2017-09-04から1日間の記事一覧

(巻十六)寒の坂つまづきたるをひとりごと(岸田稚魚)

9月3日日曜日 細君と見舞いに行ったが義母もいよいよのようだ。三桁になったところだ。 もう意識はないようで、病院に搬送することもなく御迎えを待っている。 一枚の落葉となりて昏睡す(野見山朱鳥) 細君が母と一方通行のコミュニケーションを図っている…