2023-09-30から1日間の記事一覧

「砂糖 - 永井荷風」作家と珈琲 から

「砂糖 - 永井荷風」作家と珈琲 から病めるが上にも年々更に新しき病を増すわたしの健康は、譬えて見れば雨の漏る古家か虫の喰った老樹の如きものであろう。雨の漏るたび壁は落ち柱は腐って行きながら古家は案外風にも吹き倒されずに立っているものである。…

(巻三十八)山は暮れ野は黄昏の薄かな(蕪村)

9月29日金曜日 (巻三十八)山は暮れ野は黄昏の薄かな(蕪村) 晴れ。昨晩は座椅子簡易ベッドで扇風機を竹夫人にして寝た。明け方竹夫人を止める。 竹夫人竹は固しと思ひつつ(後藤比奈夫) 足元で嫌よ嫌よと扇風機(拙句) 朝家事は特になし。 英聴は、 BBC Crow…