2017-05-01から1ヶ月間の記事一覧

どうでもよいことですが

どうでもよいことですが、 今朝NPRのMorning Editionをチェックしていたら、 http://www.npr.org/2017/05/30/530677892/potent-synthetic-opioids-endanger-drug-sniffing-dogs に出くわした。 警察や税関などで活躍する麻薬探知犬の健康が高純度麻薬の蔓…

「暗い酒ほど美味いのだーなかにし礼」中公文庫“私の酒”から

「暗い酒ほど美味いのだーなかにし礼」中公文庫“私の酒”から 歌書きという仕事をやっていて、一番酒の美味いときは、なんといっても、気に入った歌の出来上がったあとに呑む酒である。たった今書き上がった、この世の誰一人として未だ知らぬ歌を、くりかえし…

(巻十五)口にしてしまひ寒さに囚はれる(山本素竹)

5月30日火曜日 しばらくご無沙汰していた神田コーラクを覗いてみたら、店の中はぐたぐたにとり散らかっていて大将と女将が荷物運びをしていた。夜逃げでもするのかと訊くとこの店も引っ越しとのことだ。 移転先は添付案内状の通りです。 神田駅からは少し…

どうでもよいことですが

どうでもよいことですが、 東京税関が遠隔申告、AEO事業者による非蔵置官署への申告、通関業者の営業区域制限の撤廃、NACCSの更改、についての説明会を行うと以下のアドレスで広報いたしました。 http://www.customs.go.jp/tokyo/info/201706_jiyuuk…

(巻十五)流れ星悲しと言ひし女かな(高浜虚子)

5月29日月曜日 新居からの初出勤である。駅まで徒歩15分くらいであるから旧宅のときと変わらない。旧宅のときは米屋の前の灰皿で一本吸っていたが、こちらではファミマが灰皿を出してくれている。 電車の混雑は変わらないはずだが、混雑している電車に…

(巻十五)切るほども無き失恋の髪洗ふ(達哉)

5月28日日曜日 鳥の囀ずりで目覚める。靴下を履こうとするが体が痛い。 細君はすでに洗濯機を回していて、一回目が洗い上がったが、物干しハンガーが見つからずひと騒ぎ。 義妹とその娘が10時半くらいに食器洗いなど手伝いにきてくれるとのこと。それま…

(巻十五)声ほどは飛ばぬ女優の追難豆(渡辺峰山)

5月27日土曜日 鉄路荷物追跡の途中、息子と駅蕎麦を食した。朝の5時半にバターロール二個とバナナ一本であったからさすがに腹が空いた。 トラックより十五分ほど先着した。移住先には細君と義妹夫妻がすでに待ち受けた体制を敷いていて万全であった。 引…

2/2 When Britain split from Europe - by Nicholas Wade (地質学的英国の分離)

Several aspects of this series of events have been proposed before but not proved. In 2007, a team led by Sanjeev Gupta and Jenny S. Collier of Imperial College London obtained previously unavailable records of the detailed underwater topo…

(巻十五)おばさんを姐さんと呼ぶ懐手(岸本尚毅)

5月27日土曜日 5時半に朝食を摂り、先ずは布団を布団袋に入れた。無厚布団、羽毛布団、普通布団を三枚づつである。一度予行演習をしておいたので息子と二人で速やかに完了した。 入れ忘れように残しておいた箱も大丈夫のようなので、不燃ゴミなど移転先…

(巻十五)婿二人とも大当り魂迎へ(伊佐利子)

5月26日金曜日 引っ越し前日である。強雨のなか、朝一で資源ごみを集積場所に運ぶ。 明日は晴れると云うことだ。前日の雨は由といたそう。雨のなか僅かに切り残した紫陽花が清々しく蕾を結んでいる。紫陽花はこのあたりまでだ。 おほまかな剪定にして狂ひ…

1/2 When Britain split from Europe - by Nicholas Wade (地質学的英国の分離)

Geologists have assembled picture of how land bridge to Continent was destroyed The separation of Britain from Europe, set in motion by Prime Minister Theresa May last week, began a historic process but one not as abrupt as the first Brexi…

(巻十五)歩道まで間口広げて種物屋(栗城光雄)

5月25日木曜日 今朝がこの駅からの最後の出勤になるので、少し早めに出てグリーン車に乗った。思い出と云うこともあるが、昨夜管の石が動き、軽い痛みで熟睡できなかった。ゆっくりと座って目を閉じて上野駅まで着きたかった。 目的の列車が発車する15…

(巻十五)いつまでもひとつ年上紺浴衣(杉本零)

5月24日水曜日 今日は午後半休をいただき、菖蒲を見に出掛けた。明治神宮がよく知られているが、場末派である我輩は場末中の場末“堀切菖蒲園”に足を向けた。 普段着で来し葛飾の菖蒲園(松井水仙) 山手線で日暮里駅に行き、そこで京成電鉄に乗り換えた。下…

2/2「火に追われてー岡本綺堂」岩波文庫“日本近代随筆選ー2”から

2/2「火に追われてー岡本綺堂」岩波文庫“日本近代随筆選ー2”から そのうちに見舞の人たちがだんだんに駆けつけて来てくれた。その人たちの口から神田方面の焼けていることも聞いた。銀座通りの焼けていることも聞いた。警視庁が燃えあがって、その火先が今…

(巻十五)手仕事の友としこころ遊ばせる耳にやさしいラジオの音声(松本知子)

5月23日火曜日 今日はトレペー交換の古紙回収業者が廻ってくるので、朝のお仕事は細君が廃棄する書籍ミカン箱十個を玄関先に出すことであった。重たい与謝野源氏なども“さよなら”のようである。蔵書の取捨から見るに周五郎の時代物が一番の宝物のようだ。…

どうでもよいことですが

どうでもよいことですが、ご当局が平成30年度以降の特恵関税適用国・適用品目についての改定内容を公表しました。 特恵関税制度とは先進国が発展途上国・後発発展途上国(特恵受益国)に認めている関税優遇制度で、WTO協定税率より低いか、或いは無税に税…

(巻十五)人のみな能面に似て寒の月(神吉拓郎)

5月22日月曜日 “月刊俳句界”から俳句をいただこうと日比谷図書館に足を運んだ。 書き留めた句は: ポケットに猫を飼ひたし修司の忌(遠藤若狭男) 老木と思へぬ山の若葉かな(杉本艸舟) 点滴を連れて窓辺の冬銀河(稲垣鷹人) 待春や流るる雲に飛ぶ鳥に(深見け…

(巻十五)秋風や褒めても叱つて呉れず(安住敦)

5月21日日曜日 ブログを打ち上げたあと、玄関先に出てみると黄色い盛りのタンポポと絮タンポポが並んでいた。絮タンポポを見ると、 此の翁、白頭真に憐むべし、これ昔、紅顔の美少年(劉希夷) 思い浮かべる。殊に黄色い盛りのタンポポの隣に白頭が並べば、…

(巻十五)キスをすることなく下りる蜜柑山(萩原慎一郎)

5月20日土曜日 下総の基地に降り行く爆音を頼もしと聞く我に驚く(潤) 昨日のNPRのニュースで半年前にインドで実施された高額紙幣廃止のその後がレポートされていた(20170518 atc amid panic over worthless cash some in India see opportunity)。現金…

2/2 Fed's easy money approaches its end - by Neil Irwin

Indeed, the biggest contrast with this time a year ago is that financial markets seem to believe it. At the start of 2016, Fed officials were envisioning raising rates four times over the course of the year, but bond market prices suggeste…

(巻十五)人それぞれ書を読んでいる良夜かな(山口青頓)

5月19日金曜日 一昨日親分と神田のコーラクで一杯いたしたが、立呑屋でだだをこねて椅子を出してもらった。我儘のお詫びを兼ねて今宵も立ち寄った。何しろこの店で座って呑めるのはご町内の大御所(町名主)だけなのだ。 さすたけの君がすすむるうま酒にさ…

1/2 Fed's easy money approaches its end - by Neil Irwin

When the Federal Reserve made its first tentative step toward ending its era of extraordinary monetary intervention, it earned a nickname:the taper tantrum. Global financial markets metaphorically bawled like a toddler on news that the Fe…

(巻十五)太古より滴る岩は陰の神(後藤啓之)

5月18日木曜日 お休みをいただいた。粗大ごみの回収日で座卓や座椅子、スーツケース、ブリンターなどを出した。回収品目外で取り残される物が出るといけないので回収車の音を聞いて立ち会いに出た。二人の作業員がボンボンと粗大ごみをプレス式の口に投げ…

(巻十五)神宮の夕立去りて打撃戦(ねじめ正一)

5月17日水曜日 親分から一献の御誘いを頂き神田コーラクに立ち寄る。大将が仏頂面しているので稀勢ノ里が負けたのは分かった。 巨人が負けているテレビを見ながら、差し障りのない話をしてしばらく呑んでいた。 熱燗の余勢をかつて人物評(高澤良一) 二杯…

どうでもよいことですが

どうでもよいことですが、貿易法令遵守情報サイトによれば、米国商務省標準技術院(National Institute of Standards and Technology - NIST)が電気製品・電子機器の規格安全基準の改訂版を公表したとのことです。 http://www.internationaltradecomplianceup…

1/2「火に追われてー岡本綺堂」岩波文庫“日本近代随筆選ー2”から

1/2「火に追われてー岡本綺堂」岩波文庫“日本近代随筆選ー2”から なんだか頭がまだほんとうに落ち着かないので、まとまったことは書けそうもない。去年七十七歳で死んだわたしの母は、十歳の年に日本橋で安政の大地震に出逢ったそうで、子供の時からたびた…

(巻十五)汗をもて問診に嘘ひとつ言ふ(久保東海司)

そろそろサボッて日比谷図書館に“俳句界”を読みに行きたいのだが、なかなか隙を見つけられない。親分も姐さんも会議会議で忙しい。誰もいないのはまずいので我輩が留守番電話番である。専ら内線なので、“会議で席を外しております。お電話を頂きましたことは…

どうでもよいことですが。

5月16日火曜日 どうでもよいことですが、日本はWTOの情報機器関税撤廃協定(ITA)の実施をWTOに通知し、今日から以下の資料に掲げられている物品の関税が撤廃されたそうです。 (ITA-implementation announcements) http://www.customs.go.jp/tarif…

(巻十五)千の蟲鳴く一匹の狂ひ鳴き(三橋鷹女)

5月15日月曜日 今朝、小雨のなかを反転する燕を見た。 税関の海側の軒燕来る(仲寒蝉) 昨日の梱包疲れが残って終日ボーッして過ごした。ボーッとしていても、それで一日を過ごさせていただける境遇に感謝であります。 つつまれていて薔薇の香を忘れをり(今…

(巻十五)角と角ぶつかつてをり受験絵馬(中村正幸)

5月14日日曜日 家齢25年となるといろいろ細かいところが傷んでくる。今日は浴槽の水栓のボールチェーンが切れた。不器用な我輩には手の出しようもなく、かと言って残り二週間を切ったところで修理屋を呼ぶ気にもなれず、仕方がないのでビニール紐で繋い…