(巻十一)南風や化粧に洩れし耳の下(日野草城)

7月21日木曜日

今朝のプロントは四人で切り盛りしていた。昨日も四人でやっていたと思う。二人も少ないのだからてんてこ舞いになるのも尤もだ。

一人静二人静より華やげる(河合清)

歯の具合が良いと勘違いして昼にカツカレーを食べたが、粗悪な堅い肉で歯が痛んだ。完治するまではゆっくりと慎重に食事しなくては。

凩や愛の終わりのカツカレー(長谷川裕)

午後は少しお仕事がきた。解り難い条文をなんとか説明したが、解ろうとしないお客さんに営業はどう伝えるのだろうか。

烏瓜税につく嘘相似たり(川畑火川)

松山千春さんがニッポン放送で二時間番組をやっていた。FM795の語り口と変わらない。デビュー40周年だそうだ。細君と付き合い始めたころ、“松山千春の長い夜はいいね”と言ったら、次のデートのときにカセットをプレゼントしてくれた。

長き夜のところどころを眠りけり(今井杏太郎)

その後餌はくれません。

蚊帳といふ網にかかりし男かな(穂積茅愁)