(巻十一)化けさうな傘かす寺のしぐれかな(蕪村)

6月28日火曜日

農水省の植物検疫ご担当に電話でご教示をいただきました。親切な対応をいただきましたのでご紹介させていただきます。

市民課に朱肉を借りる五日かな(大畑善昭)

農水省のホームページに新千歳空港でも出国旅客のための検疫カウンターを設置し、植物・動物検疫手続きを行うことにしました、という案内がプレスリリースという形で掲載されました。
既に一年前から成田、羽田、関空、福岡の四空港では行われていたのですが、そちらの案内では植物検疫の手続きしか報じられていませんでしたのでその四空港でも植物・動物の両方の検疫手続きがカウンターで行えるのか伺いました。
ご担当が離席中とのことでしたが、折り返し電話をいただけるとのことでしたので当方の電話番号を告げてました。

手を合すごとくケイタイゆつくりと閉じて返事の来ることを祈る(高野裕紀)

10分を経ずして電話があり、「両方とも手続きが行えます。」とのご回答をいただきました。

観光立国ということで、農産品・畜産品をお土産にして貰おうと取った施策ですから日本人からの質問は想定外のご様子でしたが、海外向けのメルマガ記事の取材と説明いたしました。

ただひとつ惜しみて置きし白桃のゆたけきを吾は食ひをはりけり(斎藤茂吉)

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