(巻二十)寒き夜やをりをりうづく指の傷(鈴木しづ子)

イメージ 1

イメージ 2

12月9日日曜日

結局午後3時くらいまで寝ていた。二日酔いではないが飲み疲れの寝不足で体力回復に時間が係るということです。手短に云えば歳をとっただけのことです。

さて昨晩の行動ですが、参宮橋の品華亭に五時参集ということで、副管理官ほか6名で飲みました。毎年集まって飲んでいますので船に乗っていたころの昔話はとうに底を尽き、話題はどこにでもある六十代後半の前期老人の集まりの普通の話題(健康、年金、就活、社会活動、身内介護、孫、終活、墓手配など)であります。女性が二人来てくれますので場が華やぎますし、話題も広がります。

歳晩の用なき老のクラス会(藤田考成)

また、来年の12月の第2土曜日に会いましょうと約して散会しました。因みに料金4500円。

昨年は品華亭のあとション便横丁からゴールデン街と乱行して被害者を出しましたが、今年はおとなしく掛さんと二人で四谷荒木町の坊主バーに行って見ました。
土曜日の8時半ですが、店はほぼ満席状態でした(写真)。若い女性客が多いという印象です。尼僧はおりませんでした。
お酒やつまみのメニューはそれらしい仏語(ほとけご)です。冷酒とコンニャクの辛い煮物で一杯いたしました。殺生したものは出さないようです。

おひとつと熱燗つまむ薬師仏(高橋龍)

しばらくして、法衣を纏った僧侶が仏壇の前に進み、酔客には般若心経の経文のコピー(写真)が配られました。
僧侶がリードし酔客一同で読経でございます。なかなかよろしい趣向でございます。
しかし、線香の匂いが充満し、酒肴はあっさりで、その上混んでいるというわけで、居心地が悪くなり30分くらいで破門していただきました。因みに一人千六百円くらいだったかな?

信心の薄きが巡る堂の闇(服部脩一)

荒木町の路地にこんなに飲み屋がひしめいているとは存知ませんでした。そのなかに秋田料理の“竿灯”という店があったので冷やかして見ました。
生ビールを頼みシシャモと海鮮サラダで飲み、ハイボールを追加しましたが、一人二千円弱でしたから、リーズナブルです。

はらわたの卵をこぼし柳葉魚反る(三宅やよい)

掛さんとは北千住で十一時ころ分かれました。去年は怪我をされたそうですが、今年は無事に帰宅されたものと思います。

転んでもいいではないか秋の天(松浦力)