句歌控帳「立読抜盗句歌集(巻七)」
それぞれに憧るる星冬芽どち(板坂寿一)
テラスでサンドイッチを食べていた、こわもてのお兄さんが雀さんに少し分け与えていた。
ここでは、蝉時雨が雀の囀ずりより大きくなってきた。
死を遠き祭りのごとく蝉しぐれ(正木ゆう子)
台風の通り道になった高知に出掛けていた息子は、高松からのフライトで成田に無事着いたようだ。
台風を無事通したる夕日かな(根岸善行)
NHKカルチャーラジオ、金曜日「私たちはどこから来たのか」
化石の発掘でルーシーほかが発見された話。
骨運がある研究者、骨運が悪い研究者という言い方があるそうだ。
骸骨や是も美人のなれの果(漱石)