(巻二十一)何もなく死は夕焼に諸手つく(河原枇杷男)

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2月18日月曜日

今日の句はよく理解できていませんが、書き留めております。

名義の定期預金の解約に柏に出掛けた。現金の引き出しや他の名義人への送金がないのでそれほど細かな質問もなく終わりました。
店内には特殊詐欺注意のポスター、ビデオ、店内放送と小銭持ちの年寄りへの注意注意であります。

逃げていてくれし狸や狸罠(鶴丸白路)

銀行のあとは高島屋に入りました。が春秋用の帽子を買ってくれると言う。どうしても欲しいものではないが、帽子を被る習慣がついてしまったので、買って貰った。

ある日彼どつと老増す冬帽子(黒田杏子)

平日のデパートの利用者は圧倒的に高齢者であります。店員さんもまた高齢者の方々が多く活躍されています。
帽子売場の店員さんは同年輩のご婦人でこちらの“ああでもないこうでもない”という迷走帽子選びに優雅に付き合って呉れましたし、洋菓子売場の店員さんは私たちよりも歳上と見受けられました。こちらのご婦人も品の良い方でしたなあ。地下の食品売場にはとご同輩くらいの方が野菜の陳列をしていましたが、手馴れたものです。
生涯現役で社会との繋がりを持って生きているのはすばらしい。

老いて尚芸人気質秋袷(高浜虚子)

樹木希林さん、渡瀬恒彦さんなど俳優の方で仕事のあった方は皆さん倒れるまで演じ、演じられなくなれば、比較的わすがの期間療養して後、永眠されています。
舞台はちがうものの、はそのようにありたいと願うようになりました。
年齢や健康状態に適したライフ・ワーク・バランスを保ち、僅であってもワークを含めたバランスの取れた最晩節と致したい。

枯蔓となりてこの世とつながれる(和田孝子)

の昼寝の時間確保を優先し、外食はせずにサンドウィッチを買って帰宅し、紅茶を入れていただいた。

小鳥来て午後の紅茶のほしきころ(富安風生)

お昼寝は一時半から四時とたっぷりと寝ました。