(巻十一)白鳥や空には空の深轍(高野ムツオ)

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7月20日水曜日

大橋巨泉さんが亡くなられたと報じられました。
巨泉は俳号とのことですが、在庫にはございませんでした。ネットでもみつけられませんでした。

芸が身を助けずしかも好きで下手 身は立てもせで浮名のみ立つ(原武太夫盛和)

の逆でしたねえ。


細君が眼科の検診に行きまして、夕食の支度ができないとのことでした。

覗く目を逆に覗きし金魚鉢(杉本そうしゅう)

久しぶりに何か食べたいと言う心持ちにもなりましたが、貧しい育ちをいたしましたので上野駅駅中の蕎麦やでネギトロ丼(小)と蒸籠のセットに高清水冷や(写真)で1、900円が高めいっぱいの豪遊でございました。

或る高さ以下を自由に黒揚羽(永田更衣)

高清水が850円でしたが、少し取り過ぎではないですか?
お腹が空いていましたことが幸いし何でも美味しくいただけました。セットで1、050円とは言うものの蕎麦は“ひどい”という部類に属すと思いますよ。
駅ナカですから、客は来るし賃料が高いし、この程度で済ませておけばいいのでしょうけれど?

貧乏性のせいかお金を遣うと不機嫌になります。

貧乏に匂ひありけり立葵(小澤實)