2022-04-11から1日間の記事一覧

巻三十二立読抜盗句歌集

巻三十二立読抜盗句歌集 素袷やそのうちわかる人の味(加藤郁乎) 居酒屋に席空くを待つ西鶴忌(岸川素粒子) 歳晩の脚立に妻の指図待つ(安居正浩) 船頭に浮巣も水の道標(江川虹村) 東北は上下に長し寝冷腹(松本勇二) 失言と一ト日気づかず餅腹(中戸川朝人) 鍵穴…

(巻三十二)一枝は薬の瓶に梅の花(正岡子規)

(巻三十二)一枝は薬の瓶に梅の花(正岡子規) 4月10日日曜日 本日の句をもって巻三十二の読み切りといたします。追って一括掲載いたします。 細君が朝日俳壇を持ってきてくれた。今日は、 春愁やあれやこれやの切れつぱし(上野景子) を書き留めた。 散歩は…