(巻三十八)山は暮れ野は黄昏の薄かな(蕪村)

9月29日金曜日

(巻三十八)山は暮れ野は黄昏の薄かな(蕪村)

晴れ。昨晩は座椅子簡易ベッドで扇風機を竹夫人にして寝た。明け方竹夫人を止める。

竹夫人竹は固しと思ひつつ(後藤比奈夫)

足元で嫌よ嫌よと扇風機(拙句)

朝家事は特になし。

英聴は、

BBC Crowd Science, How do we bebave in crowds?

https://www.bbc.co.uk/programmes/w3ct3j7v

を聴いてはみたが、前半は難しかった。

昼飯食って、一息入れて、瞑想は我慢した。

4時前から散歩。図書館で貸出し予約の棚を見て、巷の指し示す名著を探す。御託宣は『帰ってきた生協の白石さん』で、帰宅して予約を入れた(9人待ち)。

図書館前のトモちゃんは不在。笠間稲荷に回ると車の下で寝ていたコンちゃんが飛び起きて出てきた。腹が空いていると態度が全然違う。お賽銭箱に十円入れたが、賽銭箱が小さいので十円玉が中に入らない。十円玉ばかりだから賽銭泥棒も現れない。

いつもの通り都住に向かいクロちゃんの出迎えを受ける。いい写真が撮れたので皆さんにクロちゃんを紹介させていただきます。

そこから、生協に入り、猫のスナックを二袋買う。飲み屋さんへの支払いに小銭が要るので五千円を崩す。坂崎重盛氏が著作の中で千円飲んで万札出すなと垂訓されていらっしゃるが、守りたい訓である。

崩したお金を握って今日も「八起」に入る。金持ち爺さんと自転車爺さんが先客、後から競輪爺さんが入ってきた。今日はクジラでどうか?ときたのでニンニクでいただいた。旨し。(ニンニクを感づかれたが、トボケ通した。)

爺さんも八十を過ぎると本物だ。実に枯れたいい雰囲気を出す。

願い事-ポックリ御陀仏。元気で御陀仏。

枯れる前に根腐れになりそうだが、バタリと逝きたい。

「戦前の面影をたずねて - 吉村昭」文春文庫 東京の下町 から

https://zuihitsuhissha.exblog.jp/32296948/

を読み返してみた。

考える葦ともならず枯れ急ぐ(伊藤伊那男)