2016-12-27から1日間の記事一覧

「上ずみの酒 立野信之」 中公文庫 “私の酒” から

馬鹿の一つおぼえ ー という言葉がある。わたしは生来愚鈍なせいか、ややその傾向があって、飲屋とか、料理屋とか、宿屋とか、行き出すとその家にばかり行く。だから、わたしの馴染の家は、そう方々にはない。その代り馴染んだ歳月だけは、古くなってしまう…

(巻十三)犬の子の鳴くに目ざめし霜夜かな(森鴎外)

12月26日月曜日 向こう6ヶ月間の通勤手当が支給されたので定期券を購入した。雇用契約が延長されるかはっきりしないが、定期券と社会保険はやはり有難い。 定期券があるので、都内散策も気楽にできるが片道千円の交通費を掛けての散策となれば気の向く…