句歌控帳「立読抜盗句歌集」
秋刀魚買ふ鋼ひかりの艶を買ふ(小林久雄)
煙なき秋刀魚の味や二十階(筆者)
水尾さん、私もこの程度です。精進いたしましょう!
北小金で前の席が空いた。190円払って、日比谷駅迄座って行くことにした。
鯊(はぜ)日和 一度に三尾掛かりけり(上田尾義博)
今晩は、プロレタリア系の旧友と久し振りの飲み会です。
プロレタリア系の飲み会ですから、それなりのファッションで行かないと、総括されてしまいます。
黒っぽい、ヨレた替え上着、首が少し解れかけた黒のトレーナー、襟が黄ばんだワイシャツ、グレーの折り目がボケたズボン、一部色落ちした靴、でまとめてみました。
「若者たち」の山本圭のイメージに近づきたい!四十年以上前の「若者たち」ですよ。
句も貧乏を扱ったもので、揃えてみました。
貧乏に追ひつかれけりけさの秋(蕪村)
貧乏に匂ひありけり立葵(小澤實)
志ん生のびんぼう自慢梅漬くる(望月秀子)
困窮の句もあるようですが、収集は貧乏どまりにしています。
浜松町の魚八という、プロレタリアの酒場で二時間飲み、老後の趣味論となった。
囲碁の有段者である初期高齢者の某はボランティアで後期高齢者の囲碁の相手をしているという。
登録しておくと、お役所から手合わせのお相手の連絡がくるそうだ。
猛者も多く、真剣勝負を楽しんでいるとのことです。
独り碁や笹に粉雪(こゆき)のつもる日に(中勘助)
断酒0日目達成
断酒に集中いたします。