(巻十八)いよよ年金冷し中華の辛子効く(奈良比佐子)

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4月26日木曜日

昨日、水曜日の続きでございます。

日比谷図書館で俳句収集のあと神田神保町古書店街にまわり文庫本を漁りました。
以前は神保町交差点から駿河台下の間の書店を覗いていましたが看板を下ろす店が増えてしまい最近は九段下方向に歩くようになりました(写真1)。
表通りから二三軒引っ込んだ店に入って見ますと軍事図書の専門書店のようで店先の古雑誌から書架、天井に届くまで積み上げてある古書の全てが軍事・戦史・戦記・艦船・航空機・兵器・装備品
であります。(写真2)
かと思うと若かかりし“山本陽子”さんが表紙の女性雑誌を前面出している店があったり(写真3)、洋書専門、洋書の児童書専門、芳賀書店も健在の様子でした。

買いました文庫本は以下の通りでございます。

鏑木清方随筆集-鏑木清方岩波文庫(200円)
新・大貧帳-内田百けん-福武文庫(200円)
食は広州に在り-邱永漢-中公文庫(162円)
時刻表2万キロ-宮脇俊三河出文庫(100円)

帰り際にお茶でもしょうかとテレビでも紹介されていた岩波別館のBook Cafeを覗いてみた。やたら愛想のよい店員さんに誘い込まれて店内に入るとアルコール飲料も置いてあり、日本酒の“岩波”(写真4)というのが眼に止まったので戯れにお願いした。酒に合うつまみまではなく、やむなくソーセージで一杯と致した。

誰の手にありし古書なる梅雨深し(有馬朗人)