(巻十九)にがき夢二人みるため来た部屋のベッドのわきのシャガールの馬(谷岡亜紀)

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6月27日水曜日

吉原に足を踏み入れたことはないが、湯島のホテルには何度か酸っぱい夢を見るために若い頃出入りした。
あの照明の加減というか演出はかなりモチベーションとポテンシャルを上げる。特に和室和布団の枕元の低いボンボリは宜しい。
あの雰囲気と其れなりの御婦人であれば老いたりと謂えどもこの大久保彦左衛門忠教槍をシゴキて一合戦否二合戦はつかまつらん!

声掛けて体位交換花は葉に(岩永千恵子)

さて昼間は、
朝一番で期限切れ寸前の包括評価の話があった。どうも移転価格のお裁きがわからない。
午後は親分のお供をして東京事務所の内部監査に同席いたしました。

ここのところ

「江戸の出版界 - 藤沢周平文藝春秋 刊 帰省ー未刊行エッセイ集 から

をコチコチしておりますが、本日の春画など間違えなく御条目に触れるでしょう。

以下、抜き書き:

次いで翌年の享保七年には、町奉行大岡越前守から、新版書物の取締りについての布令が出された。いわゆる御条目で、その中には好色本の類は、風俗のためにもよろしくないから、早早に改めて絶版する、権現 様(家康)のことは勿論、一体に徳川家のことを書いたものの版行は無用にする、などの条項があり、新刊ものに対する支配者の意図がどのあたりにあるかを窺わせる。
昭和五十年の現在は、田中金脈を書いてもとがめられないのは祝着だが、一方の「風俗の為にも宜しからざる儀に候間」の方は、四畳半裁判で、版元である面白半分と編集責任者である野坂昭如氏が訴えられているあたり、享保の頃からさほど進歩していない気がしないでもない。

以上

ちなみに、“御条目”がワードでもガラケイでも変換の第一候補に上がったのは驚きました。