「伝説の雑誌『洋酒天国』(プロローグ) - 小玉武」『洋酒天国』とその時代 からいまから五十年前、昭和三十一年四月のことである。『洋酒天国』といういささか奇妙なタイトルのPR誌が産声をあげた。たまたまこの年の一月、石原慎太郎が『太陽の季節』で芥川…
(巻三十六)不器量の身とな思ひそ残り柚子(吉倉紳一) 3月19日日曜日 晴れ、花粉が多いそうだ。 俳壇が届く。 老いし身へ如何[いか]が如何がと春迫る(北原喜美恵) 原罪に余罪を重ね猫の恋(藤嶋務) を書き留めた。 “春迫る”が心情を見事に表してしていると…
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