出てゆく雪の駅(鈴木光彦) 5月17日火曜日 血圧計の電池が切れた。記録帳をみると前回の交換が3月19日だから単4が4本で2ヶ月もつのか。朝晩の測定でそれぞれ4回測り4色ボールペンの緑、青、黒、赤の順でメモる。今朝は123をー…

(巻三十三)其の時は家族葬でと生身魂(安田俊明)

(巻三十三)其の時は家族葬でと生身魂(安田俊明) 5月16日(月曜日) 小雨の降るなかを細君は眼科に出かけた。去年の今頃手術した。第6波が右肩あがりの頃で、手術をしたあとの経過観察がちゃんとできるか心配だったが無事に一年たった。不自由しているが、…

(巻三十三)配偶者ほどこの冬の月近し(藤井綸)

(巻三十三)配偶者ほどこの冬の月近し(藤井綸) 5月15日日曜日 8時20分に図書館から昨日頼んだ4冊のうち3冊が揃ったとメールが入った。迅速だ! 無常迅速生死重大と萩咲けり(高澤良一) 今日はズボンの洗濯をした。 俳壇から 晩年をめぐる七曜花は葉に(…

Advice sought after

Cat friends are relaxing after they ate snack from my palm. Advice sought after: I listen to and dictate BBC programs (podcasts) to deter and delay dementia. And oftentimes I come to words and phrases which I cannot catch. It would be appr…

(巻三十三)待春や流るる雲に飛ぶ鳥に(深見けん二)

(巻三十三)待春や流るる雲に飛ぶ鳥に(深見けん二) 5月14日土曜日 ICレコーダーに使っているイヤホンが断線した。イヤホンも徐々に姿を消しつつあり、5本ほど買いだめしてあるがなにか心細い。 炎天下イヤホーンに聞く甲子園(住田征夫) すべてがあれの専…

「橋本克彦『線路工手の歌が聞えた』(文春文庫)の解説 - 宮脇俊三」乗る旅・読む旅から

「橋本克彦『線路工手の歌が聞えた』(文春文庫)の解説 - 宮脇俊三」乗る旅・読む旅から飛行機が揺れるのは気流のぐあいによる。船が揺れるのは波のためだ。それは子どもでも知っている。揺れたからといって、飛行機や船の出来が悪いとは言わない。機体や船体…

(巻三十三)点滴を連れて窓辺の冬銀河(稲垣鷹人)

(巻三十三)点滴を連れて窓辺の冬銀河(稲垣鷹人) 5月13日金曜日 年金ばなしで今朝が始まった。ラジオで年金の納付額との関連で損益分岐点は受給開始から何年後かということが話題になったようだ。「何年後だと思う?」と小馬鹿にしたように問い掛けてきたの…

「六十五歳以上はきっと悲しいと思う - 北方謙三」生きるための辞書から

「六十五歳以上はきっと悲しいと思う - 北方謙三」生きるための辞書からスポーツでは、若い連中に到底及ばなくなった。足腰の持久力、心肺機能の低下と、いろいろあるだろう。確かなのは、そういうものを気力で補うのは、ある程度で限界であることだ。それ以…

(巻三十三)老木と思へぬ山の若葉かな(杉本艸舟)

(巻三十三)老木と思へぬ山の若葉かな(杉本艸舟) 5月12日木曜日 朝食に添えているミカンを半分残して湯呑みの脇に置いておき、昼飯どきに食べていた。彼奴はそれが気にくわぬようで、残さずに朝食のときに全部食べてしまえと云う。食べ残しのミカンは目障…

(巻三十三)ポケットに猫を飼ひたし修司の忌(遠藤若狭男)

(巻三十三)ポケットに猫を飼ひたし修司の忌(遠藤若狭男) 5月11日水曜日 洗濯をしてから、クリーニング屋へ引き取りに行く。戻って昼飯の温めをする。これで11時になった。 明日はリハビリ病院で検診なので今日の午後は少し遠くまで歩くことにした。 UR…

(巻三十三)来ることの嬉しき燕きたりけり(石田郷子)

(巻三十三)来ることの嬉しき燕きたりけり(石田郷子) 5月10日火曜日 細君はクリニックへ定期検診に出かけ、今日は京樽の弁当を買って帰ってきた。病気のこと(コレステロール値が上限に近いだけ)を言わないから悪くはなかったのだろう。私は備蓄飯の赤飯と…