(巻十三)蠅叩くには手ごろなる俳誌あり(能村登四郎)

1月29日日曜日

年会費四千円を払って前の組織のOB会に入っている。喜寿を超えると二千円になるそうである。そのOB会から“振込取扱票”と共に年に一回の会報が送られてきた。その会報の相当の部分を会員通信と言う“近況一言”コーナーが占めている。
お一方が俳句を寄せられていましたので、ご紹介いたす。

エプロンを外し加わる歌留多取り

春眠し牧舎の牛の横座り

うしろ手の背に空負い青き踏む

ユーモアとはかけ離れたご仁が“川柳等を楽しんでいます。”と書いていますが、こちらはにわかには信じがたい。昔から一言多いご仁は一人で十行も占拠して憚らないし、グダグダと社会参加の自慢をしてみたりするご仁は現役の時も“俺が俺が”であった。色々と近況が報告されているが、

永らへてみても良し悪し寝酒かな

朝日俳壇1月23日:

白金のご飯黄金の寒卵(日下光代)