(巻十一)何もせず坐つてをりて玉の汗(島本よし絵)

5月7日土曜日

ラジオと録り貯めていたNPRを聴きながら、家事で一日をすごしました。
風呂場に二ヶ所、洗面台、台所、洗濯機置場にある排水口の掃除をいたしました。湯垢、水垢、微生物さんたちを削ぎ落としてからブラシで穴詰まり修復して、洗剤できれいきれいにする作業をいたしました。
そうしておいてから、パイプ用の洗浄剤を流し込んで終了です。

湯を落とす小さき渦の寒夜かな(村上鞆彦)


食事中に限らず、細君からよく話をうかがいますし、いい歳をした夫婦ですが会話量は多い方だと思います。
今日のお話では、幸田文の短編「仔猫」(記憶の範囲です。)が面白かった。細君はNHKラジオで高橋源一郎さんの番組をよく聴いておりまして、その中で紹介された作品のようです。

書を売つて書斎のすきし寒哉(幸田露伴)

極めて単純化すれば「だめ猫もちゃんと可愛がってあげれば良い猫になる。」というお話になってしまいますが、細君は感動したようで、話に熱が入っておりました。

二人からふたりに戻り新茶汲む(松尾肇子)