2021-02-01から1ヶ月間の記事一覧

The Art of Fiction - David Lodge  - 4. Teenage Skaz

The Art of Fiction - David Lodge - 4. Teenage Skaz 《Old Sally didn't talk much, except to rave about the Lunts, because she busy rubbering and being charming. Then, all of a sudden, she saw some jerk she knew on the other side of the lo…

2/2「研究とエッセイと - 山本博文」こころを言葉に-エッセイのたのしみ から

2/2「研究とエッセイと - 山本博文」こころを言葉に-エッセイのたのしみ から 一例をあげてみよう。寛政改革の頃、老中首座松平定信は、家臣水野為長に命じて、江戸城内や江戸市中の出来事や噂などを調査して、報告させていた。この書物は、それぞれの文章…

(巻ニ十八)風邪声で亭主留守です分かりませぬ(岡田史乃)

(巻ニ十八)風邪声で亭主留守です分かりませぬ(岡田史乃) 2月27日土曜日 紅梅も満開となりました。 家事も特になく、風が強くて毛布も干せず、細君は生協で、午前中をゆったり過ごした。 散歩: 図書館へ歩き、4冊返却し、「角川俳句二月号」を借り受ける…

Waterfront Weekly

Waterfront Weekly 関税局―1月末セーフガード対象品目通関済み数量公表 2月26日 CTB announces the safeguard items clearance volume by the end of January The volume of imported safeguarded items or Tariff Quota items, have been monitored and the…

1/2「研究とエッセイと - 山本博文」こころを言葉に-エッセイのたのしみ から

1/2「研究とエッセイと - 山本博文」こころを言葉に-エッセイのたのしみ から 第四十回エッセイスト・クラブ賞を受賞した『江戸お留守居役の日記』は、江戸時代初期、萩藩(長州藩)江戸お留守居役を務めた福間彦右衛門の日記を分析した歴史書である。この日…

(巻ニ十八)満月に落葉を終る欅あり(大峰あきら)

(巻ニ十八)満月に落葉を終る欅あり(大峰あきら) 2月26日金曜日 家事:洗濯、洗濯だけだった。雨が降りだしそうで部屋干しにする。 散歩:雨を気にしながら、郵便局へ転居届の用紙を貰いに行く。転居して4年が過ぎた。今までのところ借家への転居は正解だ…

「占いとの付き合い - 河野多恵子」文春文庫 巻頭随筆3 から

「占いとの付き合い - 河野多恵子」文春文庫 巻頭随筆3 から 昨今は非情な占いブームである。なかでも「天中殺」というのが話題を呼んでいる。そのことを書いたベストセラーの本を私もたまたま人からあてがわれてもっているが、まだそれを使って天中殺を割…

(巻ニ十八)古物屋や路地にせり出す炬燵板(山口珠央)

(巻ニ十八)古物屋や路地にせり出す炬燵板(山口珠央) 2月25日木曜日 家事:四部屋の掃除機がけ。週末は天気が怪しいので今日掃除機をかけた。毛布は干せたが布団に十分な陽は射さず。 約束も用事もなくて蒲団干す(井戸幸子) 散歩: 桜通りを歩き、 抗えず …

「メスをめぐるシビアな競争が脳を大きくする - 澤口俊之」知恵の森文庫 脳がわかれば世の中がわかる から

「メスをめぐるシビアな競争が脳を大きくする - 澤口俊之」知恵の森文庫 脳がわかれば世の中がわかる から さて、多妻型のほうが脳も大脳新皮質も大きいことがわかったので、今度は、「群れの大きさ」を考えてみましょう。多妻型では一妻型よりも群れが大き…

(巻ニ十八)のどかさや一年ごしの橋普請(正岡子規)

(巻ニ十八)のどかさや一年ごしの橋普請(正岡子規) 2月24日水曜日 昨晩は寝床でFMかつしかの『汽車ぽっぽ』を聴いた。先週は再放送の再放送でどうしたのかと思っていたらパーソナリティの一人、平野運転士が怪我で入院されていたそうだ。 テーマは緊急事態…

「「天」か、「大賞」か - 塩田丸男」00年版ベスト・エッセイ集 から

「「天」か、「大賞」か - 塩田丸男」00年版ベスト・エッセイ集 から 天、という文字を見て、人が真っ先に思い浮かべるものは何だろうか。 「そうだ、しばらく天麩羅を食べていないなあ、うん、天丼も」 と急に胃袋がなりだす食いしん坊もいるだろうし、 …

(巻ニ十八)沈黙に飽きてため息寒蜆(池田星州)

(巻ニ十八)沈黙に飽きてため息寒蜆(池田星州) 2月23日火曜日 最高気温は15度まで上がるらしいが、何日が振りに北風の音を聞いている朝だ。 そんな中を細君は生協に出かけて行った。 家事:なし。時間ができたのでBBCのポッドキャストのアーカイブから1…

「ベーカリー・金林達郎 - 村松友視」文春文庫 帝国ホテルの不思議 から

「ベーカリー・金林達郎 - 村松友視」文春文庫 帝国ホテルの不思議 から パンと日本人という巨大で厄介な命題 金林達郎さんは一九五〇年(昭和ニ十五)、つまり朝鮮戦争の起こった年の生まれで、私より十歳下の人だが、戦後における幼少時代のパンにまつわる…

(巻ニ十八)芒活け机いささか文士めく(鈴木鷹夫)

(巻ニ十八)芒活け机いささか文士めく(鈴木鷹夫) 2月22日月曜日 医事:今朝は血圧の方で駅前クリニックへうかがう。バスの誘惑に負けず往路は歩いた。 診察前の測定では120-80と落ち着いた数値が出た。自分で測ると140ということもあるので先生に…

「バカボン=お釈迦さま説 - 江田智昭」お寺の掲示板 から

「バカボン=お釈迦さま説 - 江田智昭」お寺の掲示板 から 半世紀前に「週刊少年マガジン」で連載が始まり、現在までに五回もアニメ化された『天才バカボン』は、赤塚不二夫ギャグ漫画の金字塔です。 このバカボンという名前は「薄伽梵[ばぎゃぼん]」、つ…

(巻ニ十八)手を出して日照雨(そばえ)たしかむ鉦叩(古賀勇理央)

(巻ニ十八)手を出して日照雨(そばえ)たしかむ鉦叩(古賀勇理央) 2月21日日曜日 家事:毛布干し、布団干し、程度の軽作業だけでした。そこで、一度咲き終えたクロッカスの球根をミカンの鉢の片隅に植え込んでみた。少し頭を土から出してみたが、これがけし…

The Art of Fiction - David Lodge  - 3. Suspense

The Art of Fiction - David Lodge - 3. Suspense At first, when death appeared improbable because it had never visited him before, Knight could think of no future, nor of anything connected with his past. He could only look sternly at Natu…

「無心の酒 - 池田弥三郎」文春文庫 巻頭随筆1 から

「無心の酒 - 池田弥三郎」文春文庫 巻頭随筆1 から わたしの父は大酒家の部類だったと思うのだが、酒の上のことだから勘弁しろ、ということを許さなかった。酒の上のことだから勘弁しない。酒中の失策を酒におしつけては、第一、酒が可哀相だ、という理窟…

(巻ニ十八)ひと月も後の訃報や鳥渡る(池谷涼子)

(巻ニ十八)ひと月も後の訃報や鳥渡る(池谷涼子) 2月20日土曜日 家事:四部屋の掃除機かけ、換気扇のフィルター交換、蛇口の浄水器交換、洗濯、毛布干し。で午前中が過ぎた。 何をするにも彼奴が側にいて私の不器用な指先を心配そうに覗きこんでいる。 指…

Waterfront Weekly

Waterfront Weekly 東京税関―成田・羽田二空港貨物取扱量統計1月分 2月18日 Cargo handling volume at two airports in Tokyo area Tokyo Customs shares cargo handling figures at Haneda and Narita Airport for January 2021. 2021年 : 東京税関 Tokyo C…

2/2「終わりは自然 - 養老孟司」中公文庫 ぼちぼち結論 から

2/2「終わりは自然 - 養老孟司」中公文庫 ぼちぼち結論 から 私はべつに田舎に住んでいるわけではない。しかし心底から雑念を去ってすることといえば、虫捕りであり、新緑を見ることである。そこに「吸い込まれてしまう」のだから仕方がない。そういう心の…

(巻ニ十八)存じあげぬ虫も鳴きをる夜明けかな(菅野仁)

(巻ニ十八)存じあげぬ虫も鳴きをる夜明けかな(菅野仁) 2月19日金曜日 細君は生協と花屋に行きスイートピーも買って帰ってきた。あの歌を思い出すが、匂いがしっかりしているのはちょっと意外だ。 家事:週末のお仕事で気分の重い新聞片付けを終わらせた。…

1/2「終わりは自然 - 養老孟司」中公文庫 ぼちぼち結論 から

1/2「終わりは自然 - 養老孟司」中公文庫 ぼちぼち結論 から この連載も、今回でおしまいである。以前からどこかで打ち切りたいと思っていたが、あと半年といわれて、今回がその半年目。 昨年から今年にかけて、同年輩、同級生が四人亡くなった。そろそろ私…

(巻ニ十八)いつの間に昔話や春灯(塚田采花)

(巻ニ十八)いつの間に昔話や春灯(塚田采花) 2月18日木曜日 医事: 駅前の泌尿器科クリニックへ参る。先月の採血結果をうかがう。数値は同じで直ぐにどうこうということはないようだ。他の臓器は快調とのことでした。 一病は浮世の習い山笑ふ(的場秀恭) 薬…

2/2「日常の快適について - 玉村豊男」日本の名随筆別巻76常識 から

2/2「日常の快適について - 玉村豊男」日本の名随筆別巻76常識 から しかし、結局は、馳け落ちは実行されなかった。 あれは、たしか予定の日の前日か、前々日か、夜遅く彼女から電話がかかってきて、やっぱり私は家を出て行くことができない、ごめんなさ…

(巻ニ十八)ちようしたの鰯の缶詰独酌す(高澤良一)

(巻ニ十八)ちようしたの鰯の缶詰独酌す(高澤良一) 2月17日水曜日 家事: ミカンの鉢植えに毎朝水を遣っている。よく見ればもう新芽がたくさんできている。その水を遣る如雨露の首の付け根あたりが水漏れする。床に水滴のあとがポツリポツリとついていた。…

1/2「日常の快適について - 玉村豊男」日本の名随筆別巻76常識 から

1/2「日常の快適について - 玉村豊男」日本の名随筆別巻76常識 から 私は、一度だけだが、馳け落ちを試みたことがある。二十五歳のときだ。 私がつきあっていたのはB子という、同い年の、美しく、愛らしく、聡明な、魅力に富んだ女性だった。共通の友人…

(巻二十八)西日中世辞も値に入れ小商い(大塚良子)

(巻二十八)西日中世辞も値に入れ小商い(大塚良子) 2月16日火曜日 家事:洗濯、毛布干し。穏やかに晴れている。 細君は生協と化粧品屋にお出かけになる。美しくなることはないが、身綺麗にしていることは悪いことではない。 散歩:高校コースを歩いた。部…

3/3「日記 - 加藤秀俊」中公文庫 暮しの思想 から

3/3「日記 - 加藤秀俊」中公文庫 暮しの思想 から 5 日本の神は唯一絶対ではない。神はいたるところに多元的に存在する。存在の仕方それじしんが、普遍的ではなく個別的である。そして、さらに日本人の宗教感情は、神々をはるかかなたの別世界にあおぐので…

(巻二十八)宵戎英語達者の露店商(藤原正己)

(巻二十八)宵戎英語達者の露店商(藤原正己) 2月15日月曜日 朝から雨。朝家事は四部屋の掃除機掛け。変化のないありがたい生活だ。 散歩:せず BBC: CrowdScience Can I improve my sense of direction? Why do some people frequently get lost whereas …