句歌控帳「立読抜盗句歌集」
櫛買へば簪(かんざし)が媚びる夜寒かな(渡辺水巴)
昼休みに、ラジオで知った山本夏彦をインターネットで調べてました。
「日常茶飯事」という随筆集があるようなので、帰宅途中に浜松町の本屋で探したが、ない。
老いたりとはいえ、恋歌など読みたくなり、インターネット検索のついでに万葉集のサイトを訪れた。
み空行く月の光にだだ一目相見し人の夢にし見ゆる(安都扉娘子)
本も恋人も廻り合いと思い、本屋さんに取り次ぎはお願いしなでおこう。
捨てられぬ本動かして年の暮(小島健)
帰宅すると、細君が月と星を見ろと言う。
雨戸を開け、二人で東の空を見ると満月が浮かび、その真上に木星が輝いていた。
いい歳をして、手などつないで空を見た。
寒の月手元の恋を照らしけり(潤)
断酒2日目達成
2215時就寝