(巻十九)はるばると夜をまち逢ひし来しものをよそよそしくもかへしつるかな(若山喜志子)

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6月26日火曜日

にこやかに酒煮ることが女らしきつとめかわれにさびしき夕ぐれ(若山喜志子)

何かの本で牧水は三度結婚したと読んだ。最初は姦通罪で一緒にブタ箱に入った女で結局女は哀れな結末に終わったと書いてあった。二人目も結末は哀れであったと記憶している。文人の結婚顛末を手短にまとめた『この結婚ー明治大正昭和の著名人夫婦70選-林えり子(文春文庫)』を捲ってみたが若山牧水は載っていなかった。

山を見よ山に日は照る海を見よ海に日は照るいざ唇を君(若山牧水)

若山喜志子さんは何番目で不幸せにならずにすんだのだろうか?

1日7時間の睡眠が望ましいと言われている。それくらいは布団の上に横になっているが何回も目が覚めてしまうので熟睡したという爽快感がない。

長き夜のところどころを眠りけり(今井杏太郎)

ついこのあいだまでだと思うが、何時間でも爆睡できたころがなつかしい。

春眠をむさぼる若さ我にあり(鈴木清三)

さて、昼間であるが、
今どき11条を使って修理した機械の減税申請をする者はいないが、出の価格が入りの価格より大きいなんぞと云う話を聞くとやっぱしまずいよなあと思うのである。
カルネで入れてカルネで出して再度三八〇で入れて、さてどうやって出すべえか!なんぞという話も聞きたくない話であると思うのである。
猫の子が生まれたらネットに載せる。そしたら、その猫の子を頂きたいという電話をする役回りになった。そこまでやるんですかねえと思うのであるが、お受けした。

憎まるる役をふられし小春かな(伊志井寛)

*憎まれることはないが、何でお前がと不快に思われる可能性はあるなあ?

帰りは“ときわ”にした。鰯の刺身があったので喜んで戴いた。
店のテーブルに灰皿は置いてあるし、客はパラパラだから吸ってもよいのだが、いずれ吸えなくなるのだから訓練のために我慢した。我慢できた!

我慢して類句の奥に名句あり(筑紫磐井)