(巻十)春の灯や女は持たぬのどぼとけ(日野草城)

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2月29日月曜日

モノレールの天王洲駅に雛人形が飾られていました(写真)。

桃咲かば雛に似たる人や来ん(乙州)

と言う句よりも、

明日流す雛と一夜を共にせむ(山崎十生)

の方が暗くて好きです。

細君が昼間外出したため夕食は揚げ物屋の鯵フライ、コロッケ、メンチカツを買って帰ることになりました。その揚げ物屋は一時鯵フライの販売をやめたのですがお客様の強い要望で復活したとのことでした。いかフライを見掛けなくなったけれどあるところにはあるのでしょうか?

アジフライにじゃぶとソースや麦の秋(辻桃子)


NHKラジオアーカイブスは小沢昭一氏の第二回で、小沢昭一氏の俳談をうかがうことができました。柳屋三八のちの入船亭扇橋師匠が提唱して永六輔加藤武、柳屋小三治など各氏が集まり始まった句会発足のいきさつもお話くださいました。

富士見ゆる窓は塞がず冬構(小沢昭一)