(巻十一)言い出して後には引かず古団扇(吉井よしを)

6月16日木曜日

昨晩の飲み会は座敷でした。前期高齢者の集いでしたので椅子か堀炬燵がよかったな。「座敷かよ!膝が悪いんだよな。」とか、「腹が邪魔して座れねえよ。」とか泣きが入っておりました。私も久し振りの胡座でしたので今日は尻と股関節に張を感じております。

その先はどうだつたのと春炬燵(森澤とほる)

話題は過去、現在、将来に及びましたが、先を行く方々のお話は傾聴に値するものです。
先ず、年金制度についての理解と行政サービス熟知は必須のようです。私などは、年金は納めていれば算定方式に従って頂けるものだろうという程度の理解(無理解)でしたが、年金制度の一元化や見直しで申請や届け出をしておかないと貰える年金も貰えないと注意されました。
この宴会の主賓で近々退職する方の話から察するに退職金も随分と減ったようです。退職金でローン返済を考えていた方々の中では勘定が合わなくなる方もいるかもしれません。
子離れがうまく進まず、負担となっている方もいるようです。その点については我が家も問題の顕在化が心配です。“自分の道を極めたい”はよろしいのですが、脛はすでに細り始めているのですよ。

四面楚歌なる余生もち梅雨長し(愛宕翆晃)

飲み会でのご教示を参考にして漠然とした行く末不安から制度調査や相談所訪問など実践的終活に変えることにいたします。