(巻十二)納豆の今日は大粒夏は来ぬ(大熊万歩)

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10月2日日曜日

モスバーガー豚汁追報

今朝も駅前まで出掛ける用があり、ついでに豚汁の取材をした。
具であるが、薄い豚肉片の他に油揚げ、蒟蒻、人参、大根、牛蒡、里芋が入っている(写真)。七味も添えてくれる。しかしながら飲み物として提供されているためか具は少ない。

油揚げ一枚だけであとは秘儀(木村聡雄)

値段は290円であるからブレンドよりはやや高いが、ラテというミルク珈琲系の怪しげなものよりは安い。

駅前に出たのは香典袋を買うためだ。町内会からの五千円(袋入り)と班からの五千円(袋買い)の香典をお届けした。届け先は坂道の登り口から二軒目を曲がったお宅で両隣と比べれば新しく建て替えをした家である。表札は二枚出ているので二世帯もしくは親の同居と思われた。門扉脇に呼鈴がないので、止もう得ず門扉を開けて庭に入った。このようなこともあろうかと不審者ではないと解るように町内会から貸与されている防犯パトロールの装束を纏ってきた。玄関横の呼鈴を押すと幸い感じの良い山の手族の成れの果てかという雰囲気の老婦人が線香の匂いと共に現れた。空模様のなどを会話の間に挟みながら優雅にご挨拶をいただいた。この方の母上が亡くなったとのことであった。何となく奥様と出入りの職人というか吉岡の奥様と松五郎というか、そんな役どころとなりながらお仕事を済ませ辞した。

おぼろにて丸し佳人の言葉尻(永井潮)

朝日俳壇9月26日

罰当たり言はれて目覚む残暑かな(内山秀隆)

善人と察して停る赤蜻蛉(町田蚕子)

ほかに同じ紙面の俳句時評から大牧広の二句を書き留めた。

凩や石積むやうに薬嚥む(大牧広)

冬木立貝になりたい人ばかり(大牧広)