(巻十八)熱燗や客の一人は吉良びいき(古谷弥太郎)

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3月2日金曜日

今日のお昼はダルタニアン君の仕切りでオフィスの昼食会となり、お洒落な運河沿いのレストランで美味しいものを頂いた。

鰡跳ねて潮の道ある旧運河(道川虹洋)

さらに嬉しいことに、どうも姐さんのおごりのようでございまして、後ろから手を合わせておりますよ!

冬晴の感謝で始む祈りの語(田川飛旅子)

何を食べようか決めてはいなかったが、フレンチフライの添えてある料理にしたかった。パスタには添えてないだろう。ステーキにはスパイシーフライがついているが二千円である。注文の時点でおごりとは分からなかったし、分かっていたとしても一番高いのを注文するわけにはいかなかったであろう。

遠慮して覗く「一力」青簾(赤尾恵以)

メニューのなかでフレンチフライのついていそうなのはサンドウィッチなのでそれにしたが、写真の通り正解であった。
美味し!サーモンサンドウィッチは普通に美味し!フレンチフライは尚美味し、キューカンバ・ピクルスは殊に美味し!満腹となる。
満腹となれば、

まぶた重き仏を見たり深き春(細見綾子)

は致し方ない。

さらに嬉しいことには、首の皮一枚がもう半年繋がった!これまた姐さんと親分がトップ・マネジメントを説き伏せくれたからに違いない。

自らは打てぬ終止符水中花(卜部藜子)

嬉しいことが重なったので浮いた昼飯代で一杯いたすことにし、青砥に回った。

秋鯖を心祝ひのありて買ふ(宮下翠舟)

ここのところ青砥の行きつけでは“マグロのたたき”と云うマグロのペーストのようなものと厚揚げに納豆を載せたつまみで呑んでいる。これまた美味し!
酎ハイ三杯と二品で1200円であるから、サンドウィッチより安い。