(巻四十)たんぽぽのぽぽのあたりが火事ですよ(坪内稔典)

3月18日月曜日

(巻四十)たんぽぽのぽぽのあたりが火事ですよ(坪内稔典)

晴れ、強風。細君は柏まで出掛ける予定にしていたが、強風で取り止めた。私は前歯の義歯が取れたので歯科に電話をして修理をお願いしたが、今日は一杯で入れられないとのお返事。やることがないので洗濯を致した。部屋干し。

10時半ころお絵描きをしているところに歯科から電話があり、キャンセルが出たので3時でどうかと訊いてきた。OKですよ~ん。

昼飯喰って、一息入れて、歯科へ。強風で婆さんが転んだらしく、団地の管理人さんたちや通りがかりのお兄さんが介護に当たっていた。転んでしまうほど風の強い中を裏道づたいに駅前に。途中でクロちゃんに面会。

時間通りに歯科の治療開始。マスクをとらなければ品定めはできないが、感じのよい若いおねえさん先生に義歯をくっ付け治してもらう。治療費は740円也でホッとする。ホッとしたので、亀福に入って軽く一杯います。

帰りは追い風!帰宅して鶏とトマト、ピーマン、タマネギの蒸し煮のようなものの鍋番を致し、洗濯物をストーブで乾かした。

ホッピー+中一で酔いがまわり、グタッとして何も出来ず。弱くなった!

願い事-ポックリ御陀仏。知らずに御陀仏。荷風は歯抜けのままで、歯医者にはいかなかった。荷風は偉い!

《昨日はブログ「随筆筆写」に42人の方が訪れ、45のアクセスがあった。アクセスのトップ(アクセス6)は、

「東京-大阪、深夜高速バスに100回ぐらい乗ってわかったこと - スズキナオ」

https://zuihitsuhissha.exblog.jp/32451963/

2位(アクセス3)は、

サザエさんの性生活 - 寺山修司」角川文庫 家出のすすめ から

https://zuihitsuhissha.exblog.jp/32296453/

「生まれ変わるためには死なねばならない - 河合隼雄」 新潮文庫 こころの処方箋 から

https://zuihitsuhissha.exblog.jp/32301644/

の2作品。

アクセス2は7作品以上。そのアクセス2の中で、

「人生は「一切皆苦」 - 佐々木閑NHK出版新書ゴーダマは、いかにしてブッダとなったのか から

https://zuihitsuhissha.exblog.jp/32589162/

に注目し、

「「人は死ねば死にっきり」という仏教的ニヒリズム - 小浜逸郎」癒しとしての死の哲学 から

https://zuihitsuhissha.exblog.jp/32372663/

を紐付け致しました。

余録:日曜日の朝のラジオはありがたい。ダイヤルを合わせっぱなしにしているFM葛飾の日曜日の朝はいわゆるバックグランド・ミュージックという楽器演奏の曲を流しっぱなしで人の声がほとんど入ってこない。どんな声も聞きたくなくないが、最悪はNHKのニュースを読む、あの声である。

荷風は大のラジオ嫌いだったそうだが、筆写した作品のなかでラジオに触れているのはこの作品だけだった。

「鐘の声 - 永井荷風岩波文庫 日本近代随筆選 から

https://zuihitsuhissha.exblog.jp/32295583/

Sunday morning radio is something I am grateful for. On Sunday mornings on FM Katsushika, a station to which I keep the dial tuned in, it plays the so-called background music, which is an instrumental performance, and there are almost no human voices. I don't want to hear any voice from the radio, and the worst is that voice that reads the NHK news.

It is said that Kafu had a lot of distaste for radio, and this was the only work I transcribed that dealt with the subject.

「高校合格体験記 - enaの広告から」

 

「高校合格体験記 - enaの広告から」

 

都立日比谷高等学校・開成高等学校ほか合格のZ.Tさん
とても嬉しいです。僕は小学生の頃からenaに在籍していて、小石川中を受検しましたが不合格という結果に終わりました。思えばそこが僕の人生の分岐点だったと思います。不合格が決まった次の週から僕の高校受験の戦いはスタートしました。毎日自習に行き、分からないところはすべて無くせるようにたくさん先生方に質問しました。そして、目標を日比谷高校に定め、絶対に失敗しないようにするために十二分に学力をつけようと考えて開成高校の受験を決定しました。毎日自習に行くということは簡単そうに見えてかなり難しいです。しかし、継続していると次第にそれが自分の中で普通になり、多少無理をする余裕も出てきます。そこで、講習時は誰よりも早くenaに行き、誰よりも遅くまで自習するようにしました。これがすごく僕の成績の向上につながりました。この文章を読むみなさんの中には、中学受験のリベンジで高校受験を頑張りたい、という人もいることでしょう。それなら今がチャンスです。誰よりも勉強しましょう。結局はどれだけ早く勉強を本気でやることをスタートできるかがすべてです。頑張ってください。

都立日比谷高等学校・筑波大学附属高等学校早稲田大学高等学校ほか合格のH.Nさん
まずは合格できて本当に嬉しいです。自分はいろいろ迷惑をかけてきてしまいましたが、それでも最後まで見捨てずに教えてくださり本当に感謝しています。ありがとうございます。
僕は都立中受検でenaに入りました。中学受検では苦手だった国語が足を引っぱり、残念な結果でしたが、高校受験でリベンジを果たせてよかったです。中学1年のころから「俺は日比谷にいくぞ!」と決めていたので、その想いにいつも助けられました。そのうち、苦手だった国語もほんの少しずつですが面白くなりはじめ、自分の将来のためにもなるいい受験になったと思います。
いつものクラスの仲間や日曜特訓で会う友人にも感謝を言いたいです。隣で勉強している彼らを見て自分も頑張らなきゃと思えたので、自分の周りにいた全員に支えられたのだなぁと感じます。
みなさん本当にありがとうございました。高校3年間、そして大学受験もがんばっていきます。最後に僕のアドバイスです。英語は早い段階で始めましょう!未来でみなさんに会えること、期待しています。

都立国立高等学校早稲田実業学校高等部ほか合格のI.Kさん
合格したときは素直に嬉しかったです。自分のenaでの努力は無駄ではなかったと感じました。
私がenaに通い始めたのは中学2年生の2月でした。都立高校は受験することは決めていたとはいえ、知識もなく、何からやったらよいかも分からず、不安を感じていました。
しかし、enaの先生は私の性格や特性をすぐに理解して相談や質問にも親身になって答えてくださいました。先生にいただいた課題や演習をこなすうちに、最初に感じていた不安もだんだんとなくなりました。分からなかった問題や間違えてしまった問題があったとき、個別で質問に行くと先生は私が理解するまで丁寧に教えてくださいました。そのおかげで苦手な教科や単元を減らし、自信をつけることができたと思います。
日曜特訓や合宿も自分にとって非常に有益なものでした。同じレベルの仲間と一緒に勉強することで、力をつけることができたのはもちろん、精神面でも成長することができました。
なかなか成績がのびず、周りのライバルを見て焦ることもありました。しかし、enaの先生方のおかげで自分のペースを保って勉強を続けられました。後輩の皆さん、頑張ってください。努力は報われます!

(巻四十)誰も来ず何処へも行かずちやんちやんこ(福田啓二)

3月17日日曜日

(巻四十)誰も来ず何処へも行かずちやんちやんこ(福田啓二)

曇り晴れ。朝家事はなし。生協へお米ほかを買いに行く。彼岸で花屋には仏花、菓子売場にはおはぎと団子。

俳壇が届き、

桜には見せぬ顔して梅見かな(渡邉隆)

を書き留めた。

昼飯喰って、一息入れて、画題になりそうな場所を探しに出掛けたが、絵心を起こさせるような場面はなし。曳舟川の由来を説明した案内板が新しくなっていたので一撮致した。

駅前まで行ったので交番を写してみたが、画にはならない。飲み屋の路地も画にはならない。何処かで一息入れようかと思ったが、呑む気にもならず。

帰りにクロちゃんを訪ねたが不在。

疲れて帰宅。

帰宅して、豚レタス茗荷鍋の鍋番を致し、更に鮭を焼いた。

アキノさんからメールが入り「日本ではSTSSが激増しているというが、どうか?」と訊いてきた。世の中のことは知りたくないので、そもそもSTSSを知らなかった。ネットで浚ったら日経の2月26日の記事が出てきて、年毎のトレドではかなりの右肩上がりになっている。記事の頭のところをAIで直して送っておいた。

何かダルく、画も描かなかったし、化学のtubeも見なかった。

願い事-ポックリ御陀仏。知らずに御陀仏。知らないうちに死んでいた、ってえのがいいなあ。

《昨日はブログ「随筆筆写」に23人の方が訪れ、30のアクセスがあった。アクセスのトップ(アクセス3)は、

「東京-大阪、深夜高速バスに100回ぐらい乗ってわかったこと - スズキナオ」

https://zuihitsuhissha.exblog.jp/32451963/

「〈美容整形〉この神を怖れぬもの - 三島由紀夫」日本の名随筆40顔から

https://zuihitsuhissha.exblog.jp/33452359/

3位(アクセス2)は、

「生まれ変わるためには死なねばならない - 河合隼雄」 新潮文庫 こころの処方箋 から

https://zuihitsuhissha.exblog.jp/32301644/

「元素とは何か - 編者 桜井弘」元素118の新知識第2版 BLUE BACKSから

https://zuihitsuhissha.exblog.jp/33569632/

で、物質ということで

「遺伝子はダメなあなたを愛してる(内物質6篇抜書) - 福岡伸一」遺伝子はダメなあなたを愛してる 朝日文庫 から

https://zuihitsuhissha.exblog.jp/33549224/

を紐付け致しました。

余録:お絵描き作品に色を入れてみたが、ゴタゴタしてしまいなかなか難しい。かと云って花屋や花壇、梅、桜となると鉛筆だけで花を描く力量など到底ないのである。

「子規の畫ー夏目漱石」中公文庫“文章読本丸谷才一”中の引用文から

https://zuihitsuhissha.exblog.jp/32294609/

Sidenote: I tried to add color to my drawing work, but it was quite difficult because it made the drawings messy. Drawing flowers with a pencil alone is not my forte when trying to draw florists, flower beds, plums, and cherry blossoms.

*The address above is for an essay written in Japanese, which might have some relevance to my prose. Soseki's favorable discussion of Shiki's juvenile but straightforward painting is presented in this essay.

(巻四十)いまさらの風鈴を吊り老夫婦(宇多喜代子)

3月16日土曜日

(巻四十)いまさらの風鈴を吊り老夫婦(宇多喜代子)

晴れ。朝家事は洗濯、掃除機がけ、細君の綿毛布洗濯の補助。ふと、書棚の整理をしてみた。

細君がウグイスの鳴き声を聞いたと言いにきた。春だな~。

昼飯喰って、一息入れて、散歩。サクラはまだだな。猫詣でとセブンイレブンで珈琲。曳舟川のサクラはまだこんなものです。

帰宅して、キャベツと鶏肉のミルク・バター煮の鍋番を致す。

願い事-ポックリ御陀仏。知らずに御陀仏。

《昨日はブログ「随筆筆写」に26人の方が訪れ、38のアクセスがあった。アクセスのトップ(アクセス6)は、

「アジフライの正しい食べ方 - 浅田次郎」ベスト・エッセイ2023 から

https://zuihitsuhissha.exblog.jp/33365567/

2位(アクセス5)は、

「東京-大阪、深夜高速バスに100回ぐらい乗ってわかったこと - スズキナオ」

https://zuihitsuhissha.exblog.jp/32451963/

3位(アクセス3)は、

「回転寿司と財産犯 - 橋爪隆」巻頭言、法学教室2022年2月号

https://zuihitsuhissha.exblog.jp/32387538/

4位(アクセス2)は、

「大鉢 むさし野・北大路魯山人 - 白洲正子」日本の名随筆別巻9から

https://zuihitsuhissha.exblog.jp/32933297/

「詐欺幇助罪の成立が認められた事例 - 同志社大学教授十河太朗」法学教室2023年5月号から

https://zuihitsuhissha.exblog.jp/33283559/

天文学とSFアニメ - 福江純」SFアニメの科学、知恵の森文庫 から

https://zuihitsuhissha.exblog.jp/33484679/

で、“むさしの”と出たので、

「武蔵野 - 国木田独歩」文春文庫 教科書でおぼえた名文 から

https://zuihitsuhissha.exblog.jp/32298891/

を紐付け致しました。

3月14日に以下の2作品に“いいね”が入りました。

「ヒトはなぜサルから進化したのか - 河合雅雄」日本の名随筆別巻90人間 から

https://zuihitsuhissha.exblog.jp/33709420/

「六十五歳以上はきっと悲しいと思う - 北方謙三」生きるための辞書から

https://zuihitsuhissha.exblog.jp/32385450/

余録:患者に安心感と温かみを与える町医者の鑑のようなN先生のところへ2ヶ月の一度の血圧検診に伺った。尊大なところはなく、話は聞いてくれるし、貧乏人の懐具合まで斟酌してくれるようなところがある。

「三十人の「きせきの人」たち - 矢吹清人」03年版ベスト・エッセイ集 から

https://zuihitsuhissha.exblog.jp/32647679/

Sidenote: I went to Dr. N, who is like a paragon of town doctor or local G.P., giving his patients a sense of security and warmth, for a blood pressure checkup once every two months. He doesn’t wear the air of arrogance at all, and he listens to what his patients want to be listened to and even seemingly shares concerns over the pockets the not-very-wealthy people worry.

*The address above is for an essay written in Japanese, which might have some relevance to my prose. This essay is written by the head of a hospital in a working-class community. He had provided end-of-life care to thirty elderly persons and wrote about their calm and peaceful fading in his ward.